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バリ島の世界遺産を巡る旅・アジア在住者編体験レポ | 世界遺産完全制覇ツアー

2014年6月20日。7・8月の夏休みお子様連れ野外学習又は年末バリ島旅行で歴史・文化ツアーをご予定の方、バリ島の世界遺産4か所すべてを巡る満足ツアー・バリの世界遺産完全制覇ツアーの体験取材に行ってきました!こちらは、ジャワ島にあるボロブドゥール等へ行かなくても、1日でバリ島内にあるユネスコ(UNESCO)世界遺産巡りが楽しめるツアーです。

今回のスケジュールは、
「グヌンカウィ遺跡」見学・
ウルンダヌ・バトゥール寺院エリアの「キンタマーニ」にて昼食・
「タマンアユン寺院」参拝・
バトゥカル山林保護区内ジャティルウィ地区の「ライステラス」見学・
バトゥカル山林保護区内ジャティルウィ地区の「バトゥカル寺院」参拝・
ジンバランビーチでディナーです。

それでは、幣社があるジンバランへ7:30にお迎えをお願いして
第一目的地のTampaksiring, Gianyarへ出発です。
途中、お写真左のバリ・ヒンドゥー教独特の像がございました。

09:30~10:30 グヌンカウィ遺跡到着。

約2時間のドライブ後第一目的地・「グヌンカウィ遺跡」へ到着。
*ココで注意、この後急な階段を往復約1Km位歩きますのでお飲物・特にお水を持参するのをお勧めします。
もしもお忘れの方は、お写真左のように売店がございますので当日のガイドさんへ言って下さい。
また特に汗かきの方、タオルかハンカチを持っていくのをお勧めします。

車を降りて階段の所まで約100m位あり、途中現地のお店にいた可愛い子とワンちゃんに会いました。
裸足でパパイヤを食べながら愛犬と一緒にポーズを取ってくれました。
そしてここでバリ・ヒンドゥー教伝統の腰に巻く帯とサロンを借り見学します。


トイレはこちらにありました。それでは見学スタートです。

グヌンカウィ遺跡見学。

今回初めて来るバリ島でも最大級の遺跡として知られる、グヌンカウィ遺跡。
特に歴史好きな方に以前から人気があった観光名所。
そしてココから約300段位ある心臓破りの石段を降りていくと東南アジア・バリ島地方特有の
熱帯地位で見かけるライステラスとヤシの木などがある森林風景が見られます。

遺跡までの下り坂では、このような岩の壁を下りていきます。
数メートルある壁には亀裂が入っています、また岩をくりぬいた門が歴史を感じさてくれます。

中へ入る前に、ガイドさんから聖水を頂き身も心も綺麗にして入ります。

こちらグヌンカウィがあるパクリサン河川流域 (ギャニアール県)は、
聖なる川・パクリサン川の神話や伝説で有名な地域です。
そして先の門をくぐるとパクリサン川を渡る橋がありココでは、
現地の餅菓子が売っていました。私はこの後行きます、「キンタマーニ」ビュッフェ式ランチを全種類食べたいのでパスしました。

こちら周辺の話になりますが、特にタンパシリン北側の「ティルタ・エンプル寺院」と
こちらバリ最大の石窟遺跡「グヌン・カウィ」は観光地としても有名です。
そしてグヌン・カウィ寺院奥へ行くとお写真右のバリ島の鐘、クルクルがありました。
(これをたたいて会議などがあることを、村人へ伝えるため)

また近くにあるティルタ・ウンプル寺院は、パクリサン川からの水が泉となって湧き出る寺で、
沐浴場には身を清める人々が毎日バリ島の色々な場所から訪れています。またこちらのグヌン・カウィは、
岩山に彫られた11世紀の王家のワルマデワ王朝第6代アナック・ウンス王家の陵墓がある遺跡です。
(グヌン・カウィの意味は「古代詩の山」です)。そしてグヌン・カウィの寺院内では、
バリのお坊様(マンクー(mangku)がお祈り(スンバヤンsembahyang)をしていました。
回りにはお供えをするようなほこらが有りました。

