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バリ動物園 トレッキング体験レポート | バリ島 アクティビティ

2010年4月29日、この日はバリ動物園の新しいパッケージ『バリズー+トレッキング+ツリーウォーク』 を体験してきました!このパッケージは、朝一番からバリズー周辺の自然をトレッキングし、動物園に戻ってランチを取った後、園内散策とツリーウォークを楽しめるという充実の内容です。本レポートでは≪トレッキング編≫をお届け!

※ズーバックトレッキングは現在販売を終了しております

 

バリズー周辺を本気トレッキング!

このド派手な送迎車でお迎え!!遠くからでもハッキリ分かる、間違えようがないデザイン。朝からテンションが上がります!バイパスが渋滞していたため、ジンバランのオフィスからちょうど1時間で到着。

こちらの受付でチェックイン。お支払いは$、円、ルピアで払うことができ、マスターカード、ビザカードにも対応しています。
受付のすぐ横にはニンジンとフルーツのお皿が。これ、草食動物用のエサなんです!パッケージには全て、このエサプレートが含まれています。

 

カラフルが南国の鳥たちが迎えてくれました~!自由に手に乗せて写真を撮ることができます。3羽も乗るとかなり重い、そしてビビりなのでクチバシがちょっと怖いんです。

いつの間にか登場したこちらの男性スタッフ、自然と鳥を愛するトレッキングガイドのワヤンさん!今日はよろしくお願いします。

 

 

 寺院を訪れ、聖水が沸きでる川へ・・・

 

トレッキングはバリズーの駐車場からスタート!ワヤンさんは日本語は勉強中なので、英語またはインドネシア語でのガイドになります。

 

 

 

『今日のトレッキングは2時間~2.5時間くらい歩きます。途中、ヒンドゥーのお寺や聖水の泉や、ダムを訪れます』との案内に、(動物園のパッケージに 入っているトレッキングだから、きっと散歩程度なんだろう・・・)と思っていたチーム運動不足、若干の不安がよぎります。思ったよりもディープなトレッキ ングになりそう・・・気合いを入れ直して、 「行ってきまーす!!」

しょっぱなから茂みの中へ突入!茂みというより藪ですね。葉っぱをガシガシ踏みつけながら、そして蚊に刺されながら、前人未到の藪を進みます。(これは思ったよりも本格的かも・・・)

ここでワヤンさんのお話が。何でもなさそうに生えているこの長い草、実は牛や象たちの主食だそうです!象なんてこの草を一日何十キロも食べるんですよね。

数分で藪を抜けてほっと一息、動物園裏の村落に出たようです。蚊よけが必要なことを身をもって確認しつつ、車一台が通れるくらいのコンクリートの道を歩いていきます。

 

ヒンドゥー寺院見学

公園のような場所に到着、ヒンドゥー寺院を見学します。ワヤンさんの説明によると、寺院には公共のお寺、村のお寺、家の中のお寺(家族寺)、田んぼや市場 にあるお寺、という大きく分けて4種類があるそう。こちらは村のお寺で、Pura Dalem(ダラム寺院)という、バリの各村に必ずあるお寺です。

Pura Dalamにはヒンドゥーの3大神、破壊と再生をつかさどる「シワ神」が祭られています。異教徒は境内には入れませんが、入口から中を覗くことができますよ。

 

寺院の横にはこの村の人々のお墓があります。
ワヤンさんの話によると、バリでは火葬式はとてもお金がかかるため、一般の人々はこちらのお墓にいったん土葬され、数年ごとに行われる村全体の火葬式で火葬されるのを待つんだそうです。

 

寺院を出発し、ガイン川を眼下に見渡しながら茂みの中を進みます。『次はどこへ行くの?』と聞いたら、『聖水が沸く川に行きます』 と答えるワヤンさん。うーん、面白そう!!

周囲は大自然のジャングルに囲まれ、濃い空気でいっぱい!そして直射日光が容赦なく降り注ぎます。こんがり焼きたく無い方、日焼け止めや帽子は必須です!

周囲はジャングルですが、道自体はアップダウンはあまり無いので歩きやすいです。過去のシャングル・トレッキング(アユンリバー社) と比べたらぜーんぜん余裕、です!

そろそろ川に近付いてきたな・・・ という所で、こんな看板が ↑ 。なんて書いてあると思いますか??

この看板の前でワヤンさんに、 『すいませんが、今生理ではないですか?』と尋ねられましたが、もちろんセクハラではありません(^^;)

バリでは、生理中の女性が寺院や聖なる場所に立ち入る事は禁じられているんですね。看板には『生理中の女性は立ち入り禁止』と書いてあったのでした。

 

階段を下って、水の流れが聞こえる谷底へ降りて行きます。『イン○ィ・ジョーンズの冒険』みたいでワクワクしますね~~!!

