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バリ島日の出鑑賞とランプヤン寺院でお祈りツアー 体験レポ|バリ島 観光スポット

取材班の石橋です。私達取材班は2014年2月16日に、今話題のパワースポット巡りの新しいツアーを開発するために Mudi goes to mountain社が催行する日の出鑑賞ツアーの取材に行って来ました。こちらのツアーには天空の寺院ランプヤン寺院での参拝も含まれており、自然からのエネルギーをたっぷり吸収できるツアーになっています。
ヒロチャングループではヨガとランチ、スパがセットになったランプヤン寺院のツアーもありますので、そちらも併せてご覧ください。

ツアー会社よりお迎え

 

AM2:00 ヒロチャンオフィスがあるジンバランから、日の出鑑賞をするバリ島東部カランガッセムまでは車で約3時間。

今回の取材班は毎度お馴染みのカメラマンクマッチ、そして当社のマーケティング、マルッチの最強メンバーでの取材に挑みます。

日の出スポットに到着


AM 5:00 車に揺られること3時間。まだ暗い中、日の出鑑賞スポットに到着しました。

このスポットはランプヤン寺院を過ぎ、さらに上に上った標高1,000mの山中にあります。一度行ったくらいではわからない知る人ぞ知る鑑賞スポットのようです。
※現地にはトイレはありませんので、出発前にホテルなどで済ませておきましょう


今回私達をガイドしてくれるMudiさん。この物腰柔らかそうな方が催行会社の Mudi goes to the Mountain 社の張本人です。彼はもう何度もバリ島最高峰のアグン山へ登っているという登山のプロでもあります。その他登山を中心にトレッキング、国立公園などのガイドをしています。日本語でのガイドは出来ませんが、英語でならコミュニケーションは可能です。ガイド中もずっと話し続ける事はなく、自分のペースで寺院を見て回れました。


まだ日の出までに1時間ほどありますが、車の中で仮眠を取っても構いません。この日は満月に近い日で、綺麗なお月様が顔を覗かせていました。

現地の気温は非常に寒く、サンダルだった私はとても寒い思いをしました。格好は長袖長ズボン、靴がお薦めです。

蚊もいましたので、虫よけスプレーもあるといいでしょう。


AM6:00 待つ事1時間、だんだんと周りが明るくなってきました。日の出が顔を出してきました。
この日はあいにくの空模様で、雲と雲の間から辛うじて光が見える程度・・・

本日の日の出はこちら!期待していたものと遥かにかけ離れますが、自然には文句は言えません。


Mudi さんのツアーでは折り畳みの椅子を出してくれるのが特徴。他のツアーではなかなかない嬉しい心遣いです。
その他に、コーヒーとスナックが用意されていますので、素晴らしい朝日と共にコーヒーを味わうというなんとも贅沢な体験ができます。

 

今回は素晴らしい日の出は拝めなかったもの、標高1,000mから見るバリ島を満喫できました。この日の出鑑賞は特に元旦の初日の出にお薦めでしょう。

AM 7:30 ランプヤン寺院へ

 

続いて取材班一行はランプヤン寺院でのお祈りに向かいました。日の出スポットから車で約5分で着きます。

 

※現地にはトイレはありませんので、出発前にホテルなどで済ませておきましょう


ランプヤン寺院について
ここランプヤン寺院は標高1,000mにある別名天空の寺院と呼ばれ、バリヒンズー最高神の「サンヒャンウディ」が祀られています。この寺院がある山は最も偉大なバリヒンズーの神からの光が差すと言われ、バリ島の人々から大切に守られ来た神聖な場所なのです。

 

ランプヤン寺院には腰巻のサロンと女性は腰巻にスレンダンと呼ばれる腰帯を身に付けなければ入る事は許されません。そして、女性は整理中、出産をしたばかりの方は寺院へは入れません。
催行会社から無料でサロンの貸し出しがあります。サロンと言ってもお土産店で売られているものではなく、柄や色も伝統的な地味な柄です。巻き方も色々あるようですよ。

こちらが完成形です。バリ島男性は腰にサロンとサップを巻き頭にウダンという布を頭に巻きます。かっこよく巻くのがバリ男性のファッションでもあるようです。

ランプヤン寺院の中へ

ランプヤン寺院の本堂に至るまでに沢山の階段を上ります。階段を登るにつれてど景色が変わっていく様子が見れるので、そちらに気を取られて登りの階段が辛いという感覚はありませんでした。

