2013年9月7日、ジンバランにあるル・マレヘディナーの取材に行ってまいりました。
ル・マレは以前同じくジンバランにあったイタリアンレストラン、アニモが移転、最近リニューアルオープンしたてのお店です。
今度のお店は大幅にパワーアップし、イタリアンだけでなく、インドネシア料理、フランス料理、和食、そして食事をしながらバリ島の伝統舞踊も見る事が出来るという事を聞き、バリ舞踊にはちょっとうるさいムナコと永遠の食べ盛りカメラマンクマッチで張り切って出発!
お店はジンバランのバイパス脇、閑静な住宅街のちょっと奥まったところにあります。
バイパスからここへ来る道はローカルなお店と住宅しかないので”本当に道合ってるのかな?”と不安になりましたが、突然豪華な建物が現れるので、すぐに見つける事が出来ました。
まだ看板は製作中でした。
レストランの様子
クマッチ、ちょっとでも明るいうちに撮影を始めようと1番乗りで到着。
まだオープン前の時間でしたが、しっかり準備が終わっていました。
30人以上のご予約がある場合のみの営業となります。
野外の芝生の上には約70席。
到着した夕方頃は蚊がいて心配だったのですが、スタッフが蚊取り線香を周りに置き始めてからはいなくなりました。
虫よけスプレーも各テーブルごとに準備されていて、結局約3時間の取材中1度も刺されることはありませんでした。
お隣には宿泊用のお部屋もあり、少しだけ見せてもらいましたが、とても綺麗で清潔でした。
プールもまだ準備中。
オープン
最初にウェルカムドリンクとしてトロピカルフルーツジュースをいただきました。
一口サイズのミニバーガーと春巻き
こちらは本日だけの特別メニューです。
ディナーコース
今回体験したディナーコースです。
全部で4品。
メインは2種類の中から選べます。
それでは順に紹介していきますね。
シーザーサラダ
チーズのソースがたっぷりからんでいて、トマトも甘くてとてもおいしかったです。
チキンスープ
見た目ほど味は濃くなく、さっぱりしていました。
シナモンが入っているとせいだと思います。
こちらはメインの1つ、ペット ディ ポッロのマッシュルームクリームソース添え
ペット ディ ポッロとは鶏の胸肉の事です。
お肉はとろけるように柔らかくソースとよくからみます。
もう1種類はオージー牛のサーロインステーキの黒胡椒ソース。
こちらはかなりしっかりとした味付けで、厚みも歯ごたえもあるステーキでした。
クリームブリュレ
さつま芋の味がほんのりするとってもクリーミーなクリームブリュレです。
バターとバジルのソースが付いたパンもいただきました。
写真ではお伝え出来ないのが残念ですが、流れている音楽のセンスがとても良かったです。
スタンダード、オールディーズ、ポピュラーの有名な曲を誰かがカバーしたアレンジで、普通に会話が出来る絶妙な音量で流れていました。
スタッフも常にお客様の事を気にして、大変気が利いています。
とても居心地の良い空間です。
エンターテイメント
夜8時を過ぎた頃からダンスショーが始まりました。
普段は水曜・土曜だけ開催されるエンターテイメントショーです。
地域のグループに属して練習をしているバリ島のダンサーたちが伝統舞踊を披露してくれます。
この子達もまだ小学生位だと思いますが、大人顔負けの指の先から目線に至るまで、集中して緊張感のあるダンスを披露してくれました。
ショーはお食事中、数回に分けて行われ、数種類の踊りを見る事ができます。
席のすぐ前で踊りを鑑賞する事が出来るので、バリ舞踊の特徴である細かな表情の変化までしっかり鑑賞できます。
美味しいお食事、伝統舞踊鑑賞、そしてオーナー(ロンボク島出身のとても優しそうな方です。)のご家族との楽しい会話。
あっという間に帰る時間になってしまいました。
編集を終えて
クマッチの感想
マングローブの森に囲まれたル・マレ。
自然豊かな背景に下は芝生、そしてとてもおしゃれな建物やオブジェ等の組み合わせがリゾート感を盛り立てていました。
心地よい音楽と、揺らめくキャンドルライトの光の中、美味しく料理をいただきました。
どこを撮っても絵になるのでとても楽しい取材になりました。
まだ準備中の場所もいくつかありますので、完成がとても楽しみです。
ムナコの感想
エレガントなコースディナーとバリニーズダンス。ちょっと意外な組み合わせを楽しめる、ル・マレの夜でした。
レストランは、静かなマングローブの森が後ろにひかえる住宅街の奥にあります。
そこだけぽっかりと芝生のガーデンが広がり、白いテーブルクロスの食卓が用意されています。
ライトアップされた会場はとてもロマンチック。カップルにも勿論おすすめですが、固すぎる雰囲気ではないのでお子様が一緒のファミリーも気軽に利用できそうです。コース料理も洋食、和食バリエーション豊かで、さまざまなニーズに対応できそう。
個人的には、ダンスステージの内容も気に入りました。演目はバリニーズダンスでお馴染みのウェルカムダンスや蝶の舞い、といった定番が数種類。他と差のつく違いはダンサーの質です!ル・マレで踊るダンサーはみんな美しい少年少女たち。舞踊衣装で着飾った姿は古代神話から抜け出してきた精霊みたいです。舞踊のテクニックもなかなかのもの。ガムランが生演奏ではない、という点を差し引いても満足度の高い名演でした。
バリ島には「お食事しながらダンス鑑賞」をコンセプトにしたレストランが無数にありますが、その中でル・マレはちょっと上位ランクのお店といえそうです。お値段そこそこできちんとしたお料理、きちんとしたサービスをお望みなら選んで損はないはずです。
※本レポートは取材時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。