ダイビング

ブルーシーズン バリでファンダイブ in アメッド 体験レポ | バリ島 ダイビング

2013年5月14日、ブルーシーズン バリでファンダイビングを体験してきました!行先はバリ東部エリアのダイビングポイント、アメッド。ソフトコーラルが美しく、女性的な海中の景観を楽しめると評判です。また、催行会社のブルーシーズン バリはファシリティの充実度がバリ島内で1,2を争うと噂のダイビングショップです。ダイブ取材3度目のムナコと、カメラマン役クマッチが行ってきました!

まずはブルーシーズンのオフィスへ出発!

早朝、ブルーシーズンの青い送迎車がヒロチャンオフィスに現れました。最大10名が乗れるイスズ エルフ。

最後部の座席を倒せば大容量の荷室になるので、ベテランダイバーでもあるクマッチが持参したマイ器材もなんなく積み込めました。

ご自分の器材を使いたい!という方も安心してご参加いただけます。

簡単な英会話の通じるドライバー、エカさんの運転で、まずはサヌールにあるブルーシーズン・オフィスへと向かいます。

ブルーシーズン バリ オフィス

早朝の空いたバイパスを北上し、サヌールにあるブルーシーズンバリのオフィスには30分ほどで到着しました。サヌールのバイパスから小路に入り、隠れ家のように静かな場所です。

送迎者を降り、バリ風の小さな門をくぐると向こう側にはプール!
ダイビングスキルの講習用に使われるプールですが、まるでリゾートのような雰囲気があります。

到着したゲストはまず、このプールサイドにあるテーブルに案内されます。
ウェルカムドリンクはホットコーヒーまたはホットティー。

日本人ダイブマスター、ヨウコさんの説明に従って、ダイビングの参加同意書にサインします。

ブルーシーズンバリは現在3人のオーナーの共同経営で運営されており、1人が日本人、2人がイギリス人です。そのため日本語スタッフはもちろん、日本語表記の書類もバッチリです☆

今回の取材でお世話になったヨウコさんは、インストラクター歴4年、ブルーシーズン歴1年の明るいガイドさん。

ブルーシーズンには彼女の他もう1名の日本人スタッフ、そしてハイレベルな日本語を話すローカルスタッフが2名在籍しているそうです。

体験ダイブやライセンス取得コースを日本人ゲストが申し込んだ場合、これら日本語サポートが万全のスタッフが対応します。

 

器材のフィッティング

施設の大きさがバリ島最大規模というブルーシーズンですが、ひと棟をまるごと倉庫のように使った器材部屋は圧巻です。

器材専門のスタッフもいて、手入れを欠かしません。
個人の器材を持ち込んだ場合は、ダイビングトリップ終了後に敷地内の洗い場での簡単な洗浄サービスもあります。

器材はフランスのメーカー、アクアラング社製で統一されています。

前回の取材で訪れたダイブダイブダイブバリのレンタル器材、スクーバプロに負けず劣らずの有名メーカーです。ブルーシーズンはオープン15年の老舗ショップなので器材には若干古さが目立ちましたが、使用には問題ありません。

 

BCAやブーツのサイズはXSからXLまでのご用意。ウェットスーツに限っては、なんとXXXLまでストックがあります。どんなに身体の大きい人でも快適なスーツでダイビングが出来そうです。

私はブーツとBCAを試着した後、ウェットスーツはヨウコさんが背中に当ててくれてサイズ確認。
準備はサクサクと整いました!

その他のファシリティ

ブルーシーズンには、ダイビングスキルを学ぶための施設も充実しています。

左の写真は、20名ほどの団体でも学べるクラスルーム。
教材のDVDはプロジェクターで上映する大がかりな大教室です。

ダイブマスターを目指して、1~3か月の講習を受けに来るゲストもいます。取材日も、ブルーシーズンの敷地内でたくさんの受講生を見かけました。

ライセンス講習を少人数で申し込むことの多い日本人には、たいてい小規模なクラスルームが割り振られます。

定員6人ほどで、エアコンの完備された快適な教室。

テキスト、DVDはもちろん日本語でのご用意となります。

アメッドへ出発! 

準備ができたら先ほどの送迎者と同じ車に乗り込み、いよいよダイビングポイントへ向けて出発です。

料金には無制限のミネラルウォーターが含まれています。
取材班は出発直前にさっそく1本目をいただきました。

 

この日乗り合わせたのは、ブルーシーズンでダイブマスター取得コースに参加しているというインターンの方たち。

後ろの席で、インターンを率いるダイブマスターのオリさんがフリーダイビング(素潜り)のブリーフィングをしています。

英語や日本語、インドネシア語の飛び交う賑やかな道中になりました。

 

休憩ポイント

 

サヌールのオフィスからバリ東部アメッドへは約2時間の道のりですが、途中1回のトイレ休憩を挟みます。

ガソリンスタンドに併設されたトイレと売店を利用することが出来ます。

売店の中にはスナックやアイスクリーム、冷えたドリンクが売られています。
日焼け止めはあるかな?とチェックしてみましたが、棚には並んでいませんでした。
日焼けの気になる方は持参するのをお忘れなく!

