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詳細初公開!Bali Asliで海、山、食を満喫するツアー!体験レポート|バリ島 文化体験


私達取材班は2014年2月21日に、バリ島東部Gelumpang村にあるBali Asli Restaurantの取材に行きました。

バリ料理レストランのBali Asliは、これまでに数々の雑誌に取り上げられ、今バリで最も注目されているレストランの一つです。ツアー中は全て英語が使われ、オーストラリア人の生の英語も体感できるインターナショナルなツアーでもあります。今回は、Bali Asliがなぜそこまで注目されているのか、ヒロチャン取材班の石橋・マルッチ・カメラマンのクマッチで魅力を体験してきました!

スケジュール例
5:30 Mudi Goes to the mountainよりホテルにお迎え
8:30 Bali Asli に到着
9:00 各アクティビティー開始
11:00 各アクティビティー終了
11:30 料理教室開始 / ランチをお申し込みの方はこのまま昼食
13:30 料理教室終了実際に作ったものをお召し上がりください。
その後は素晴らしい景色を十分お楽しみください。

お迎え

 

5:30 ランプヤンツアーも催行しているMudi Goes to the Montain よりお迎えに参ります。

レストランの営業時間は10:00からですが、アクティビティーは朝から始まるので早めに出発するのが時間を有効に使えるでしょう。

Bali Asli に到着

 

8時30分 Bali Asli Restaurant に到着。

周辺は緑鮮やかな米畑に囲まれ、目の前にはアグン山が立ちはだかります。全客席からは素晴らしいパノラマビューが楽しめるレストランです。

 

Bali Asli Restaurant について


Bali Asli はバリ島東部の Gelumpang村にあり、南部エリアから行くと大体3時間ほどかかります。
近くにはあのバリヒンズー最高神が祀られるランプヤン寺院があり、大体車で15分くらいなので、お越しの際はランプヤン寺院にも立ち寄ってみては?
ランプヤン寺院のツアーはこちら

レストランと言っても、ただのレストランではありません。料理が提供されるだけではなく、バリ料理教室、Gelumpang村のトレッキング、フィッシング、バイクトレッキングなどのレクリエーションも併せてできる一面を持っています。

バリ料理とバリの文化が強くつながっているという事を、体感してもらうというコンセプトです。

 

調理方法にもこだわりがあります。ガスストーブなどは一切使わず、火は薪で起こします。これも伝統の手法の一つ。薪も燃やして調理した料理は味に深みが出てガスストーブで作ったものとは全く味が違うのだそうです。

随所にこだわりが見られました。
保管されている野菜はこのバナナの繊維を乾燥させてもので束ねます。現代社会では輪ゴムが広く使われていますが、昔の人はこういうものを利用していたのだと知らされました。昔からの手法が徹底して守られている理由にはこのレストランを訪れたゲストに本来あるべきバリ料理の姿を知ってもらいたいという願いが込められています。

メディアからも取り上げられています。トリップ口コミサイトTrip Adviser から2013年最も素晴らしいレストランと賞され、更に世界中の文化を情報発信している情報サイトThe Culture Trip が素晴らしいカルチャーレストランTOP 10に Bali Asli を紹介しています。今、世界中からも注目を集めているレストランと言っても過言ではありません。

ツアースケジュール

 Bali Asli では以下の種目からお好きなものをお選びいただけます。

フィッシング or トレッキング or マウンテンバイク & Bali Asliの絶景 料理教室 or ランチです。

本日の取材では
フィッシング、 Gelumpang村のトレッキング、バリ料理教室の文化体験の詳細を紹介します。

レストランの中へ~


木と石をふんだんに使った建物に一歩足を入れればそこは異空間。レストランであるはずですが、寺院の中に入ったような静寂が。

Bali Asli の仕掛け人!!

 

こちらがこのレストランの仕掛け人でもありシェフのPenelope Jane Williams さん。イギリス生まれのオーストラリア育ち。シェフになるたの学校を卒業後、1992年よりシェフとして活動を始める。ロンドンでは見つけられなかったフレッシュなチリを求めてオーストラリアへ。その後、シドニーの有名レストランで活躍したのちにバリ島へはAlila Manggis hotelのExecutive chefとして上陸。バリ独特の食文化に一目ぼれをし、夢として描いていたレストランをオープンさせる。それがBali Asli。現在バリ島在住7年目。

 

レストランに来店されたゲスト全員にまずライム入りのお水で道中の疲れを取ってもらいます。その後、ウェルカムドリンクが出されます。

こちらがBali Asli のウェルカムドリンクとバリニーズスナック。ドリンクはスパーシーサラックといってシナモンと甘く煮たスネークフルーツをソーダで割ったもの。バリ人のシェフが考案したもので、とっても美味しかったです。スナックはタピオカのフライと、ダダールというココナッツを使ったバリのお菓子です。どれも出来たての新鮮な味でした。

