2014年4月10日、『ウブドじゃらんじゃらん+スパ』の取材に行ってきました!こちらは、バリ島南部エリアからウブドへのシャトル送迎とスパ・トリートメントがセットになったお手軽ツアー♪シャトルの発着点となるウブドガーデンスパでは2時間または3時間のトリートメントを楽しみ、空き時間にはウブドの街を自由に散策していただけます。今回はスパ3時間コースを体験してきました!
朝8:00~8:30 ウブドガーデンスパへ出発!
取材当日、ジンバランのヒロチャンオフィスにピカピカの送迎車が迎えに来ました。
車のダッシュボードには「ウブドガーデンスパ 送迎」と日本語で大きく書かれた紙も見えるので安心です。
ウブドガーデンスパには3人のドライバーがいますが、全員が片言の日本語を話せるそうです。
当日担当してくれたドライバーのウィディさんはとりわけ、乗車の際に「頭にお気を付けください」と声をかけてくれるなど、丁寧な接客が好印象でした。
バリ南部からウブドへのドライブはちょっとした長旅です。当日の送迎車は座席の広いAPVで、ゆったりと過ごせました。
ウブドで最も華やかなストリートと言えば有名なモンキーフォレスト通りですが、それに平行して走るビスマ通りは落ち着いた雰囲気。ウブドガーデンスパはこのビスマ通りに面しています。
ロビー
『ウブドじゃらんじゃらん+スパ』ツアーは、トリートメントの前でも後でも、好きなタイミングでウブド散策に出かけることができます。トリートメントの希望開始時間は、予約時にお知らせください。
取材当日はまずトリートメントを受けるため、ウブドガーデンスパのロビーへ足を踏み入れました♪
真っ白な壁と床、カーテンが印象的なロビー内では、特に混み合っていない場合、一番広いソファ席に案内されます。
席に着くと、ウェルカムドリンクと冷たいおしぼりが運ばれます。
ウェルカムドリンクを飲みながら、カウンセリングシートに記入します。
ここで行うのはドーシャのチェック!
ドーシャとは、インド古来の生命科学アーユルヴェーダに基づいた人間のエネルギーの性質。
火(ピッタ)、カファ(風)、ヴァータ(水)の3種類に分類されます。
日本語のシートにチェックをつけていくだけで、ドーシャの判定は簡単に出来ます。
日本語ゲストリレーションのニョマンさん、記入し終えたシートを見て「カファですね」。
「どこか痛いところはありますか?」と訊かれたので、肩こりと足のむくみが気になると答えました。
カウンセリングが終わると、担当のセラピストがご挨拶。
ここから先はセラピストが案内してくれます。
この日は、ウブドガーデンスパ歴3年のラトナさんにお世話になりました。
トリートメントルーム
セラピストの案内でトリートメントルームに移動します。
ロビーのある建物のさらに奥に、細いバリ風の門が控えています。
隠れ家に入っていくようでワクワクしますね。
門の中のガーデンは熱帯植物が鬱蒼と茂り、緑の間に隠れるようにバリ伝統建築の建物が配置されているんです。
このガーデンの中にあるのはツインルームが3室にトリプルルームが1室。それぞれ独立した贅沢な造りです。
精密な装飾が彫り込まれた扉を押して中に入ると、室内のナチュラルな雰囲気に包まれます。
控えめでセンスのいいインテリアがウブドののんびりした空気に マッチしていて、寛ぎの時間が期待できそう。
標高のやや高い土地にあるウブドは、南部に比べて気温が低めです。
なのでウブドガーデンスパのトリートメントルームにはエアコンがなく、天井のファンが心地よい風を送ってくれます。
室内のアメニティはティッシュとブラシ、ヘアクリップといったシンプルな内容。
トリートメント後のお化粧直しにコットンや綿棒が必要な方は持参しましょう。
ベッドスペースの奥にあるのは、2013年に使いやすく改装されたばかりのバスルーム。
大きめの三角バスタブで、2人で入浴するのに十分な広さがありました。
洗面台、トイレもこのスペースにまとまっています。
疲れの溜まった状態でアーユルヴェーダオイルのトリートメントを受けると、代謝が急に活発になってトイレが近くなると言われています。ルーム内にすべての設備が揃っているのはとても便利です。
スパ3時間コース 体験開始
本日の体験メニュー ◆スパ3時間+ブランチ◆
