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自然とガチンコ勝負! パディアドベンチャー社ATVライド 体験レポート | バリ島 アクティビティ


2015年9月1日。バリ島中央部、バトゥカル山の近くにあるウォンガヤゲデ村にあるパディアドベンチャー社のATVライドの取材へ行ってきました。
のどかなフライスフィールドビューに、田んぼに沿って流れる小川を横目にのんびりとATVライドが楽しめます。急激なデコボコ道もコース内あり、リラックスとスリリングを同時に楽しめるアクティビティです。
今回の取材は2009年以来!前回と変わっている点はあるか、最新情報を調べに行ってきました!ATVは初体験の私ですので、初心者の目線でじっくりとATVライドの様子をお伝えしたいと思います。

本日の取材先、パディアドベンチャー社ATVライドの紹介!

パディアドベンチャー社はバリ島で最初にATVを始めた会社です。この近辺にいくつかATVが体験できるアクティビティ会社がありますが、スリリングなデコボコ道を体験できるコースを所有しているのはここ、パディアドベンチャー社だけです。コースは、出来るだけ村の自然の状態を保ちながら作られています。ATVのコースを実際に農家の人も使っている一面もあり、ライディング中に現地の人の様子も時たま見られます。ATVは大きなタイヤが付いた4輪車で、デコボコの道や浅い川などの上を簡単に走ることが出来ます。9キロあるコースでは、急な坂道や大きな石の上をATVで進み、村内を探索します。

【ATVライドに含まれるもの】
◆ホテル送迎
◆レストランでのランチセット(ドリンク別途)
◆9キロのATVライド
◆インストラクター
◆休憩時のミネラルウォーター
◆記念品(パディTシャツ)
◆ホットシャワー & ロッカーの利用
◆バスタオル貸出
◆保険
が含まれています。(2015年8月現在)

9:00 パディアドベンチャー社に到着!

7:00 時間通りに、ジンバランにあるヒロチャンオフィスに送迎車がきました。南部リゾートエリアからパディアドベンチャー社のATVまでは約2時間かかります。途中から道が舗装されていないデコボコ道が続き、ジャングルのような木々が茂る道を進みます。

こちらがパディーアドベンチャー社のATVライドの場所。周辺はちらほらレストランやヴィラがありますが、ほとんど人は見かけませんでした。小鳥のさえずりが響く、とても静かな場所にあります。

受付で氏名と本日のアクティビティ内容を伝えます。ATVの受付の方は笑顔のこちらの2人。日本語は出来ませんが、日本人客が多いことからとても接客に慣れています。受付をしたらATVライド参加に伴い付いて来る保険にサインをします。

保険にサインをしているとお土産のTシャツを頂きました。含まれるものに記念品と書いてありましたが、Tシャツということは知りませんでした。記念品でTシャツがもらえるのはかなり嬉しいですね。いい思い出になります。

受け付けを済ませたら、ATVライド併設のレストランへと向かいます。レストランからの眺めは最高で、果てしなく続くライスフィールドビューが遮られることなく見渡せます。

レストランではウェルカムドリンクのオレンジジュースが出されました。こちらでしばらく長距離の長旅の疲れを取りながら、ウェルカムドリンクを頂きます。

ウェルカムドリンクを飲み終え、休憩ができたらスタッフの人から準備はいいですか?と聞かれ、レストラン下にあるATVライド乗り場へ移動します。

ATV乗り場に着くと、早速着替えを済ませます。事前の情報でATVライドは全身泥だらけになると聞いていたので、半ズボンに半そでの用意をしてきました。全身が汚れることから終了後は温水シャワーが利用できます。

着替えを済ませたら、鍵付きロッカーに荷物を入れます。鍵はこのように首にぶら下げておくのがいいでしょう。山道を激しく進むATV中に鍵を落としたら見つけることは難しそうです。鍵の管理はゲストがしっかり行ってください。

サンダルはお勧めしませんという情報でしたが、長靴の貸し出しがあったのでホットしました。安全ヘルメットを着用したら準備は完了です。

ATVはシングルとタンデムの2種類があります。現在、こちらには7台のシングルATVと2台のタンデムATVがあり、一度に10名まで一緒に催行できます。シングルライドはオートマ仕様なので誰でも簡単に運転ができます。タンデムはマニュアル操作が必要なので、ギアのコントロールが必要になるそうです。今回私は簡単なシングルライドに参加します。

