2013年12月20日、今回の取材はバリ島を飛び出して離島レンボガンへ行ってきました!2013年から始動した新しいマリンスポーツ会社『LOA レンボガン・オーシャン・アドベンチャー』では、マングローブの茂る自然豊かなレンボガン島で様々なアクティビティをご提供しています。透明度の高い海でのシュノーケリングやカヤック、ビーチで受けるスパトリートメントなど、レンボガンならではの満足ツアーを体験してきました!
レンボガン島へ・・・
まずは早朝、送迎車がホテルへお迎えにあがります。
取材日のドライバーは簡単な英語が通じました。
お車は7人乗りで、清潔な車内はエアコンが効いていました。
レンボガン島へは、サヌールビーチの船着場からスピードボートに乗って出発します。
取材当日は定員30人の大きめの船に案内されました。
他のツアーのゲストと乗合で、賑やかな航行になります。
バリからレンボガンまでの所要時間はおよそ1時間です。 高速で波を切り裂いて走るスピードボートはかなり揺れるので、事前に酔い止め薬を飲んでおきましょう!
曇り空だったバリ島と一転、レンボガンのビーチは快晴でした。
絵にかいたようなエメラルドグリーンの海に白いビーチ。 ここのビーチは砂が細かくてかなり沈み込むので、気を付けて降りてくださいね。
LOA ビーチ ハウス
レンボガン島内の移動は、こちらの観光バスに乗っていきます。軽トラックの荷台部分を改造したオープンエアーで、ローカル感いっぱい。
定員は最大10名だそうですが、余裕を持って8人くらいで乗るのがちょうどに見えました。
日が差し込むので、焼けたくない方は日焼け止めをお忘れなく!
アクティビティの拠点となるLOAビーチハウスは、マングローブ林に近い静かな浜辺に建っています。
レストランを兼ねた休憩スペース、シャワー、洋式トイレなどが揃った施設です。
ロッカーも完備なので、ツアー中邪魔な荷物は安全に置いていけます。
鍵はご自身でお持ちください。
マングローブツアー
マングローブの林は、ビーチハウスのすぐ前からはじまっています。
まずは木が茂っている中に歩いていき、マングローブの生態について日本語でガイダンスを聴きます。 奇妙な形の種、ユニークな繁殖方法など、初めて聞く話も多くて興味津々。
ガイダンスのあとはボートに乗り、より水深の深いところに密集して生える林の中へ漕ぎ入れます。
その日の海のコンディションによって、進むコースは微妙に変わります。 くねくねしたタコ足の根や、木の根元にいる海の生き物を間近で観察できるエコツアー でした。
ヴィレッジツアー
干潮のため海の水位が下がっている場合は、ボートでマングローブツアーに出かけることが出来ません。
代わりにレンボガン島を一周するヴィレッジツアーに出発です。
レンボガンは小さな島ですが、内陸は意外と起伏に富んでいます。
おまけにトラックの荷台に乗っているので、 振動が直に伝わってきます。
思わず摑まる手に力が入りました。
しかしがたがた道を上り詰めた高台からは、こんな絶景も見られますよ!
他にもレンボガン島の主要産業である天草の養殖場、河口に橋が架けられているパノラマポイントなど、島内の観光スポットを巡ります。
海に囲まれたレンボガンには浜辺がたくさんありますが、中でもドリームビーチは、名前の通り夢みたいにきれいな海岸でした。
このビーチを見おろす絶景カフェがビレッジツアーの休憩所となります。
料金の目安はソフトドリンク3万ルピア(約300円)、カクテル7万5千ルピア(約750円)です。
※2013年11月現在
海と一体化しているようなプールで自由に泳ぐこともできました。
ランチ
昼食はLOAビーチハウスに戻り、インドネシア料理のビュッフェをいただきます。
取材日はインドネシア風焼きめしのナシゴレン、インドネシア風野菜炒めのチャプチャイなど、9種類が並びました。品目は少なめですが、どれも日本人の口に合う味付けで美味しくいただけました。
ただし、雨季ということもあり食卓にしょっちゅうハエが飛んでくるのは気になりました・・・
シュノーケリング
ランチを終えたら、次は海の中の観光へ!
レンボガン島は素晴らしいサンゴ礁に囲まれた絶好のシュノーケリングスポットでもあります。 伝統の小舟ジュクンに乗ってマングローブ林から離れ、手漕ぎで5分ほど沖に出ました。
このあたりは浅い海底に大小さまざまなサンゴ礁が生育しているので、シュノーケリングで簡単に竜宮城の世界を楽しむことができます。
スタッフに渡されたパンを持って海に入ると、トロピカルフィッシュが怖いくらいに集まってきますよ♪
カヤック 
LOAツアーでは、オプションで他のマリンスポーツも楽しめます。
カヤックは一人乗りの簡素なボートで、のびのび海の観光を楽しめます。
最初にインストラクターから前進、後進、曲がり方のレクチャーを受けます。
ただ乗せられていくだけのツアーボートと違い、自分の腕で操作するカヤックはなかなか楽しい♪
天草採りの漁師さんに近づいたり、マングローブのあいだを縫って進んだり・・・
運動不足の私には、腕の筋肉のエクササイズにもなりました。
カヤックは長座して乗るためひざへの直射日光が暑いです。
加えてオールからしたたる水滴でかなり濡れるので、女性なら水着にパレオのような恰好で参加するのがおすすめです。
スタンドアップパドル
マリンスポーツのオプションでは、スタンドアップパドルもご用意しています。
一見大きなサーフボードのようですが・・・
立ち上がってオールで漕ぐのが正しい乗り方!
