2013年1月10日、上質なココナッツを使ったオリジナルプロダクトが自慢のタラガスパにお邪魔しました。とにかくこのお店のトリートメント用オイルは使い心地抜群で、肌に付けた瞬間さらさらになるという噂。そんな魔法のようなココナッツオイルを体験しに行ってきました。
スパ到着
バリ島随一の繁華街といえばクタ。
タラガスパもそのクタエリアにありますが、
中心部から少し離れているので周囲は静かな雰囲気です。
タラガスパの建物は、まるでオブジェのような外観の3階建てビルです。
門や前庭はありませんが、エントランスの周りには小さな池やグリーンが配され、
潤いのある空間づくりがされています。
ガラスのドアを入ってすぐ正面がレセプションです。
受付の女性はこなれた日本語で挨拶してくださいました。
そしてカウンターの横に、さっそくオリジナルプロダクトを発見!
タラガスパのおすすめポイントⅠヴァージンココナッツオイルを使用したオリジナルプロダクト
南国と聞いて誰もが思い浮かべるココヤシは、バリ島中で涼しげな緑を揺らしています。ヤシの木よりも高い建物を建ててはいけないという条例もあるくらい、バリのシンボル的存在です。 そんなココヤシの恵みをふんだんに生かしたプロダクトが、タラガスパの顔である、ピュアなココナツオイル使用のマッサージオイルやスクラブたち。 本日のメニュー【アロマティックパッケージ】では、ココナッツ由来のマッサージ用オイルとボディローション、シロダーラ用オイル、ヘアトリートメントを体験します。 ★こちらも注目⇒フランジパニ★ |
ボディケアからヘアケアまでラインが揃い、スパ内のメニューすべてに使用されています。
容器はプラスチック製なので、お土産にするときも重くなくて良さそう♪
ロビー
さて、レセプションの奥にはロビーがあります。
写真のメインロビーは、赤のファブリックで統一されたシックな雰囲気が素敵。
広々としているので、観光バスでやっている団体のお客様にも十分対応できるキャパシティがあります。
この日は取材班の到着とともにアジア圏の団体さんもやってきたので、私たちは別室のプライベートロビーへと案内されました。
タラガスパでは、このような場合のためにプライベートロビーを2室用意しているそうです。
いつでも落ち着いてもてなしを受けられるのは嬉しいですね。
ウェルカムドリンクは、レモングラスの風味が爽やかなジュース。おしぼりもしっかりと冷やされていました。
ドリンクをいただきながら、カウンセリングシートに記入します。項目は日本語で書かれているので簡単でした。
続いて、3種類のオイルサンプルが登場しました。この中から、本日のバリニーズ・ウリット・マッサージに使用するオイルをチョイスします。
①心身を疲れから解放する Relaxing ラベンダー&レモン
②ロマンチック気分を盛り上げる Sensual ローズ&ジャスミン
③エナジーを高揚させる Energizing イランイラン&オレンジ
ムナコは甘い香りが大好きなので、②番のオイルを選びました。
準備が整ったら、トリートメントルームへと移動します。
トリートメントルームのある2階、3階へはスリッパに履き替えてから上がります。
こちらはシューズボックス。
スタッフの方がバスケットをひとつ抜き出してきてくれるので自分の靴を入れ、
黒いスリッパに履き替えましょう。
トリートメントルームへと案内してくださるのは、
本日のテラピスト、アリヤンニさん。
タラガスパに勤めて4年になるそうです。
本日はよろしくお願いします♪
上の階へと続く階段はナチュラルなウッドの装飾があり、まるで現代アートのよう。
非日常の空間へといざなわれて、すべてのお部屋が宝石の冠した3階フロアへやってきました。
照明が落とされた館内は雰囲気たっぷりで、
シンプルですが高級感があります。
たまに廊下に段差があると、アリヤンニさんが
「ハティハティ(気を付けてください)」と
声を掛けてくれました。
そして到着、ムナコがトリートメントをうける“ルビー”のお部屋です。
トリートメントルーム
内部は、トリートメントベッドの二つ並んだツインのお部屋でした。
キャンドルの灯りにぼんやりと浮かび上がった赤とゴールドのインテリアが素敵です。
シンプルに、スタイリッシュにまとめられたトリートメントルームには余計なものがありません。
貴重品はどこに置くのかな?と思っていると、
アリヤンニさんがベッド下のロッカーを開けて
荷物を入れてくれました。
きちんと鍵もかかります。
準備が出来たら、さっそくトリートメントパッケージを開始します!