 

暗いジャングルの中に流れるウォシュ川にたどり着きました。垂れ下がるシダ植物や、岩壁から流れる自然の滝が秘境度満点です!川のそばには聖水が出る泉 と、人々が生活用水に使っている湧水があり、女性たちが水を汲みに来ていました。暗くて静かなウォシュ川は神秘的な雰囲気で、普通のツアーでは訪れない場 所に来ている事を実感できます。

 

『飲んでも平気だよ。美味しいよ』 というワヤンさんお勧めの湧水をいただいてみる事に。ちょっと甘くて確かに飲めそうな味・・・。(がぶ飲みはお勧めしません)



 

 

道へ戻ったところでワヤンさんがミネラルウォーターを出してくれ、一人一本ずつ渡してくれます。
いや~直射日光度が高いので汗かきますね!これは汗ふきタオルもぜひ欲しいところです。

次はダムを目指して、再び森の小路を歩いていきます。

 

 

 

 

 

 

森を抜けると、今度は一変して明るい村道。頭に荷物を乗せた女性がのんびりと歩いています。

本日快晴のため、さっき休憩したばかりにもかかわらずすでに汗滝状態。

途中途中で、ワヤンさんがバリの風習や宗教について話をしてくれました。

 

 

 

再び森の中へ。 バリの牛とすれ違いました。

右手に先ほどのウォシュ川を見ながら、山道を上流に向かって歩いていきます。
流れ落ちる滝つぼに立ち止まったり、道脇に咲く小さな花を見ながら、自然の中を歩くのって気持ちいいですよ!

 

村に伝わる川の伝説

上流に向かってしばらく歩くと、思いがけず素敵なヴィラが現れました!!川にせり出すようなプールが素敵な、サンティ・マンディラ・ヴィラに到着です。  『ええ?』 と驚きましたが、このヴィラを通りぬけて更に上に歩いていくんですね。川のほとりに建つヴィラなんて素敵ですね~!ここがゴールで泊まれたら いいのに!と妄想が膨らみます。

Pura Subak Gede(スバック・グディ寺院)を通ります。スバックというのは、バリ島の伝統的な水利組合のこと。ここはこの地域のスバックのお寺で、稲の女神デウィ・スリや、水の神ヴィシュヌに豊饒を祈る儀礼などが行われます。

ホテルのすぐ上のこちらが、 『ダム』!!日本のダムとはだいぶ規模が違いますが、ここで水を分配し、各村や田んぼに流れる水量を調節しています。

ダム上流は、たっぷりとした水量をたたえる穏やかな流れ。

 

『ウォシュ川には面白い伝説があるんだよ・・・』 と話し始めるワヤンさん。

ここには昔から何度もダムが建設されていたのですが、川の氾濫が起こるたびに壊れてしまい、沢山の死者が出ていたそうです。

そこである時、一人の高僧が近くの寺院に籠り、「どうか人々がこれ以上苦しまないよう、ダムが壊れないようにしてください」と、一週間以上にわたって祈り を捧げました。すると、目の前に一本のクリス(短剣)が現れました。高僧がそのクリスを持ち帰り、今ダムがある辺りの川底に刺したところ、それ以降ダムが 決壊することはなくなり、人々は安全に暮らせるようになったそうです。
ちなみにこの伝説、何百年も昔の話かと思ったら、『30年くらい前の話だよ』 という事!ダムの側に建てられた記念碑を見ると、確かに「1979年」という文字が。

こんな不思議な事がたった30年前まで起こっていたバリ島・・・。”神々の島”と呼ばれる理由が分かるような、面白いストーリーでした。

 

ハイライト!田んぼの中をジャランジャラン

記念碑を通りすぎて道を進むと、いきなり目の前が開けて、一面の田んぼビュー!!!
景色の変わりようにびっくり、遠くまで広がる田んぼの広さにまたびっくりです。一面の青空と緑、この景色は感激です!

他のトレッキングは、ライステラスを見ながら舗装された道路を歩くパターンが多いんですが、ズーバック・トレッキングでは遠慮なく田んぼの中を突き進みます(笑)!人ひとりがやっと歩けるほどの、幅30センチくらいの田んぼ道を3人並んで歩いていきます。

途中、小川をジャンプできず靴が水浸しになったり、足を滑らせて田んぼの中に3回落ちたりと、楽しいハプニングに見舞われながらも、美しい自然をたっぷり 目に焼きつけることが出来ました!「ライステラスを観る」だけでなく、「ライステラスを歩く」トレッキングは、このズーバック・トレッキングが一番です ね!!

