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アジュナスパで1日スクール体験 取材レポ | バリ島 スパスクール

2013年12月12日、先月ヒロチャンオリジナルパッケージを作っていただいたばかりのアジュナスパに再び取材に訪れました。今回の目的はスパスクールです。すべてのスタッフが上手な日本語を操るアジュナスパでは、日本人に合った分かりやすい授業が受けられそう。3時間のレッスンと1時間の体験マッサージがセットになった1日スクール体験の様子をレポートします!
スケジュールは以下の通り。朝から始めて、夕方までにサクッと認定証がもらえるお手軽コースです。それでは行ってみましょう!

1日スクール体験のスケジュール
9:00頃 ホテルお迎え
10:00-12:00 2時間レッスン
12:00-13:00 ランチ
13:00-14:00 1時間レッスン
14:00-15:00 体験マッサージ

アジュナスパへ・・・

 

体験コースは送迎付なのでホテルからのアクセスも楽々。

朝の9時頃、日本語の通じるドライバーがお迎えに上がります!

アジュナスパの送迎車は最大7人が乗車可能で、車内はクーラーが効いていて清潔でした。

BGMにバリらしいスローミュージックが流れています。

 

オフィスから走ること約10分、アジュナヴィラ&スパはジンバランの閑静な住宅街の中に位置しています。

個人の別荘に招かれる感覚で、バリ式の細長い入り口から中へ。

敷地内にはこじんまりとした可愛いヴィラが建っています。

茅葺の母屋と離れが一棟ずつ、それにプールとガゼボがあります。

プールサイドのガゼボにて、まずはウェルカムドリンクのハーブティーをいただきました。

ハーブティーは日替わりなので、どんなフレイバーが出るかはお楽しみ。この日はジンジャー&シナモンティーでした。ハーブのつぶつぶが浮いた濃厚なお茶でとても美味しかったです!

2時間レッスン

 

1day体験コースで習得する科目はバリニーズボディマッサージまたクリームバスから選べます。

今回はバリスパトリートメントの基本中の基本、バリニーズマッサージをチョイスしました。

もうひとつの科目のクリームバスは、インドネシア伝統のヘアトリートメントです。最近は日本のサロンでも注目されていて、バリまでこれを習いに来る美容師さんも多いのだとか。

まずはテーブルについたまま、アジュナオリジナルのマッサージマニュアルの内容を確認します。

中身はマッサージの手運びを図解したイラストと日本語の説明文でした。

3時間という短いレッスン時間で習得するため、マッサージの基本となる背中を中心とした一連の技が30分に集約されていました。多くの日本人の悩みである腰痛、肩こりに効果のあるマッサージをクローズアップしているそうです。

マニュアルを確認し終わったらさっそく実技です。

レッスンを行うのは、日頃スパのゲスト用にも使われているトリートメントルームです。

アジュナヴィラには3つのゲストルームがあり、それぞれのベッドルームに隣接してトリートメントルームが設けられています。

スパレッスンを受けない同伴者がいる場合は、ヴィラのベッドルームでお昼寝してもいいですし、水着を持参してプールで泳ぐこともできます。同伴者のランチは追加料金にてご用意いたしますのでお問合せください。

ベッドルームからもうひとつ扉を入った奥のトリートメントルームで、まずはトレーニングウェアに着替えます。
アジュナスパでは、ロゴ入りTシャツとゆったりしたバティックパンツを貸し出しています。

荷物や脱いだ服はバスケットの中へ入れましょう。

バリ島のスパスクールには着替えの貸出がある店とない店がありますが、専用のトレーニングウェアを身に着けるとやはり気持ちが引き締まりますね♪

 

 

今回講師を担当してくださるのは、前回のヒロチャン・エクスプレス・レメディ取材で熟練のテクニックを披露してくれたアリットさん。

日本人生徒へのレッスンは、バリ島でトップクラスと言えるほど場数をこなしているそうです。

ちなみに、アジュナの他のセラピストに稽古をつけるのも彼女の役目です。

デモンストレーション

アジュナのレッスンは、まず先生のデモンストレーションを最初から最後まで見るところから始まります。

1日スクール体験のマニュアルにあるマッサージは、通しで行うと約30分。
先生がどんな動きをするのか間近で観察しながら、必要な部分はマニュアルにメモ書きしていきます。
バインダーはレッスン中貸してもらえます。

アリット先生はマニュアルと照らし合わせやすいように「1回、2回、3回目に指をまわして」と解説を入れたり、説明文にはない細かいポイントを示しながらデモンストレーションしてくれました。

マッサージの様子は通常のゲストにするように真剣そのもの。特に力を込める動作のときは私も釣られて力んでしまいました。

テクニックの巧拙以前に、丁寧に心を込めてマッサージすることが大切なのだと言外に教えてもらった気がしました。

マッサージを実践

 

デモンストレーションの次はいよいよ実践です。

マニュアルがあるとはいえ、いざモデルに手をかざすと「えーと、最初はどうするんだっけ・・・?」とちんぷんかんぷん。最初の1回は、先生に手取り足取り通しで動きの確認をしてもらいました。

セラピスト経験があってマッサージの型がある程度頭に入っているという人には、この段階を省略してより細かい指導が出来ます。経験者は予約時にお申し出ください。

 

ちなみに、この日モデルを務めてくれたのはセラピストのサラスさん。

彼女も日本語が上手なので、「痛くないですか?」「これだと弱すぎますか?」と力加減を確認しやすかったです。

1日スクール体験で教わるマッサージには、30分のうちに16ステップの技が含まれています。
最初はとにかく手を動かしながら、流れの中で手つきや指圧のポイントを指摘する方法で教わります。