フィッシング

冷たいお水で喉を潤したら出発です。フィッシングは大体2時間ほどですが、船酔いをしてしまって早く帰りたい場合は時間を短くすることもできます。日焼け対策も忘れずに。帽子は特に必要です。

 

9:00 フィッシングへ出発。アクティビティーのガイドは全てオーナー兼シェフのPenelopeさん自身が行います。バリ島在住7年目の豊富な知識で私達をガイドしてくれます。
釣りのポイントまではレストランの車で向かいます。
※すべてのアクティビティーは英語でのガイドになります。


レストランから車で約20分。フィッシングポイントのホワイトサンドビーチに到着です。名前のとおり白い砂浜が美しい、のんびりとした砂浜です。

欧米人から人気のあるビーチのようで、ビーチでくつろいでいたのはほとんど欧米人。

 

バリではジュクンと呼ばれるボートでほとんどの漁師さんたちは海に出ます。座る席は写真のようなスペースしかありません。貴重品などを預けられるところはありませんので荷物は最小限にしておきましょう。カメラなども濡れる可能性があるので、ボートに持っていかないのが安全です。

※貴重品は車の中に置いてくる事も可能ですが、フィッシング中は誰もいなくなりますので、ご自身の判断で決めてください。

 

この時にお祈りも欠かせません。船にバリニーズお供え物、チャナンを置き、浜辺にも事故が無いように、そして沢山魚が釣れるようにとお祈りをします。

この日一緒に同乗した地元漁師のコマンさんは、釣り開始直後に魚を釣り上げました。さすが漁師。指に伝わる魚がエサをつつく振動を見逃しません。

 

取材班はというと、エサだけ食べられて一匹も釣れないという残念な結果に。

今回は取材ということでフィッシングに連れて行ってもらいましたが、満月の前後5日は魚が釣れないそうでフィッシングは行われません。取材をしたこの日は満月から2日後。どうりで釣れないわけですね。(?)

トレッキング

9:00 トレッキングへと出発します。大体1時間半のコースを歩きます。コースは足元が悪いところもあるので、サンダルではなく靴があるといいでしょう。かかとにストラップがついたスポーツサンダルでしたら大丈夫です。

冒頭でもお伝えした通り、Penelopeさんによるガイドは全て英語。普段英語に触れてみたいという方もこの機会にネイティブ英語触れてみましょう。間違っていてもPenelopeさんは真摯に質問に答えてれます。

私達の後ろからちょうど牛が水浴びに向かっていくところに遭遇しました。少しの間だけ牛と一緒にトレッキングです。

 

途中、牛とすれ違うというバリ島らしい光景に遭遇しました。人とすれ違うのではなく、牛とすれ違ってしまうこのトレッキングコース。これからどんな出会いがあるのか楽しみです。

Penelopeさんから植物の説明や、村についてなど興味が湧く話がが所々でしてくれます。普段は海ばかりの私ですが、久しぶりの山はとても新鮮でした。

 

公衆浴場です。日本でいう銭湯のような存在ですが、このオープンな浴場は大昔の日本でも見られたのではないでしょうか?こちらの村ではいま現在も村人が利用しています。

 

立派なガジュマルの樹があるのは村の寺院です。その横にはお祭りやお祈りで使う聖水が流れています。実際に聖水に触れたりすることもできるので、ご利益があるように触ってみました。

絵にかいたようなハイビスカスをゲット。すぐそこでは住民の方々が洗濯をしていました。自然の中で村人達が生活している光景が色んな場所で見られます。
村の景色に見惚れているういにあっという間にゴール地点のレストランへと戻ってきてしまいました。

 

Bali Asliに来たら素晴らしいパノラマビューを見てもらいたいのは勿論ですが、トイレを見るのも忘れないでください。こちらのトイレ向こう側の壁がなく、ここからもパノラマビューが楽しめる非常に珍しいトイレです。
試しに隣の男子トイレを覗いてみましたが、うまい具合に見れないようになっていました。プライバシーもあって、この風景をトイレでも独り占めできるという事です。

トイレの壁には面白い工夫も見られます。このフォトジェニックな壁はPenelopeさん一押しのデザインだそうです。
こうした細かい工夫がいくつも見る事ができます。お店のメニューもその工夫が。この札にメニューが記載されています。

お待ちかね!バリ料理教室の始まり!