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トリートメントの前に、ガウンと紙パンツに着替えます。
ウブドガーデンスパで用意しているガウンは落ち着いたバティック模様が素敵です。
お部屋にはハンガーが無いので、お洋服はトレーの上に畳んでおくか、フックに掛けることになります。
私の脱いだ服が載ったトレーをラトナさんが棚に運び、上にちょこんとプルメリアの花を飾ってくれました。粋ですね。
貴重品がある場合は、ロビーの鍵付きロッカーが使用できます。
トリートメントルームに移動する前にゲストリレーションから案内があるので、大事なものは入れていきましょう。
タラソフットバス
コースはフットバスからはじまります。
フットバス用のボウルと椅子はお部屋の前のポーチに据えられており、ガーデンを眺めながらのんびりと足を洗ってもらいます。
ボウルは大きめで、足のサイズが大きい人も窮屈な思いをせずに済みそう。
ソープや軽石は使わず、たっぷりの花びらとお湯で足を漱ぐフットバスでした。
まるでトリートメント前の清めの儀式のようで、「これから至れり尽くせりでスパだー!」と気持ちが弾みます。
バリニーズマッサージ
フットバスの後はベッドで横になり、バリニーズマッサージのスタートです。
マッサージに使用するのは先ほどのカウンセリングで選んだ自分のドーシャオイルです。
ドーシャのバランスを整えることで、身体が本来備えている内側のオーラと美を磨くことが目的です。
ラトナさんは最初から強めの圧をかけながら身体をほぐしてくれました。
もちろん日本語で力加減を聞いてくれるので、強い、弱いは調整してもらえます。
こぶしを使った巧みなストロークと、ふくらはぎを強く押して老廃物を流すムーブメントが、今まで他店では意識したことのない気持ちよさでした。ゲストリレーションに伝えた「肩こり、足のむくみ」の悩みに応えてくれたのでしょう。
ホットストーンマッサージ
バリニーズマッサージでオイルを全身に馴染ませた後、ホットストーンの登場です。
温熱器から取り出されたばかりの石はアツアツで、最初に肌に触れたとき思わず「あちち!」と言ってしまいました。遠慮せず日本語で「熱いです」と伝えて、気持ちのいい温度まで冷ましてもらいましょう。
温かい石は肌の上を滑らせた後、背中・腰・手へと並びます。
じんわりと温度が伝わってきて、温泉のように身体がポカポカします。
背面が終わった後はベッドに仰向けになり、同じようにバリニーズマッサージとストーンマッサージの施術を繰り返します。
このとき登場したのは小さなホットストーン。これらは、お腹や首元のツボに並べます。
フェイシャルまたはリラクゼーション・クリームバス
ホットストーンマッサージの次の施術は、フェイシャルかリラクゼーション・クリームバスから選択可能です。
フェイシャルの場合は、トリートメントルームで横になったまま行います。
使用するプロダクトはバリスパの定番、マルタティラール社のBIOKOSです。
取材当日はリラクゼーション・クリームバスを選択したため、別室のサロンに移動しての施術でした。
シャンプー台とカット台が2組ずつの小ぢんまりとしたサロンに案内されます。
バリ伝統のヘアケアであるクリームバスにはたくさんの種類がありますが、このコースで使用するのはアボカドフレイバーのクリームバスです。
まずはシャンプー。アップルのいい香りがしました。
髪を洗い上げると鏡の前の席に移動し、クリームバスのスタートです。
クリームバスをたっぷり手に取り、頭皮をマッサージしながら刷り込んでいきます。
クリームバスをたっぷり含んだ髪をまとめあげると、こんどは肩と腕のマッサージにうつります。
腕のマッサージには、バリニーズマッサージで使ったのと同じドーシャオイルを使います。
それからマシンでスチームを当てます。
トロピカルジュースを飲みながらしばらく待ちましょう。
セラピストは少し離れて控えているので、もしスチームが熱すぎるようなことがあればすぐに呼ぶのがいいでしょう。
最後にシャンプー台でクリームバスを洗い流し、アロエヴェラのトリートメントで仕上げをします。
フラワーバス
最後は元のお部屋に帰り、フラワーバスを満喫です!