タラガスパのおすすめポイントⅡ ヒロチャングループからご予約のお客様限定のオリジナルパッケージ ◆アロマティック パッケージ◆ フットリチュアル (5分) ★こちらも注目⇒ラベンダースパ★ |
フットリチュアル
コースのはじまりはフットリチュアルから。
ベッドの足元にはお湯の張られたボウルと、様々なプロダクトの用意されたトレイがセット済です。
ソルトやライムを時間差で投入しながら、じっくりと丁寧に足を洗っていただきました。
マッサージというほど力は込められていませんが、両のてのひらで包み込み、
しっかり、しっかりと 洗う手つきはとても気持ちよかったです。
最後には、小ぶりの実から直接注ぐココナッツウォーターで贅沢な気分に。
フットリチュアルが終わると、テラピストは一旦退室します。
その間にスパでお馴染の黒い紙パンツに着替えましょう。
なお、アロマティックパッケージには シャンプー&ブローが含まれているため、
コースの途中で部屋の外に出ます。
その際は、こちらのガウンを着用します。
リソナンシー&バリニーズ・ウリット・マッサージ
いよいよベッドに横になります。
トリートメントの開始は、神秘的なリソナンシーと共に。
うつ伏せになった頭に上に、テラピストが鳴らすなんともいえない楽器の音が降ってきます。
ただ、リラックス効果があるというその音が鳴らされた時間は意外と短かったです。少し残念。
そしてバリニーズ・ウリット・マッサージに入ります。
ここでようやく噂のココナッツオイルを味わえるとわくわくしながら待っていると・・・
まず、テラピストの手が肌に触れました。
あれ?何も付けてない乾いた手・・・?
いぶかしく思ったのも束の間、彼女マッサージを始めた途端 、手と肌の間に滑らかなオイルが生まれて、スルスルと広がったように感じました。
言われていたようにベトつきがほとんどなく、全身が薄い膜に覆われていくようでした。
バリ島でオイルマッサージを受けるのは6度目ですが、今まで体験したことのない感触でした!
マッサージの技術も秀逸です。
指先、てのひら、こぶしと、様々に手つきを変えながらほぐしてもらいました。
華奢な体型のアリヤンニさんですが、どこにこんな力が!?と驚くほどしっかりとツボを捉えます。
これまで経験したマッサージは、コリはほぐれても身体を触られていることが気になって、眠り込んでしまうことはありませんでした。
今回のマッサージはボディタッチがとても自然で、知らないうちに意識がぼんやりします。
眠れるマッサージってこういうことなんだ~とテラピストの技術に感服しながらうとうと。
バリニース・ヘッド・マッサージ
ボディのマッサージのあとはヘッドマッサージです。
こめかみや地肌、デコルテに触れる指がこれまた絶妙な力加減でした。
ヘッドマッサージをすると髪が引っ張られて痛いこともたまにありますが、今回は大丈夫でした。
すべてのマッサージが終了すると、全身のオイルをお湯で拭き取ります。
しつこさのないピュアオイルなので、シャワーを浴びなくてもこれで十分です!