11:30 バリ料理教室の始まりです。先生は勿論この方Penelopeさんです。ガイドという形でいままで接してきたので、彼女のシェフの顔はここからです。今回は選べるメニューの中からサテアヤム(鶏の串焼き)とナシゴレン(インドネシア風チャーハン)を先生の指導のもと作ります。
クッキングコースはブンブバリ、サテアヤム、ピーナッツソース、ぺぺスイカン、ウラブパク、トゥムトーフ、ナシゴレンからお選びください。

※ランチ時間のご希望がございましたらご予約時にお伝えください。(Bali Asliは準備やセミナー・Wedding貸切パーティー等のため事前予約となります)

まず始めに先生からバリ料理で使う基本の調味料を説明してもらいます。全てのバリ料理にこれらの調味料が使われているのです。
   バリ料理基本調味料
●レモングラス   ●インドネシアライム
●パンダンリーフ  ●バリライム
●ガランゴ      ●パームシュガー
●バリジンジャー  ●トゥラシ(エビのペースト)
●ターメリック    ●タマリン
●ケンチュール   ●ロンボックチリ
●シナモン      ●バリチリ
●ライムリーフ   ●ジンジャーフラワー
●レモン

すべての食材を実際に切って、味見をし、料理の中でどのような役割を果たすのかを理解します。バリ料理は全て自然のものから甘、辛、苦い、酸っぱいを味付けしていきます。

これから先ほどの調味料を使いながら料理を始めます。エプロンはBali Asli特製のエプロンを着用。

本日の献立:サテアヤムとナシゴレン

 

料理教室ではこのように対面した状態で行われます。先生を見ながら出来るので言葉は英語でもすぐに理解できます。

先生の英語ははっきりとしていて、そしてゆっくり話してくれますので、とても聞きやすかったです。

 

イギリス生まれのオーストラリア育ちのPenelope先生。外国人ではありながらもバリの伝統ツールの石臼を使いこなしています。これは唐辛子をすりつぶす作業ですが、短時間で先生はムラなく潰しています。比べて私のものはまだ潰れていない唐辛子があります。

サテアヤムは丁寧に竹串に具を付けていきます。完成したらココナッツからできた炭で焼いてもらいます。これも伝統の焼き方。

次はナシゴレンです。使う鍋が鉄鍋で、これも伝統に沿ったもの。鉄鍋が取っ手も熱くなるので注意を払います。水気を飛ばしながらパラパラした美しいナシゴレンを目指します。料理教室が終始笑いで一色だったことも写真でお分かりいただけるでしょう。先生の人柄もこのレストランに人気の秘訣です。

こちらが完成したナシゴレンとサテアヤムです。恥ずかしながら自身でナシゴレンを作った事がありませんでした。ローカルワルンでは100円しない値段で食べれてしまうナシゴレンですが、今回の教室で実は手の込んだ料理という事がわかりました。

 

ここまでで、料理教室は終了です。あとはお待ちかねの実食です。こうして調味料から何が入っているかと分かると料理自体に思い入れが出来ます。それが美味しく頂ける理由なんでしょう。

 

 

料理教室で使ったこちらのエプロンは記念品としてお持ち帰りください。帯に可愛い刺繍が入ったエプロンです。

早速実食

 

美味しいと分かっていながらも食べるお味は・・・・
最高でした!アクティビティでお腹はペコペコの状態になりますので、食べる瞬間は至福のひと時です。

ランチメニュー

MEGIBUNG~メギブン~
6種類の代表的なバリ料理が盛られたセットメニュー。先ほど作ったサテアヤムの他、ラワールにぺぺスイカン、カンクン炒め、コーンライスと伝統の一品が並びます。青菜の入ったスープに季節のフルーツも付いています。

全てのランチにサンバルとインドネシアクラッカー、グルップ、食後のコーヒー又はティーが付いてきます。素晴らしい風景と食後のコーヒーは一段と美味しく感じるでしょう。


今回の取材でお世話になったPenelopeさん。こうして自分の夢を実現させ、生き生きしている姿は同じ女性としてとても憧れます。取材中も来店されていたゲストに対しても気配りをしている姿は現場で培った視野の広いカスタマーサービスをしていました。

外国人でありながら、バリヒンズーに改宗しその地域の伝統を一緒に守ろうとする姿は同じ在住者として見習わないといけないところです。本日は素晴らしい体験をさせてもらいました。

心も、お腹も満足した状態で、Bali Asli を後にした取材班。今度はプライベートで来たいとおもいます。

取材を終えて

Bali Asliというレストランも素晴らしかったですが、なによりもシェフ兼オーナーのPenelopeさんの人柄に魅了されました。彼女から発される前向きなエネルギーがこのレストランに人を集めている理由の一つだと言えるでしょう。外国人という立場でありながらバリ島の伝統を継続し、訪れた人々に伝えたいという姿勢からは学ばされることが沢山あります。バリ島東部の美しさも新たな発見で、遠いを理由に今まで来なかった事を少し後悔しました。本当に素晴らしい体験をこの取材を通してできました。

※本レポートは取材時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。

 

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