早速、インストラクターのワヤンさんよりATVの運転方法のレクチャーを受けます。ワヤンさんは英語とインドネシア語が話せますが、日本語は出来ないとの事です。ATVのアクセルは右ブレーキの近くにあるレバーを押します。両ハンドルのブレーキで前輪、後輪のブレーキをコントロールします。

ATV中に使うのはアクセルとブレーキのみ。ほか特別な操作はないので、説明はあっさり終わってしまいました。実際に乗ってみて、ATVのコツをつかみます。ということで、実際に練習タイムが始まります。

バリ島ではバイクの運転を毎日しているので、ATVの運転に不安はなかったのですが、曲がる際にバイクの様に体重移動をしてしまうクセがあるので、少し変な感じがしました。ATVで曲がる際は車の運転のようにハンドルを傾けて曲がります。体重を曲がりたい方向に傾けてもATVでは曲がれません。

この小さなグランドを3周くらいするとなんとなくハンドルの扱い方がわかってきました。大きなタイヤが4つ付いているATVはハンドルもなかなか重たく、スムーズにハンドルを切ることが最初は難しいです。15分ほど練習をしたら、いよいよ9キロのコースへ出発です。コースへは3名のインストラクターが同行してくれます。私1人に対し3名も一緒に行くの?と思いましたが、後ほどその理由がわかります。

コースに出て早速大きなデコボコ道が始まりました。大きな石や、雨で道がぬかるみ、大きく穴が開いたような道が出発直後から出てきます。インストラクターのワヤンさん曰く、この道を5分走っただけでリタイヤしてしまうゲストもいるそうです。大きな石にぶつかる度にハンドルが取られてしまい、運転がとても困難です。

なんとかインストラクターの人に付いていけました。するととんでもなく急な下り坂が出てきました。角度からすると50度くらいのとても急な坂です。この坂を初心者も下りないといけないかなりスパルタなコースです。

しかし、私が降りるときにはインストラクターの人がハンドル操作を手助けしてくれたので、とにかくゆっくり、ブレーキを両輪かけながら降りれました。坂の途中で砂利や石でタイヤがスリップしている時があってヒヤッとしましたが、なんとか降りれました・・・

この最初の難関となる急な坂を下りると、しばらくライスビューを眺めながらの平坦な道が続きます。

眺めも楽しみたいのですが、景色に気をとられているとタイヤが道から脱輪しそうになったりとバイクの感覚で乗らないほうがいいでしょう。思っている以上にタイヤ幅があります。

しばし、ココナッツツリーとライスフィールドの絶景を楽しみながらゆっくりドライブを楽しみます。ちなみにATVは最高40キロしか出せません。コースは時速5キロから10キロくらいのスピードで進みます。

取材当日は天気にも恵まれました!天気が良い日には、このような素晴らしい光景がATVライドで楽しめます。

始まって30分ほど経った地点で、山道の方へ入っていきます。

ここからは9キロのコースの中でもハードな道になります。道ともいえない、斜面を降りていきます。ATVのハイシーズンは12月~1月の雨季だそうで、こちらの山道も水で一杯になり、降りるというよりは滑りながら降りていくそうでなんだか面白そうです。今回は乾季の参加だったので、地面はほとんど乾いていました。

この山道は常にインストラクターの人が私の近くに立ってアシストしてくれます。タイヤが石の間にはまってしまったり、エンジンを吹かしても抜け出せないようなときに助けてくれます。このようなサポートのためにインストラクターが3名同行します。さらに、途中でATVが故障してしまったときのためにもインストラクターが対応します。

大きな段差で跳ねながら降りていくといった感じです。途中、こんなところを本当に降りるの?と思うような急斜面もありました。バイクの感覚が抜けない私は何度も足を地面に着けようとしてしまいました。が、4輪車なので、ほとんど倒れることはありません。