拭き取り後にはジャスミン&ローズのボディローションを塗っていただきました。
このローションもココナッツオイルをベースとしたオリジナルプロダクトで、サラサラ感はもちろん生花のようにフレッシュな香りに夢心地になりました。
シロダーラ with バージン・ココナッツ・オイル
身体をきれいにした後ガウンを着て、いよいよシロダーラです。
タラガスパでは、シロダーラにも混じりけのないバージン・ココナッツ・オイルを使っています。
アーユルヴェーダ・トリートメントの中でも、シロダーラは「施術のたびに感じ方が違ってくる」と言われている
不思議なメニューです。
ムナコはバリ島に来て、一度目のシロダーラはスミニャックのプラナスパにて体験しました。
プラナスパのテラピストは器具を左右に動かしてオイルの当たる位置をコントロールしていましたが、アリヤンニさんは生え際の一点にじっとオイルを落としてくれました。
ひたすら穏やかな心地だった前回プラナスパに比べて、
今回のタラガスパのシロダーラは頭皮がムズムズする感覚でした。
上から降ってくるオイルはゆっくりとした感触なのに、頭皮と髪を伝って滴り落ちていくときはサラサラと早くなるのも独特の軽いテクスチャのためでしょうか。
シャンプー&ブロー
シロダーラの後はお部屋を出て20歩ほど歩き、シャンプー台のあるスペースへと移動します。
アリヤンニさんの指先は髪を洗うときもツボを捉えていました。
美容師にはできない、マッサージ師によるシャンプーテクニックですね。
シャンプーでオイルを流したあと、ココナッツのトリートメントで仕上げます。
このトリートメント、ココナッツの甘い香りで幸せになれました。
シャンプーを終え、軽く髪を拭いてもらってからサロンへと移動します。
このとき髪にたくさん水分が残っていて、歩くときにポタポタ水滴が落ちるのは少し気になりました。
髪を乾かすのは、こちらのサロンです。
トリートメントルームと同じ階にあり、シャンプー台からは30歩ほど 。
たった2席のちいさなお部屋ですが、モダン・バリ風のデザイン家具がとてもおしゃれで、プライベート感があります。
コチラのお部屋でコーム→ドライヤー→ブラシと、丁寧にブローしてもらいました。
7割方乾かしたところで、「もう少し乾かしますか?」と具合を確かめてくれるのもさすがです。
前回シロダーラを体験したプラナスパでは
コースにシャンプーが含まれておらず、
終了後にはシャワー室でセルフシャンプーでした。
それに比べ今回はシャンプーからブローまでテラピスト任せに出来るので、とても贅沢気分になれました☆
トリートメント終了
すべてのメニューを終え、トリートメントルームで
日本語のアンケートに記入します。
ちなみに、コース終了後どうしてもシャワーを浴びたい!という方は
各階のシャワールームを利用できます。
ただしトイレの横にシャワーノズルのある簡易なものですので、あまりおすすめはしません。
むしろ肌馴染のいいココナッツオイルを洗い流してしまうのはもったいないと思います。
ムナコはもちろんシャワーを浴びないで、 オイルのスベスベ感を持ち帰ります!
帰りは上ってきたのとは別の階段を下るので、
他のゲストとすれ違う心配はありません。
1階のメインロビーにてほのかな甘みのジンジャーティーをいただき、帰る前のひとときを過ごします。
こちらのお茶もオリジナルで、
ジンジャーにシナモン、クローブを配合した
身体のあたたまるホットドリンクでした。
あたたかく見送られ、タラガスパをあとにします。
本日はありがとうございました!
取材を終えて・・・
タラガスパといえば、何といっても高品質のココナッツオイルが有名。
「母乳と同じ成分を含むピュアココナッツオイルが、水のように肌に馴染む」という評判に多大な期待をかけて体験してきました。
オイルは肌に触れた瞬間、他との違いがはっきり分かります。バリ島にオリジナル製品を使っているスパは沢山ありますが、こんなに「良さ」が突出しているプロダクトは珍しいのではないでしょうか。期待以上の使用感でした!
テラピストの技術も確かです。ゲストを知らないうちに眠らせてしまうような、素人には出来ないテクニックがありました。簡単な日本語の接客も勉強しており、オイルやシャワーの温度について「熱いですか?」「大丈夫ですか?」と声かけをしてくれます。
館内のファシリティは基本的には簡素で、施術中に身体にかける布も白いシーツでした。ですがミラーやクッションなどの小物、そして暗い照明で上手におしゃれ感が演出されているのでお値段の割にエレガントな気分を味わえます。
最後に、繰り返し強調したいのはヴァージン・ココナッツ・オイルの優秀さです!オイルマッサージが初めての方も、何となく苦手という方も、タラガスパで体験すれば一瞬でお気に入りになるはずです。
※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。