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レイ ウェルネス スパでルルール スパ ビューティ 体験レポ | バリ島 スパ

2013年3月26日、レイキ・ヒーリングなどスピリチュアルな施術を受けられることで有名なレイ・ウェルネス・スパにお邪魔しました。レイキやヨガの体験できるお店、でもトリートメントルームはすべてヴィラ。一体どんなところだろう?と以前から気になっていました。今回はオイルマッサージと伝統のスクラブでお肌に磨きをかけるメニュー、ルルール・スパ・ビューティをムナコが体験してきました!

レイ・ウェルネス・スパへ・・・

今回が初めての来店となるレイ・ウェルネス。 取材の朝はサトゥ氏のバイクに二人乗りで出発しました。

バリ南部のジンバランからサヌール方面へとバイパスを北上して、ローカルの雰囲気が色濃いデンパサールエリアへと入ります。 大通りから地元の人の住宅がひしめく小路に入れば、等間隔に立てられた竹の飾り「ペンジョール」が風に揺れ、バリの祭日ガルンガンの雰囲気も満点です。

「本当にこんなローカルなところにスパがあるんですかね?」
サトゥ氏と顔を見合わせながら進むと、住宅地の中でひときわ目立つネオンイエローの塀を発見!

 

 

塀に囲まれた敷地内は、手前が駐車場。 スパのロゴが入った送迎車が待機しています。

 

 

そしてスパへは、もうひとつ扉をくぐって塀の内側へ入ります。 2人の女性スタッフが出迎えてくれました。

ロビー

中に入るとすぐ、オープンエアのロビー棟が建てられています。

 

 

レセプションデスクがひとつと4人掛けのソファコーナーが2組、ひろびろと余裕をとって置かれた空間。 竹で編まれた家具がとても涼しげでした。

ロビーのまわりはきっちりと塀に囲まれ、扉を閉めると俗世からすっかり身を隠した気分になれます。 壺の上に置かれた香炉は見たこともない形。 隠れ家の中に不思議な香りを漂わせていました。

レイ・ウェルネスを開いたレイキ・ヒーラー、ルリア女史は、ジャワにて薬草の知識も習得しています。テーブルの上には様々なハーブやスパイスがディスプレイされていました。普通のスパとはちょっと違った雰囲気に心が躍ります。

ウェルカムドリンクは甘酸っぱいハイビスカスティー。 飲みながらカウンセリングシートに記入します。 文面は日・英・中の3か国語で書かれていました。 健康状態についての問診が非常に細かいことと、今日の食事を済ませたかという質問が他のスパとは違って印象的な部分でした。

マッサージオイルのチョイスもロビーにて行います。 担当テラピストが小鉢からオイルのサンプルを採って肌の上にのせてくれました。

レイウェルネスで用意しているマッサージオイルは全部で4種類です。

グリーンティラベンダー/グリーンティレモングラス/グリーンティライム/グリーンティナツメグ

前者ふたつにリフレッシュ効果があり、後者ふたつにリラックス効果があるというテラピストの説明。
どのオイルもグリーンティとのブレンドなので、爽やかで甘すぎない香りに仕上がっていました。
ラベンダーすら、男性にもおすすめ出来そう。

スパヴィラ

カウンセリングが終わると、テラピストに導かれてトリートメントルームへと移動します。 レイ・ウェルネスには4つのお部屋があり、すべて独立したスパヴィラとなっています。

ロビーの脇にあるバリ風の扉を開け、靴を脱いで中へ・・・

 

 

内側の通路にはツルツルとした玉砂利が敷き詰められていて、裸足の足裏に心地よい刺激を与えてくれます。 その感触を楽しみながらお部屋の外側をぐるりと迂回し、入り口に着きました。

室内の4面の壁のうち、通路に面した2辺は全面がガラス張り。 グリーンに染まった日光がボイルカーテンを通していっぱいに差し込みます。 インテリアはやさしく、ナチュラルにまとめられています。 オリジナルのバティックで統一されたベッドリネンがおしゃれ!