歩くのもやっとの場所もズイズイATVで無理やり進んでいきます。

川の中へも進んでいきます。雨季はもっと水かさが増して楽しそうなのが予想できますね。川の水が濁っていて何があるのか分からないですが、とにかく進みます。

なんどもこのようにタイヤが道を外れてしまうことがありました。大きな振動でハンドルの操作もやっとでした。インストラクターの人はそのたびにアシストして、そしてまた走って先回りをするという、なんとも大変そうです。

最後にもう一度川の中へと入っていきます。全身が濡れるという事前情報がありましたが、川では少し泥水が跳ねるくらいで、衣服が濡れてしまったということはありませんでした。

川を抜け、一番ハードといわれているコースは終わりました。すると私のチェーンが外れてしまうというアクシデントが発生。しかし、これもインストラクターの人がサクッと直して、またすぐにコースを再開できました。

しばらく走ると中間地点での休憩です。こちらではミネラルウォーターが渡されました。

休憩ポイントは絶景を望める場所もあるので、周辺を探索したい方はインストラクターの方の目の届く範囲でお楽しみください。

インストラクターのワヤンさんがサラック(バリの果物)をこの日持っていたので、分けてもらいました。フルーツはある日とない日があるそうなので、フルーツをもらえた人はラッキーですね。写真はカメラマンのサトゥ氏。インストラクターのATVに同乗し、恐ろしいほどの揺れの中撮影してくれました。

休憩は約20分ほどでまたコースに戻ります。この時点で、ATVの操作が慣れてきて、景色を見ながら余裕のある運転ができました。タイヤがはまってしまっても、ハンドルの操作で切り抜くこともできました。

山道から来た道と同じのライスフィールドの横道に戻り、ここからスタート地点へと戻ります。

何度通っても素晴らしいと思う景色で、気分がよくなるツーリング感覚を味わえます。

途中、景色の良いところで止まって記念撮影も可能です。写真を撮りたい場所でインストラクターにお知らせください。

やっと運転が慣れてきたところでゴールに戻ってきてしまいました。あと3キロくらい走りたかったです。穏やかなコースとハードなコースが両方楽しめてとても満足なATVライドとなりました。

借りた長靴が少しキツメで、靴を脱ぐことまで手伝ってくれた優しいワヤンさん。激しい急降下の道で運転しながらも携帯電話で話しをしていたツワモノです。とてもやさしい方で、質問に対し詳しく答えてくれました!コース終了後のATVはすぐさま洗車機で洗われます。

今回は全身が濡れたりもしなかったので、アクティビティ後のシャワーは必要ありませんでした。シャワーが必要な方はどうぞご利用ください。レンタルのバスタオルも無料で借りられます。

着替えが必要な方は更衣室で着替えてください。

ATVライド終了後、ランチセットを併設のレストランでお召し上がりください。本日、私達取材班しかいなかったので、ランチセットになりますが、ゲストが10名以上いる場合はランチビュッフェになります。ランチにはミネラルウォーターが付きます。その他のお飲み物は別途料金でご注文いただけます。

お腹がぺこぺこだった私は絶景を横目にしながらも、食べることだけに集中。今回のランチセットはインドネシア料理が乗ったナシチャンプル。焼き鳥、チキンの照り焼き炒め、焼きそばが乗ったシンプルなプレートでした。味付けも食べやすく、日本人観光客も抵抗なく頂けます。

おいしいランチセットを頂き、一休みしたら帰宅となります。

スタッフ全員がとてもウェルカムな対応だったATVライド、満足の内容でした~~

編集を終えて

バリ島のアクティビティは一通り体験した私からATVはサイクリングでは物足りないという人にお勧めのアクティビティです。これ本当に降りるの?という道も降りないといけないのです。しかし、インストラクターが常にサポートできるように待機しているので、いつでも助けを求めてくださいね。でも、せっかくの体験なので、少々無理をして、思い切って急降下してみたり、公道ではできないようなワイルドな運転をATVで試してみてはいかがでしょうか?平坦な道では景色を眺めながらリラックスでき、デコボコが激しい道ではストレス発散でエンジンを思いっきり吹かせる、1つのコースでいろいろと楽しめるATVライドでした!

※本レポートは取材時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。

About 体験レポート編集部

こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!