30分ほど田んぼの中を歩いた後、道路に出て「ポホンクプ」という巨大な木にたどり着きました。

足元の悪い田んぼ道、加えて3回田んぼに落ちたことにより、コニのひざ下は限界に近付いてきていますが、まだ余力を残しております・・・(´▽`)。

 

 

水を飲みがてらワヤンさんのお話を聞くと、『バロンダンスに使われるバロンやランダの仮面は、このクプの木から作られるんだ。皮はボレの材料になるんだよ』 と。

魔力ががあると言われるバロンの仮面や、伝統スパのボレ(スパイスやハーブから作られるスクラブ)の材料になるなんて、なんてユースフルな木!

 

 

舗装された平らな道を10分ほど歩き、次はジュエリー工房へ到着です。バリズー周辺の村々は、実はそれぞれ特色のある伝統芸術を持っており、銀や天然石を使ったアクセサリー作りもその一つです。

見た目はごく普通のバリの民家ですが、中に入ると・・・

 

職人さんが一品一品アクセサリーを製作中!皆さん、思わず小声になってしまう真剣な表情でお仕事されています。

こちらの方は、木に黒い天然石をはめ込んだバンクルを製作中。ここで作られたジュエリーは、ロンドンやパリのセレクトショップに卸しているそうです。この子がこれからロンドンに飛ぶなんて!!

昼が近付いて、太陽がだんだん高くなってきました。日焼け止めを塗りつつ、快晴の空の下を歩く歩く・・

 

途中、巨大タコに遭遇。
バリの子どもたちはタコ上げが大好き!この巨大タコは、タコ上げ大会用に村で作ったものでしょうか??

そろそろ馬車に乗りたくなってきました。

 

もう一点、ジュエリー工房が近くにあるということで、リクエストして寄らせてもらいました!Mutiara Graha という金銀アクセサリーの工房&ショップです。店内は奥行きがあり、アクセサリーの品揃えも中々です。購入することも出来ますが、もちろん見 学だけでも大丈夫です。

 

ひざ下が限界MAXのコニ。気が付けば、出発してから2時間20分が過ぎていました。

コンクリートの道を10分ほど歩いて、バリズーに帰還!!!

 

喜びのポーズもイマイチ決まらないほど疲れてます(笑)。髪の毛は汗でびしょびしょ、パッケージのトレッキングと甘く見ていたら、他社のトレッキングと並 ぶ充実した2.5時間となりました!この後は、ランチ、アニマルショ―、動物との記念撮影、ツリーウォークへと続きます♪

 

取材を終えて。。。

お値段の安さと、「動物園のパッケージに含まれるトレッキング」という先入観があったため、(そんなに歩かないに違いない。散歩程度のものだろう。。。)と思っていたコニ。

開始早々、藪の中に突っ込んだ時に(もしかして?)と思いましたが、まさかこんなに充実した内容の濃いトレッキングだとは思いませんでした!

見所はなんと言っても田んぼトレック!前も横も全面田んぼ、しかもバリ島は3期作のため、収穫前の青々とした田んぼがあると思えば、田植え直後の瑞瑞しい 田んぼを通りすぎたりと新鮮です。巨大タニシも多数生息しており、(昔の日本ってこんなだったの?)と思うような懐かしさも感じました。

第2の見所は、豊かな水量をたたえるウォシュ川。暗い谷底に降りて、祭礼の時にしか使わない聖水の泉を眺めたり、地元の人が代わる代わる水を汲みに来る姿 に、信仰が根付いたバリ島の日常を垣間見ることができます。川に伝わる「クリス伝説」の話もすごく興味深かったですね

留意点としては、ガイドさんは日本語がほとんど話せません。ですが、簡単な英単語が分かれば言っている事はだいたい理解できます。また、強い日差しを浴び て、たっぷり汗をかき、蚊にたくさん刺されるます。日焼け止め、帽子、蚊よけ、長そで、汗ふきタオル、着替えのシャツなどはお持ちになった方がいいと思い ます!!

この後、レストランで選べるランチからグリルチキンを頂きましたが、これが本当~~に美味しかったです!!焦げ目がついたパリパリの皮部分と、中の柔らか いお肉が、コクのある甘めのソースと絡まって絶品!こんなに美味しいとは、失礼ながらびっくりしたほど。バリズーはお食事もおすすめです。

この料金でトレッキング、ランチ、動物園入場、エサあげ体験、動物との記念写真取り放題・・・ など全て含まれていることを考えると、かなりお安い!お 得!!です!体力に自信がある方は、このトレッキングにツリーウォークが含まれた 『ズーバック・トレッキング+ツリーウォーク』 にぜひ挑戦してみてく ださい!!ツリーウォークやの様子は後半のレポートでご紹介しています。

田んぼビュー度:★★★★★ コニ的面白度:★★★☆☆ コニ的疲労度:★★★★★

※本レポートは体験時の情報に基づき作成しております。内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。また、レポート 内容には体験者の主観的な意見・感想が含まれていますが、全ての方にこれを保証するものではありませんので、あくまで参考としてご利用下さい。

 

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こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!