ガラス戸と不透明なカーテンでベッドルームから仕切られたバスルームには、洗面台、トイレ、バスタブが揃っ ていました。

 

 

こちらのスペースはセミオープンエアのシャワーブースへと続いているので、外からの風が気持ちよく入ってきます。

 

ベッドルームのサイドボードには、本日のトリートメントに使われるプロダクトやミネラルウォーターが用意されています。

そのサイドボードを開けると、中はハンガーの吊るされたクローゼットとなっています。 ツインルームなのでクローゼットは左右にふたつありますが、セーフティボックスはひとつです。 スリッパは男性用・女性用が用意されていました。

 

 

 

 

本日の担当テラピストは柔らかい雰囲気のプトゥさん。 以前はレストランに勤め、レイ・ウェルネス歴は5年という彼女。 英会話と、片言の日本語が通じます。

トリートメント体験開始

 

本日の体験メニュー ◆ルルール・スパ・ビューティ◆

    • ウェルカムドリンクと冷たいおしぼり
    • フットバス
    • ボディマッサージ
    • ボディスクラブ
    • フラワーバス
    • ヘルシードリンク

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プライベートなスパヴィラでゆっくりとバリニーズトリートメントを体験できるお店といえば、ヌサドゥアの高台に建つジ・アムルタもおすすめです。ハーバービューを一望できるヴィラは、バリスパの中でも1,2を争うクオリティの高さです。日本人経営ならではのきめ細やかなサービスもポイント。

体験レポートはこちらから>>>

 

フットバス

コースはフットバスからはじまります。

 

 

トリートメントベッドの足元にあるバンブーのチェアは、腰掛けると竹の弾力がふっくら体重を受け止めてくれて座り心地抜群でした。 ウッドボウルに入ったお湯に足を浸します。

 

フットバスといえば花びらを散らすお店が多いですが、レイ・ウェルネスの施術は薬草がメインです。 足を温めるためのジンジャー、殺菌効果のあるべテルリーフ、そしてバスソルトを使います。

べテルリーフは薬効のある精油を豊富に含み、アーユルヴェーダでは媚薬、マレーシアやタイ、中国では鎮痛剤として用いられることもあるそうです。 インドネシアでは伝統的に殺菌用のハーブとして親しまれており、スーパーにはDAUN SIRIH(べテルリーフのインドネシア名)の配合された石鹸も並んでいます。

フットバスは膝下と足指の本格的なマッサージに始まり、べテルリーフを束にして足の甲やかかとを擦って終了しました。 ただ洗い流すだけのお店が多い中、しっかりとした指圧を受けると得した気分になりますね。薬草の使用もあり、これまで経験したフットバスの中で一番個性的な工程でした。

ボディマッサージ

フットバスが終わったら、仰向けにベッドに寝てボディマッサージの開始です。
スタイルはバリニーズマッサージだそうです。

 

プトゥさんは簡単な英語で小まめに「強さは大丈夫ですか?」と尋ねて丁寧な施術をしてくれました。   「お待ちください」「どうぞ」といった片言の日本語も話せます。

仰向けからうつ伏せに姿勢を変え、マッサージは続きます。 室内にはスローミュージックが流れ、外からの騒音は皆無。とてもリラックスできる雰囲気です。

マッサージオイルはロビーにてチョイスした“グリーンティナツメグ”が使われています。 スパイシーでありつつやさしい香りで、ちょっと第六感を刺激するような、不思議な香りでした。

 

マッサージを続けていると、カメラマン・サトゥ氏から 「揉んだところが赤く筋になっている」と意外な指摘。

プトゥさんの力はどちらかというと弱めで、跡なんてつきそうにないと思うのですが・・・

ポイントが的確だと身体が何か反応を出すものなのでしょうか。

今回のプトゥさんのバリニーズマッサージ、始まった時の感想は「あれ、意外と普通だな・・・」というものでした。フットバスでの手つきからすると、もっとハイレベルなテクニックが期待できそうだったからです。