こちらがランプヤン寺院の本堂に至るまでの最後の階段です。石に掘られたいくつもの彫刻や石像がさらに迫力を出しています。バリヒンズー最高神が祭られる寺院にふさわしい外観です。


階段に掘られたこの竜の彫刻は私のお気に入りで、空に浮かぶ竜を連想させます。その後ろに並ぶ石像も一つ一つ表情が違い、一つずつみて回っても飽きることはありません。

ガイドの Mudi さんはこういった石像の意味を質問をすればすぐに答えてくれます。彼自身もバリヒンズーを心から信仰している人なので熱心におしえてくれるでしょう。

バリ式お祈り

本堂に着いた頃、ちょうど太陽が顔を出し始めて、お寺の向こうから光る太陽が神秘的でした。今思えばこれがその最高神からの光だったのでしょうか・・・とにかく不思議な空気が流れています。


この日、バリ人の家族がお祭りを行っていました。全員家族とガイドさんは言っていましたが総勢100名ほどがお祈りをしていました。
満月から2日経った日だったので、各地でお祭りが盛んに行われていたようです。

ガイドの Mudi さんはお供え物を持参していました。かごの中身はチャナンと呼ばれるバリヒンズーのお供え物にお香、お金が入っています。これからお祈りをして、このお供え物を神様へと捧げます。チャナンとはヤシの葉で作った器に新鮮な花びらが盛られています。バリ島のあちこちで目にする事ができますよ。


簡単にバリヒンズーの5つのお祈りの説明します。
1.スンバ・ブユン(何も持たずに手を合わせる)
2.サンヒャン・スリア(太陽神への祈り)
3.シワ神への祈り(時期によって異なるそうです。この日は満月に近かったのでシワ神へお祈り)
4.神からの恵みに対する感謝の祈り
5.スンバ・ブユン(何も持たずに手を合わせる)
以上の5つを行います。

 

その後に、聖水を頂き片方の手のひらに乗せて3回飲みます。そして生米を手に取り、少量を食べます。次に額と喉のところに張り付け、魂の質が向上するように願いを込めます。

ガイドの Mudi さんは祭祀の役割を果たすこともでき、マントラを唱えたり、聖水を掛けてくれます。ただのガイドさんではないところがこの人の凄いところ。

豆知識

日本の仏教ではお祈りは願望を伝えるのではなく、今あるものに感謝の意を示すのが基本とされていますが、バリヒンズーでは商売繁盛や体の健康、勉強の事などをお願いしてもいいそうです。もし自分が今満たされている状態であればお祈りの際にただ感謝すればいそうで、なんでもバランスが大事なんだとガイドの Mudi さんは話していました。


お祈りを終え寺院を後にするころ、太陽が昇りアグン山を照らしていました。目の前に佇むバリ島最高峰のアグン山とほぼ同じ目線にいる事がなんとも不思議な光景です。

パワースポットとして知られているランプヤン寺院ですが、そう呼ばれる背景にはバリ島の人々が先代からこの寺院を大切に守ってきたという事実があります。ただ、パワースポットとして訪れるよりはバリヒンズーの歴史や文化も勉強して来るとより一層楽しめると思います。

 

今回の取材でランプヤン寺院はもう一度戻ってきたい場所になりました。パワースポットと呼ばれる意味が実際来てみたときに理解できるでしょう。

 

AM 9:00 お借りしたサロンを返却し、ランプヤン寺院を後にしました。

取材を終えて

 

日の出は残念ながら期待していたものが見れなかったもの、ランプヤン寺院では非常に貴重の体験ができました。普段、道端で目にするチャナンはただのお供え物という浅い知識しかなかったのですが、今回の取材で、もっと奥深い意味があり、実際にバリの人々が行っているお祈りに参加できたことが何よりいい経験でした。バリ島の歴史や文化をもっと勉強してから来るともっと楽しめる場所だと思います。勿論神聖な場所なので、自分と向き合う時間に過ごすには最高の場所だと思います。いつかもう一度戻ってくると心に決めた場所の一つです。

 

 

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※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。