安定感抜群で、ちょっとやそっとではバランスを崩しません。 こちらもカヤックと同じく、簡単なレクチャーを受けて簡単に乗れるようになりました。
オーガニック マングローブ スパ
マリンスポーツはそんなに興味ない・・・という人におすすめのオプションがこちら!
LOAビーチハウスでは、スパトリートメントも受けられます。その名も『オーガニック・マングローブ・スパ』。
トリートメントはオーガニックマッサージ&スクラブ、タイ式マッサージの2種類です。
施術場所はビーチハウス前のガゼボです。すぐ前にはマングローブビューが広がる、レンボガン島ならではのロケーションでした。見てください、この開放感!
ガゼボの隣にあるヴィラで着替えをし、サロンを身に着けます。ビーチハウスの施設は基本的にどこもかしこもオープンエアですが、このベッドルームだけは扉や窓がしっかり閉まるので安心です。
トイレやシャワーもこの中の施設を利用します。
オーガニックマッサージ&スクラブ
本日のセラピストはレンボガンが地元というスアルティニさん。
バリ島の老舗ホテルで働いた経験もあり、英語や日本語が少しわかります。
さっそくオーガニックマッサージ&スクラブを体験します。
まずはスパのお約束、フットバスから。
マッサージソルトを使って丁寧に足を洗ってもらいます。
オーガニックマッサージは、バリニーズマッサージをベースにしたムーブメントで、全身の筋肉をやさしく揉み解していきます。
バリの一般的なスパならオイルマッサージの時には使い捨ての紙パンツを履きますが、今回は施術場所が完全オープンなのでビキニを着たままスパを受けました。
スクラブはシーウィードとアロエヴェラから選べます。 今回私が体験したシーウィードのスクラブは、ざらざらとした繊維がはっきり感じられる荒めのテクスチャー。
一般的なスクラブは塗ってから時間をおいて乾いたところを擦り落としますが、今回のスクラブはそのまま擦り付けるだけで古い皮膚の落ちるような垢すり効果を感じました。
お肌への刺激が心配、という方はアロエヴェラをチョイスしてくださいね。
こちらは粘り気がある珍しいスクラブで、日焼け後のお肌に効果抜群です。
タイ式マッサージ
オーガニック・マングローブ・スパでは、ビーチにマットとパラソルを出してトリートメントスペースをセッティングすることもできます。
タイ式マッサージを担当してくれたのは勤務して1年というハン君。
ジャワ島出身で、ジョグジャカルタやデンパサールのお店でマッサージの修行を積んだのだとか。
タイ式マッサージはパジャマを着てノンオイルで行います。
着衣とはいえ透け感のある生地なので、やはり中は水着を着ることをおすすめします。
モデルのH子さんは世界各国の高級エステを経験済みのツワモノですが、ハン君のテクニックはそんな彼女を「もう天国♪最高♪」とめろめろにしてしまいました。
あとでハン君に手を見せてもらったら、指が反り返って手の甲につく脅威の柔らかさ。
最初は「レンボガンのビーチに来てまでタイ式マッサージ?」と奇妙に思いましたが、どうやらオーガニック・マングローブ・スパの名物メニューのようですね。
アクティビティ終了
すべてのアクティビティを終え、観光バスで港に向かいます。 レンボガンののどかな空気ともこれでお別れ・・・
再びスピードボートに乗り、サヌールに到着です。
本日はありがとうございました!
取材を終えて・・・
「10年前のバリみたいで癒される・・・」とは、レンボガン取材に同行したカメラマン・クマッチの言。
私自身はレンボガン島への本格的な上陸は初めてしたが、この島では時間の流れがバリ島よりもさらにゆっくりしているのを感じました。
LOAのレンボガンツアーでは素朴な村、豊かなマングローブの林、透き通った海など、現地の魅力をじっくり味わえるプログラムが組まれています。
マングローブツアーまたはヴィレッジツアー、ランチ、シュノーケリングが基本のパッケージ。そこにオプションで他のマリンスポーツやスパをつけることが出来ます。たとえば自然の中でのびのび過ごしたいファミリーなら、お父様とお子様はマリンスポーツ、お母様はビーチでスパ、そんな使い方もできます。
レンボガン島は豊かな大自然が魅力の反面、シャワーやトイレなどの施設面が弱いという問題がつきものでした。 その点2013年に立ち上がったばかりのLOAレンボガン・オーシャン・アドベンチャーは、日本人オーナーの指揮の元レストランやシャワールームなどの建設も一から進めているため、比較的快適なファシリティを期待できます。
レンボガン島の素朴な自然を手軽に体験できる日帰りツアー、ぜひ体験してみてくださいね。
※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。