2013年1月24日、おしゃれなスミニャック地区にあるウェルビーイングスパにお邪魔しました。こちらのお店は、3~4時間のパッケージメニューがどれも100$以下という手軽さが人気です。今回の取材ではボディスクラブやバリニーズマッサージ、フェイシャルなど、バリスパのエッセンスが詰まった“タッチ・オブ・ウェルビーイング”を体験してきました!
ウェルビーイングスパへ・・・
ウェルビーイングスパへの取材は、実は今回が初めてです。
その姿はとってもユニークな姿をしているという噂ですが、はて、そんな建物がスミニャックにあったかな??
オベロイ通りには看板だけが出ています。
ちなみにこの通りは
ヒロチャンのあいのりバス観光ツアー・スミニャック行クタ一周ルートにも含まれています。
バス&徒歩でぶらぶら観光しながらショッピング、そしてスパの利用をお考えの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
ウェルビーイングスパは、看板の出ている地点から細い路地を80mほど入った所にありました。
奥まった住宅街の中にあるので、周囲はとても静かです。
こちらがスパの外観です!もこもことしたキノコのようで、とてもメルヘンチック。
見た瞬間に、三鷹のジブリ美術館を思い浮かべました。
エントランスではバリ風の木彫り人形がお出迎え。
7人の小人が出てきそうな雰囲気なのに、バリの伝統的な装飾が当たり前のように配されているのが微笑ましいです。
レセプション&ロビー
扉を入った所にレセプションカウンターがありました。
迎えて下さったのはフロント係のプトゥさん。
日本語を勉強中とのことで、多少の会話が通じました。
コースの体験に入る前に、今回が初取材のウェルビーイングスパをフォトツアーでご紹介します。
まるでキノコのお城のような外観通り、内部も丸みを帯びて可愛らしい雰囲気です。
カラーはやさしいグリーンで統一されているので、石造りでも寒々しい感じがしません。
腰掛けるところは細長いベンチがひとつ。目の前にあるガラスのローテーブルもひとつでした。
ロビー内には、マッサージオイルやスクラブ、それにオリジナルサロンなどを置いている販売コーナーも設けられています。
ウェルビーイングスパにはトリートメントルームにトイレがついていません。
ロビー奥のものをご利用ください。
個室が2つと洗面台が用意されています。
個室内はトイレットペーパーが完備されていて清潔ですが、かなり薄暗いので長居はしたくないな・・・という雰囲気でした。
洗面台も丸っこくて可愛いですが、モノを置くには不向きです。
実はトリートメントの後ここでお化粧直しをしようと思ったのですが、使い勝手が悪いので諦めてしまいました。
ガーデン
そして、ロビーにあるこちらの扉から外へ出ると・・・
おとぎの世界に迷い込んだようなガーデンが広がっています。
オーキッドスパやデヴィフォーチュナスパのように「伝統バリ風」がテーマのお店は必ずと言っていいほど中庭がありますが、ウェルビーイングの場合は、「純バリ風」とは言い難い何とも風変りな趣が漂っています。
ガーデンを上から見たところ。ご覧のとおり、かなりみっしりと樹木が植わっています。
木々を囲んでいるオレンジの屋根が、トリートメントルームの入った長屋です。
シングルルームから順にご紹介いたしましょう。
シングルルーム
ウェルビーイングスパのトリートメントルームは、7室のシングルルームと8室のツインルームがあります。
シングルルームのトリートメントベッドは作り付けのタイプで、石の台座の上にマットが敷かれています。
明り取り用の小さな丸窓がありますが、全体的に室内は暗めになるよう設定されています。
お部屋の面積は狭いですが、天井が高いため閉塞感はありません。
エアコンも一室ずつ設置されていて、空調は完璧です。
作り付けのバスタブも一室ずつ設けられています。
お湯を溜めるところがふたつに分かれたタイプのバスは初めて見ました。
空いている方の浴槽を、身体を洗うスペースとして使います。
ベッド脇のサイドテーブルにあるのはアメニティかと思いきや、フェイシャル用のプロダクトでした。
ゲストが自由に取って使えるブラシや綿棒などは準備がありません。
ツインルーム
こちらはツインルームです。木製のベッドが2台と、シングルルームよりも大きめのバスタブがひとつありました。
このお部屋では、身体を洗うシャワースペースはバスタブの外にあります。
サロン
ガーデンの中に建てられたガラス張りの離れがサロンです。
シャンプー台が3席、カット台が4席、ヘッド&フットマッサージチェアが2席設けられています。
こちらのサロンは新しく建て増しされた部分で、置かれている椅子や道具もピカピカしていました。
左の写真は古い方のサロンの様子。
シャンプー台が2席、カット台が4席ありました。
※写真はスパ提供
サロンではクリームバスやマニキュア・ペディキュアといった施術を行います。
VIPルーム
ロビーから階段を上がった2Fには、スタッフが“メディテーションルーム”と呼ぶVIPルームがあります。
2Fのスペースを丸々使った贅沢なお部屋!
こちらは、 スプレンダー・オブ・ハネムーン (6時間)などのロングメニューにてご利用いただけます。
お部屋の真ん中に直接置かれた2つのバスタブはインパクト大。
1Fのスタンダードルームとは違い、ピカピカの現代的なお風呂です。
VIPルームにはその他フットマッサージチェアやソファなど、ゆっくり寛ぐためのファシリティが揃っていました。
タッチ・オブ・ウェルビーイング体験開始!!