改装間もないバスタブはピカピカで広く、2人でもゆっくりと入浴できそうでした。
ノズル式のシャワーも使いやすくて好ポイントです。
お湯の調節に少しコツが要りますが、水圧十分で気持ちがよかったですよ。
バスルームに備え付けられているのはシャンプー、コンディショナー、ソープ。
シャンプーとコンディショナーはクリームバスの際に使用するのと同じものです。
フラワーバスの花びらに蟻さんが乗っているのを見かけましたが、天然の花びらを使うのでこれは仕方がないですね。
軽食
着替えてトリートメントルームから出てくると、表のテーブルに軽食が用意されていました。
メニューはナシゴレン、サラダ、トロピカルジュース、ミネラルウォーターです。
量は少なめなので、スパ前後にウブドの街であれこれ食べ歩いても平気そうです。
トリートメントルーム前のガーデンを眺めながらののんびりとした食事なので、プライベート感は抜群でした。
ガーデンは共用ですが、取材日のように他のお客さんがいなければヴィラをひとつ借り切ったような贅沢感がありますよ。
ウブドの街をじゃらんじゃらん!
ウブドガーデンスパは賑やかなウブドの中心街に近接したグッドロケーション!
スパから徒歩でJalan Jalan (お散歩)を楽しむことができるんです。
取材当日は、スパ3時間を終えた後でウブド散策に繰り出しました。スパのスタート時間は自由に選べるので、もちろん散策を先にするのも可能です。予約時にご希望をお知らせください。
ウブドガーデンスパのすぐ前を走るのはビスマ通り。
こぢんまりとしたヴィラやカフェが多く、閑静な雰囲気です。欧米系のツーリストが寛いでいる姿が目立ちますが、一角にある小学校からは地元の子供たちの元気な声も聞こえてきます。
ビスマ通りを北上するとラヤ・ウブド通りにぶつかります。
おしゃれなアイテムが満載のブティックや、ウブドらしい絵画ギャラリー、骨董ギャラリーなどが次々に現れました。
ラヤ・ウブド通りの観光スポット、プリ・ルキサン美術館までは徒歩約10分。
ウブド4大美術館の中で最も歴史の古い美術館です。
ラヤ・ウブド通りとモンキーフォレスト通りの交わる交差点までは、ゆっくりあるいて20分ほどの道のりです。
ウブド王宮とウブドマーケットが見える、ここがウブドの中心地。
散策しているツーリストがたくさんいます。
車やバイクの交通量も多いので、道を渡る際はお気を付けください!
お土産を買うなら、ウブドマーケットは外せません。
2013年にリニューアルされ、新しくきれいな建物に生まれ変わりました。
内部はありとあらゆる雑貨でぎっしりです!宝探しを楽しむように、お気に入りの一品を手に入れてくださいね。
ウブドマーケットからモンキーフォレストへと伸びる通りが、ウブドで一番有名なモンキーフォレスト通りです。
こちらも様々なブティック、雑貨店、カフェが立ち並びとても華やか。
突き当りのモンキーフォレストも、時間があればぜひ訪れたい観光スポットです。
古くから神聖な場所として土地の人々に守られてきた静かな森と寺院、悠々と歩き回る猿たちに出会えます。
19:00 ホテルへお送り
ウブド散策とスパを満喫して、ウブドガーデンスパからホテルへ19時に出発します。
帰りの送迎時間に間に合うようスパへお戻りください。
本日はありがとうございました!
取材を終えて・・・
ウブドガーデンスパは、名前の通り美しいトロピカルガーデンに囲まれたトリートメントルームが素敵でした。
オープンエアのお食事スペースまでついた伝統建築の建物を、まるまる一個自分の領域として使えるのはとても贅沢!ヴィラスパを借り切ったような感覚で使えるので、お値段としてもお得ではないでしょうか。
ウブドガーデンスパは2013年2月に日本人経営でオープンしたばかりのお店です。店舗は以前アロマトーク・カマル・ウブドという別のスパが営業していたそうですが、ウブドガーデンスパ開店の際に改装工事が行われ、全室トイレ付きになりました。雰囲気ばかりでなく、機能的にも快適です。
久々に歩いたウブドの街はますますおしゃれで楽しいお店が増え、とてもワクワクできました。ウブドに少し手も興味のある方は、ぜひこの『ウブドじゃらんじゃらん+スパ』を利用してウブドを探検してみてくださいね。
取材日は先にスパ、その後ウブド散策という順番で体験しましたが、実際に行くならばスパを最後にし、さっぱり入浴してからお帰りになるのが個人的におすすめです。
※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。