トイレは男性用、女性用に分かれています。トイレットペーパーの備えはないので、こちらも持参してくださいね。

 

休憩ポイントを出発してさらに走ること1時間。

アメッドへの道のりは、バリ東部ののどかな、しかしダイナミックな景色を満喫するドライブです!

ライステラスや、野生の猿のいるポイントなど、ちょっとした自然観光を楽しめました。

アメッドのレストラン

そしてサヌールから2時間、アメッドに到着です!

駐車場で車を降り、ダイビングの拠点となるオン・ザ・ビーチのレストランは徒歩20秒。
送迎車はロックされるので、使わない荷物は車内に置いて行ってもOKとのこと。

外見はローカルチックなレストランですが、中に入ってみるとプールもあり、アットホームなリゾートムードが気に入りました。

なんといっても、このレストランのすぐ裏がビーチなので、客席で準備をしたら10歩あるけばそこがダイビングポイントです。このお手軽感はインストラクターのヨウコさんも一押し!

このレストランの使い勝手の良さは最近広まり、以前にも増して多くのダイバーを見かけるようになったそうです。取材当日も、利用客のほとんどがウェットスーツを脱いだり着たりしていました。

 

 

ダイバー用の施設として、屋外に簡易的な水シャワーが設置されています。

見た目は無骨ですが、悪臭のない点が高ポイントでした。

男女各2室のトイレ、洗面所はお店の奥にあります。洗面所は鏡付なので、ダイビング後の身支度にも便利に使えそう。

ファンダイブ1.アメッド

さて、スタッフに送迎車から器材をビーチに運んでもらい、ダイビングの準備が整いました!

体験ダイブの場合・・・

ダイバーライセンスがなくても、インストラクターと海を楽しめるのが体験ダイビング。ブルーシーズンでは、体験ダイブでもアメッドに潜ることが出来ます。

体験ダイブの場合は、潜る前にダイビングの注意事項のブリーフィング、注意事項について簡単なクイズを行います。所要時間は10分ほどです。

レストランの客席でウェットスーツを着てブーツを履きます。
脱いだ服や荷物は椅子の上に置いておきます。レストランのスタッフが見ていてくれるので安心は出来ますが、貴重品預かりサービスはありません。高価なものは持っていかないようにしましょう。

ウェットを着てビーチに降り、ヨウコさんに手伝ってもらってタンクを担ぎます。

 

 

 

足元は砂利の転がるビーチ。

ここを波打ち際まで歩いていき、エントリーします!

この日の水温は30℃で、びっくりするくらい温かかったです。
浅瀬でフィンを履き、水深が5mくらいになるまで沖に向かって泳ぎます。

深さが十分になったら潜航!水底についてすぐ、キラキラ光る帯のようなクマザサハナムロの群れに歓迎を受けました!これまでアメッドにこんな大群はいなかったとヨウコさんは言います。珍しいものを見られて幸先のいいスタートです♪

 

体験ダイブの場合・・・

水底についてまず、インストラクターと水中スキルの練習をします。マスクの中に入った水を排出するマスククリアなど、インストラクターのデモンストレーションを見たあとで実践します。

“水中庭園”などと呼ばれるほど、優美な美しさに満ちたアメッドの海底。
この日は透明度も20~28メートルと抜群でした!澄んだ水の中で、小さくてカラフルな魚たちが遊んでいます。

 

ヨウコさんは磁気式ボード持参で、海中で見かけた魚の名前や習性などを教えてくれます。

ガイドなして潜っていたら見落としてしまいそうな小さな生き物も示してもらい、ワクワク感と発見に満ちたダイビングでした!

 

人の顔よりも大きなミカズキツバメウオ。

人懐こい性格で、ダイビングの終盤、2匹が私たちを追いかけるように泳いでくれました。

餌付けされたヌサドゥアやサヌールの熱帯魚はダイバーの指をかじる勢いで群がってきますが、それとはまた違う、ふんわりとした交流に心が癒されます。

他にアメッドならではの景観といえば、こちらの猿の石像。
かつてバリ島東部に栄えていた文明の遺跡の一部・・・というわけではなく、つい半年ほど前に漁礁となるべく沈められたそうです。

石像の表面には海の生き物が定着し始めていて、魚たちも集まっています。
像のまわりをゆっくりと観覧して、1本目のダイビングは終了。

 

 

頭上を確認しつつ、ゆっくりとエキジットします。

水面休息時間&ランチタイム

 

海から上がって下ろすまでがもっとも重く感じるダイビング器材ですが、アメッドはビーチと休憩場所が近いので、体力のない私も比較的楽に上がってこられました。

タオルを借りて、軽く水分を拭き取ってからレストランに入ります。

大判で厚地で使いやすいタオルでした!

ただしこのタオルは1人に1枚なので、2本目のダイブの後もこちらを使うことになります。最初からびしょびしょにし過ぎないよう大切にしましょう。

ブルーシーズンのダイビングトリップは、もちろんランチ込み!アメッドのレストランでは10種類のメニューから選べます。

おすすめはフライドライス(ナシゴレン)やナシチャンプルといったインドネシアンメニュー。

付け合わせのサテ(鶏肉の串焼き)にかかったピーナッツソースも美味しいんです!