一見単純にみえる手全体で背中に圧をかける動作も、重心を正しい位置に置くことが大切。
アリット先生は、指先に力の偏った私の間違いを見抜いて「手のひらに力を入れて」と矯正するなど、細かいところまで見てくれました。

モデルの骨格をきちんと意識してツボを押さえることも重要です。

ツボからずれた位置に指を置いていた時は、「背骨の横です」と手を取って教えていただきました。

 

「指の腹を使って」「U字にマッサージして」など、日本人が分かりやすい日本語で表現してくれる点もアリット先生の指導のいいところです。

耳慣れた言い方だと、どんな風に手を動かせばいいかアドバイスがすっと心に入ってきます。

 

 

 

開始後約1時間、繰り返し練習してバテてきました・・・汗もかきます。

 

一緒に手を動かしながら指導してくれる先生も同じくらい運動しているはずなのに、「じゃあちょっと休憩しましょうね」と涼しい顔で外に行き、冷たいおしぼりとミネラルウォーターを用意してくれました。

プロのセラピストさんはすごいなあ・・・と頭が下がります。

ちょっと休憩してから、ふたたび練習。

だいたいの流れが出来るようになってくると、先生が「質問はありますか?」ときいてくれます。

 

30分のマッサージに対してレッスン時間が長いので、ひとつひとつの動作を確認するゆとりがたっぷりあります。

自信の無いテクニックについてもう一度お手本を見せてもらったり、反対側に立って一緒にマッサージを再現してもらったり。

先生のほうから弱点を厳しく追究されるということはないので、出来ていないと思うテクニックは自発的に何度も練習するのがおすすめです。

例えば、私が苦手なのはチョッピング。過去のスパスクール取材でも、トレーナーとの実力差をもっとも感じたテクニックです。

力加減にムラがなくなるまで何度も手刀を試している私に付き合って、先生も反対側で繰り返しお手本を見せてくれました。

習得すべき項目は多くはないので、レッスン時間の大半は地道な動作の繰り返しです。
飽きっぽい私はだんだんくじけそうになってきましたが、上手にできたとき満面の笑みで褒めてくれる先生に癒されました。

ランチ

 

午前中に2時間のレッスンを終えた後、1日スクール体験コースに含まれるランチをいただきます。

内容はインドネシア料理とロージュース。

取材日は鶏肉がゴロゴロ入ったナシゴレンに、スイカとパパイヤのジュースでした。

プールサイドのガゼボに用意してもらえるので、プライベートヴィラらしいゆったりとしたランチタイムを楽しめます。

1時間レッスン

ランチ後も1時間のレッスン時間が取られています。

合計3時間のコンパクトなスクールですが、30分間のボディマッサージを手助けなしで出来るようになりました!

 

体験マッサージ

レッスンのあとはご褒美タイム。体験マッサージは、自分が学習したのと同じメニューを先生に施術してもらいます。

習得した30分マッサージは背面上半身のみの短縮版ですが、体験マッサージはたっぷり1時間かけて下半身や頭も揉み解します。

レッスンで教わった背中や肩の部分のマッサージを先生が始めたら、力加減や手つきに意識を集中してみると良い復習になりそう。

 

最後にシャワーでオイルを洗い流して終了です。

 

修了書授与

すべてのスケジュールが終わった後、ヌガ校長からアジュナスパ認定の修了書を受け取ります。

ここまでが1日スクール体験に含まれる内容ですが、帰る前にはヴィラ内のお土産コーナーを覗いてみるのもおすすめ。
プロセラピストの養成・サポートに力を入れているアジュナスパでは、オリジナルのスパグッズを展開しています。

マッサージサロンを開きたい人のために日本規格で作られたバティックシーツや、バリ島タバナンの工房で焼いているオリジナルデザインの陶器など。

もちろん趣味でマッサージを習う人にとっても、自宅でバリスパの雰囲気を演出するのにぴったりのお土産です♪

なお帰国後にレッスン内容についての疑問や相談がある場合は、日本にあるアジュナスパの姉妹店にて受け付けてくれるそうですよ。

 

帰りもふたたび送迎車に乗ってアジュナスパを後にします。

本日はありがとうございました!

取材を終えて・・・

 

アジュナスパの1日スクール体験コースは、これまで取材した1日スパスクールの中で最もコンパクトなスケジュールでした。

到着早々、今回学習するバリニーズマッサージはトータルの所要時間30分と聞き「え?短くない?」と思ったものです。しかしいざ実技に取り掛かってみると、3時間のレッスンでモノにできるちょうどいい時間設定なのだと感じました。

バリ島には経験ゼロから気軽に体験できるスクールを開講しているスパは沢山あるので、トレーナーに手助けされながらマニュアル通りの手順をなぞれば、一応はセラピスト体験をした気分になれるでしょう。けれども、学校としての良し悪しは、お家に帰って同じことができるかどうかがポイントですよね。

30分マッサージの一連の流れを繰り返し練習し、自分ひとりで出来るようになったときは非常に達成感がありました。生徒の到達度を高めるためにトレーニングの内容を厳選したレッスンは、時間対効果を重視しているアジュナスパらしい工夫です。

レッスン・ランチ・体験マッサージを合わせて夕方までに収まっているので、バリ島での時間があまりないという人もぜひチャレンジしてくださいね。トリートメント初心者の方には確実な第一歩、経験者の方にはステップアップの手応えを持ち帰っていただけるでしょう。

 

 

※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。

 

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About 体験レポート編集部

こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!