先へ行くと仏教僧の修行庵が有ります。僧侶が修行する場所は靴では入れないため裸足になって、
お写真右の中を見学しました。こちらは陵墓が作られた後に仏教僧によって造られたそうです。

こちら全ての門が岩をくりぬいて造れ、歴史・世界遺産の持つ独特で不思議な空間・雰囲気を感じました。
バリ島へ来たら、ここへ観光で来て地肌で感じて下さい。

仏教僧の修行庵を出て、伝説の巨人クボ・イワが爪の先でひっかいて彫ったと伝わる陵墓へ向かいます。

こちらの岩山に彫られた11世紀の遺跡は、ワルマデワ王朝6代アナック・ウンス王家の陵墓として造られたそうです。実際に墓として使われる事はなかったそうで、亡くなった王やその妻が再度偉人として復活する事を願った記念碑(チャンディ)とされたそうです。高さは7mあり、こちら右側岩肌に王家の墓、5基のチャンディが並んでいました。

また王のチャンディからパクリサン川を挟んで王妃のチャンディを見る事が出来ます。遺跡はこの川の両側にあり、お写真右の川の岩場では特に満月、新月にお祈りをするそうです。

そして左側にある王妃の記念碑(チャンディ)へ向かいます。こちらは、自然の中に突然現れる謎めいたグヌン・カウィ遺跡の神秘的で不思議な空間の寺院周辺で出会った人たちです。

そして反対側にアナック・ウンス王の王妃4人のチャンディが並んでいます。

グヌンカウイは岩の表面を切り削り造らていて、当時のインド遺跡の影響を受けているそうです。
この洋式はインドのアジャンタやエローラ石窟と似ていることから、グヌン・カウイは、
当時インドネシアでインドの影響が広く伝わっていた事を示す重要な遺跡となっているそうです。

このように、グヌンカウイ遺跡と寺院は渓谷の下にあり、帰りは石段をあがっていく事になりますので、汗をかきますからタオルかハンカチがあるといいと思います。

お年を召した方がこちらを見学予定でしたら、日本で健康管理と体力を付けてきて下さい。そうすれば、お写真右下の方々のように、途中で買い物ができるくらい余裕で見学が出来ると思います。*目安は、1km位の急な山登りが余裕で出来る位だと思います。私も最近、毎朝6Kmジョギングしています!

11:25~12:15 ビュッフェ式ランチ

こちらのツアーではウルンダヌ・バトゥール寺院エリアの
「キンタマーニ」にあるレストランMadu Sariにて昼食です。
風景はこのように絶景です。

店頭ではバリ島の民族音楽を演奏していました。
また、到着時にサービスでおしぼりが出ました。 

店内はこのように広く、スタッフさんの笑顔が印象的でした。

今回はこちらのレストランで飲める、テロン・ブランダ(オランダ・ナス)のジュースと一緒に頂きました。
ジュースの味は、濃厚で酸味があるトマトジュースと私は感じました。料理の方も種類が豊富で4星ホテルの朝食よりおいしいと思います。

レストラン内から見た絶景でお食事です。

こちらはトイレです。お写真右下は、離れにある団体様用の別室です。これなら団体・グループで来ても安心です。

バトゥール寺院周辺のキンタマーニ高原は、バリ島随一の景勝地としても有名なスポット。
山や湖を見下ろす景色は、言葉にならないほどの絶景です。こちらレストランの特別撮影場所で記念写真を撮れます。

ウルンダヌ・バトゥール寺院 (バンリ県)は、バトゥール山の麓にあるバリ島の水源、
バトゥール湖を見下ろすようにして建つ巨大な寺院。バトゥール寺院は、9つ以上の寺院からなる複合寺です。
バトゥール湖の守護神で灌漑の水を司る女神「デウィ・ウルンダヌ」が祀られており、
バリの人々の厚い信仰を受けています。 周辺は、バリ随一の景勝地キンタマーニ高原があり、バトゥール山、アバン山、バトゥール湖の美しい大パノラマは、ため息が出るほどの絶景です。