チキンサンドやフィッシュサンドといったウェスタンメニューもありますが、かなり量が少ないので、よほど胃袋の小さい方向けです。

DIVE2.アメッド ボートダイブ

「最近アメッドはお昼過ぎにスコールが来るので、ひょっとしたら今日も降られるかも・・・・」というヨウコさんの予想が的中し、ランチ休憩中外は土砂降りの雨となりました。

少し気温は下がりましたが、気にせずに2本目のダイブも敢行です。
1本目は浜を歩いてのビーチエントリーでしたが、2本目はジュクンというバリ式の小舟を借りてボートダイブです。

白と水色のかわいい小舟に乗り、レストランの正面からさらに左に回り込んだポイントを目指します。このあたりの海は総称して【アメッド】ポイントと言われていますが、少し座標を変えると海中の景観も変わってきます。

小舟で約5分海上を移動し、海に入ってから器具を装着します。

 

潜航してまず向かったのは、ヨウコさんおすすめの「ガーデンイールの畑」!左の写真、写っているのは海藻ではありません。

黒い線の1本1本が、海底の砂の中に住んでいるガーデンイール(和名チンアナゴ)です。

砂から体を突き出してゆらゆらしている様子が、見通しの限界まで果てしなく続いていました。

ガーデンイールのいる砂地から、サンゴ礁が塊になって群生している場所へとヨウコさんの案内で泳ぎます。

まるで誰かが意図して置いたかのようにサンゴの並ぶ海底は美術館のようです。
雨の降る海上は一面灰色に染まっていましたが、水の中のみんなは何でもないように楽しげな色。

奇抜な造形の生き物たちも次々に目に入ります。特に面白いものを見つけては、ヨウコさんが指示してくれたり、名前を教えてくれたりします。

 

 

小さな生き物を観察しているうちに時間が過ぎ、浮上の準備を始めた私たちの前に現れたのは大きなアオウミガメでした!

水中で声は出せませんが、このときみんなが心の中で「うわああああああ」と叫んでいました笑

 

興奮して寄っていく私たちを気にする風もなく、悠々と泳いでいくカメさん。
彼を見送り、ヨウコさんが浮上のためにフロートを上げました。

オレンジのフロートを目印にしてジュクンに位置を知らせ、拾ってもらいます。
梯子のないジュクンに上がるのは大変でしたが、船頭さんに手伝ってもらいなんとかクリア。
45分たっぷり楽しんだ2本目のダイブが終了しました!

レストラン前まで戻ってきたら、簡易シャワーで塩分を流して着替えます。

着替え用の個室がひとつありますが、中は薄暗いのでできる限り手早く済ませました。

床も清潔とは言えないので、汚したくない人はドア裏の釘に荷物をかけることをお勧めします!

体験ダイブの場合・・・

体験ダイブに参加したゲストには、帰る前にひとつのイベントがあります!ダイビング協会PADIによる体験ダイビングの修了証が授与されます。

(※スクーバダイバー認定証ではありません)

「アメッドは、深く潜らなくても十分に見ごたえある海中観光を満喫できる場所。潮も穏やかで、初心者に優しい。しかもレストランとビーチが目と鼻の先。体験ダイビングに一押しです。」というヨウコさん。バリ島で体験ダイブをお考えの方は、ポイントをアメッドしにしてみては?

再びサヌールへ

身支度が済んだら、送迎車に乗り込んでサヌールのブルーシーズンオフィスに向かいます。
片道2時間をかけてサヌールについた頃には、あたりは暗くなっていました。

朝と同じ席でログブックの記入。ヨウコさんは日本語の海洋生物図鑑を持ち出して、今日出会った生き物について丁寧に教えてくれます。海中観光がまだ続いているように、楽しく記録をつけられました。

オフィスでの手続きは、1日のツアー行程の書かれたダイブロスターにサインして終了。
ヨウコさんや他のスタッフの方々に見送られ、ブルーシーズンを後にしました。
本日はありがとうございました!

 取材を終えて・・・

サヌールにあるブルーシーズンを訪れて最初に驚いたのは、やはりファシリティの充実度でした。敷地内にトレーニング用のプール、大小ふたつのクラスルーム、大きな器具庫。メニューは初心者向けの短いものから、プロを目指す人のための長期コースまでとり揃えています。レンタルの器具も充実。

ここなら、どんなゲストが訪れてもダイビングに関することは何でも要望に応えてくれるでしょう。

経営陣に日本人がいることもあり、もちろん日本人向けのサービスも充実しています。

特に不安の多い体験ダイブやライセンスコースは日本語の堪能なスタッフが担当するので、安心してチャレンジしてみてください!

今回のアメッドのように長時間移動する場合には途中で休憩を入れる、個人の器具もクリーニングしてくれるなど、きめ細やかなサービスもポイントです。

しっかりとしたダイブショップを利用したいという方、至れり尽くせりがいいという方に、ぜひおすすめします。

 

 

※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。

 

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About 体験レポート編集部

こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!