ウェルビーイングスパ館内のフォトツアーを済ませたところで、さっそくトリートメントを体験してみましょう。
本日の体験メニュー ◆タッチ・オブ・ウェルビーイング(3時間)◆
★こちらも注目⇒エスパス★ |
まずは先程のロビーで、ウェルカムドリンクのアイスレモンティーをいただきます。
おしぼりとドリンクを運んできてくれるスタッフもとてもフレンドリーでした。
アイスレモンティーは、お茶というよりもレモンジュースに近い味がしました。
こちらのスパではカウンセリングシートの記入などはないので、準備が調ったらすぐにトリートメントルームに移動します。
本日担当していただくのは、経験10年のベテラン、ポニーさん。
よろしくお願いいたします!
本日はシングルルームにてコースを体験します。
ベッドの上に用意されているサロンと紙パンツに着替え、荷物はベッド下の物入れへ。こちらに鍵はありません。
脱いだ服は壁のフックにかけることも出来ます。
ボディスクラブ
タッチ・オブ・ウェルビーイングはボディスクラブからスタートします!
あらゆるスパトリートメントはフットバスから始まるのがセオリーだと思っていた私は少し驚きました。
ちょっと物足りない気もしますが、ウェルビーイングのカジュアル価格でメインのトリートメントに手を抜かないための工夫だともいえるでしょう。
スクラブのフレイバーを尋ねると、ココナッツとの答え。
ココナッツの香りというと男性用サンオイルのように元気なイメージがありますが、こちらのココナッツフレイバーはもっと優しく、リラックスできる香りでした。
スクラブが乾いた後は、テラピストが手でポロポロと擦り落とします。
その次にくるのが、ヨーグルトパックです。
テラピストが手早く全身に塗り広げるヨーグルトは、かなりひんやりした感触でした。
これは正真正銘のヨーグルトのようで、パック中はヨーグルトを食べるときと同じ酸っぱい匂いに包まれます。
一般的なスパではスクラブの後にボディローションを塗りますが、本物のヨーグルトを使っているスパはなかなか珍しいです。
オゾンスパ
ボディスクラブの後はバスタイム。
メニュー名はオゾンスパですが、普通のフラワーバスとの違いは感じられませんでした。
代謝を高めるために、と供されるジンジャーティーをいただきながらしばらく入浴を楽しみます。
お茶請けにウェハースのお菓子もついてきます。
シングルルームはバスタブがとても小さいため、普通量の花びらでもぎっしりと水面を覆ってくれて、贅沢な気分で入浴できるのはお得ポイントですね。
この時間、テラピストはお部屋の外で待機しています。
バリニーズマッサージ
オゾンスパのあと、いよいよマッサージへ。
おそらく大多数のバリスパでは
マッサージ→スクラブ→フラワーバスの順番でコースを組んでいると思うのですが、ウェルビーイングのトリートメントでは常識を覆されてばかりです。
ベテラン・ポニーさんのマッサージは強めでした。
典型的なバリニーズマッサージで、 背中、右腕、左手、右足、左足・・・と
ひとつひとつ順番に、オイルを使い全身を揉み解します。
フェイシャル
マッサージが済むと、髪をバンドでまとめてフェイシャルがスタートします。
プロダクトは、バリ島で多くのスパが使用しているマルタ・ティラール社のBIOKOSビオコス。
アロエヴェラの香りです。
ナチュラルクレンザーでメイクや皮脂をオフして、スクラブでお肌の表面を磨きます。
スクラブは温タオルで拭き取りますが、このタオルが少しゴワゴワしているのが気になりました。
拭き取りの後はトナーでお肌を整えます。
スクラブのあとは、フェイスマッサージクリームをたっぷりつけてお顔のマッサージに入ります。
むにむにむに、と頬の肉を持って行かれるような手つきが特徴的でした。小顔になれますように!
マッサージの後はディープクレンジングマスク。このBIOKOSのマスクは過去にマンゴースパやラベンダースパでも登場しました。
マスクが乾くまでにテラピストがフラワーバスの準備などをしているスパもありますが、ウェルビーイングスパでは待ち時間中、入念なフットマッサージを受けられて満足しました。
この、乾いたマスクをぺろーんと剥がされる感覚は何度経験しても楽しいものです♪
最後に、デイリーモイスチャライザーで仕上げをして
フェイシャルは完了です。
これにて3時間のタッチ・オブ・ウェルビーイングがすべて終了しました。
テラピストが退出したあと、着替えを済ませてスパを後にします。
本日はありがとうございました!
取材を終えて・・・
とても面白いスパだった!というのが第一の感想です。
他にはない風変りな建物とトリートメントルームは、過ごしているだけで楽しい気分にさせてくれました。ファシリティは平均的なローカルスパレベルで、豪華さや機能性はないのですが、メルヘンチックな雰囲気がそれらをうまくカバーしています。
スクラブ、フラワーバス、バリニーズマッサージ・・・という順番で進むトリートメントも少し変わっていますね。オイルが身体に残ったままだと気になるという方は、最後にテラピストが退出してから、さっとシャワーを浴びて服を着るといいでしょう。
また、今回の取材で初めて撮影させていただいたVIPルーム。こちらは長時間パッケージご利用のお客様のために用意された特別室で、とても贅沢な空間でした。ウェルビーイングスパは長時間パッケージのお値段もリーズナブルなので、帰国日などにお得なVIPルーム体験をしたい方は狙い目ですよ!
もちろん、スミニャックでショッピングのついでに気軽に利用するにももってこいです。妖精が出てきそうなかわいいスパを、ぜひ訪れてみてくださいね。
※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。