ですが不思議なことに、全身を揉み解されているうちにどうしようもなく意識が朦朧としてきました。
タラガスパでも似たような経験をしましたが、ゲストを知らず知らず寝かせてしまうマッサージ。リラクゼーションで大切なのは「おお!上手い!」という驚きではなく、こういう存在感を消したテクニックなのかもしれません。

スクラブ

マッサージのあとはボディスクラブです。サンダルウッドのルルールをぬるま湯で溶いてペースト状にし、手早く肌の表面に塗りつけていきます。

バリスパでスクラブは何度か経験しましたが、レイ・ウェルネスのルルールは今までで一番粒子が細かくて軽いテクスチュアでした。 たっぷり塗られている感触はあるのに、あっという間に肌に馴染んでつけている感じが消えてしまいます。

上からサロンを軽く押し当てて水分をとり、サッサッと擦り落とします。

お店によっては垢すりのようにすごい力で擦るところもありますが、今回のタッチは本当にソフトでした。 やさしい力でも、ルルールはちいさくまとまって剥がれ落ちていきます。

過去の取材でスクラブ体験をしたときは、ルルールの滓って見た目が汚いからレポに写真を載せるの嫌だなあ・・・といつも躊躇していました。

ところがレイ・ウェルネスのルルールは滓になってもなんだか小奇麗。 しかも、テラピストが肌を完全にキレイにした上、ベッドや床に落ちたゴミもすっかり掃除してしまうので、起き上がった時にはルルールは跡形もありません。なので滓を付くのを気にすることもなく、気分よくフラワーバスに向かえます。

 フラワーバス

プトゥさんがハートのフラワーアートを作ってくれたバブルバス。 花びらは大粒でリッチな気分にさせてくれます ♪

バスタブは1人で入るには大き目ですが、2人だと少し狭そう。友達同士よりも、カップル向けという感じがしました。

脇にはシャワーキャップとバスジェル、シャンプーが備え付けられているので、外のシャワースペースで身体を洗います。

お風呂から上がると、サイドボードの天板が開いてドレッサーが用意されていました!

ドレッサーにはドライヤーとブラシ、コットンや綿棒がセットされていて自由に使えます。

トリートメント終了

テラピストは入浴前に、「ではロビーでお待ちしていますね」と退出していきます。

身支度を整えてロビーに向かい、最初に脱いだ靴もここで履きます。

ソファに腰掛け、出てくるのはヘルシードリンク。 ウェルカムドリンクと同じハイビスカスティーでしたが、今度はホットで、加糖されていません。
ストレートでも酸っぱくて美味しいですし、お好みで蜂蜜を加えて楽しむこともできます。

お茶をいただきながら最後のアンケートに記入して、レイ・ウェルネスでの体験終了です。

本日はありがとうございました!

 

 

取材を終えて・・・

 住宅街の中にひっそりと佇むレイ・ウェルネス・スパは上質な隠れ家スパ。プライベートでも訪れてみたくなりました。取材で体験してそう思えるスパは少数です。

このお店は看板メニューがレイキ・ヒーリングなのでクリニックのような場所をイメージしていましたが、4棟のスパヴィラは心から寛げる和やかな空間ですし、清潔感もばっちりです。日本人ゲストは1日に5~6人訪れるそうですが、ヴィラ同士は完全に個別で建てられているので誰にも邪魔されない贅沢時間を楽しめます。

日本語は完全に通じるわけではありませんが、カウンセリングシートは日本語表記ですし、特に不自由なくトリートメントを受けられるでしょう。オイルやスクラブなど、天然ハーブの薬効を生かしたプロダクトも質の高い使用感でした。

スピリチュアル体験やヨガに興味のない人でも、利用する価値は十分に有りです!もちろん、ここでのレイキ・ヒーリングやヨガは本当に落ち着いて、深く瞑想に沈めそうとも思えました。

日常に疲れて、“リトリート(隠遁)”とか“心身の解放”、そんなワードについ反応してしまうという方に、こっそり耳打ちしてあげたくなるお店です。

 

※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。

 

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About 体験レポート編集部

こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!