ウルンダヌ・バトゥール寺院は、バリ島でも重要な寺院。 9つ以上の寺院からなる複合寺であり、バリヒンドゥー教の寺院の他にも中国式寺院があるという珍しい寺院です。

こちらのツアーでは、ウルンダヌ・バトゥール寺院 近くのレストランからバトゥール湖を見下ろす絶景を観ながらのお食事と記念撮影となります。

13:45~14:15 タマンアユン寺院

「タマンアユン寺院」参拝

タマンアユン寺院(バドゥン県メングウィ)は、バリ島でも有名な観光スポットとして知られています。
ブサキ寺院に次ぐバリ島で2番目に大きな寺院であり、バリ中部の町・メングウィに位置しています。
またお写真左は、 過去祭礼時の生贄として、闘鶏(タジェン)がおこなわれていた闘技場があります。
ココを後にして、寺院の中へ行くとお写真右の本殿の門があります。

この寺院の特徴は、芝生で覆われた境内を掘割が取り囲むように巡る、珍しいスタイルの由緒ある寺院です。まるで水に浮かぶ王宮のような趣。 634年にムングウィ王国の国寺として建てられた寺院内には、アグン山をイメージした10基のメルが建ち並び、ヒンドゥー建築の壮麗さを感じます。

バリ島の寺院に欠かせない、メル(塔)。タマンアユン寺院のアグン山をイメージした10基のメルは見もの。 バリで最も優美な寺院といわれるだけある、という素晴らしさです。

キレイに整備された寺院内は、ゆっくり散歩をしながらみて回るのにおすすめ。 寺院と一緒に美しい景色も、ご鑑賞くださいませ。そしてバトゥカル山林保護区内ジャティルウィ地区の「ライステラス」見学へ向かいます。

15:15~15:45 ジャティルウィ・ライステラス

バトゥカル山林保護区内ジャティルウィ地区(タバナン県)は、ジャティルイライステラスやバトゥカル寺院周辺の地域を指し、 ウブド市内から約1時間の場所に位置しています。この日はあいにく、稲刈りの後で緑の絶景は見れませんでした。

こちらは稲刈り前の様子です。ライステラスで有名な世界遺産 ジャティルウィは、
「ジャティルウィ=本当にすばらしい」という意味があり、 稲刈り前なら丘の上から延々と続く棚田景色は本当に壮観で、ゆったりとした時間を過ごす事ができます。


そして、バトゥカル山林保護区内ジャティルウィ地区の「バトゥカル寺院」参拝へ移動します。

16:30~17:00 バトゥカル寺院

タナバン王国時代に建てられた国家寺院「バトゥカル寺院」は、バトゥカル山の中腹に位置しており、6つのメルが印象的な寺院。 ジャティルウィから約30分程の所にあります。

このお寺はバリ6大寺院のひとつに数えられ、境内にそびえる6基のメルが印象的です。

バトゥカル寺院は、バリ島で2番目に高いバトゥカル山の中腹に建っていて、タナバン王国時代に建てられた国家寺院です。地元民には大切にされていますが、アクセスが悪いためかツーリストはあまり訪れません。

こちらはあまり観光客がいない、穴場スポットという雰囲気の寺院で、荒れた参道や苔むした塀、静かに参拝する村人など、森の中に建つ寺院には神秘的な雰囲気が漂っています。またバトゥカル山の中腹にある、ブドゥグル三湖を祀る社もあります。

そして、世界遺産完全制覇ツアー最後には選べる夕食が含まれていますのでそちらへ出発です。

19:00~ 選べるディナー

ガネサへ到着しました。
こちらのレストランはビーチフロンです。

ビーチではお客様が楽しそうにお食事をしていました。そして追加料金なしでご利用いただける基本メニューは、お写真右のガネサレストランのロブスター無しAコース。

21時頃ホテルまでお送りします。

世界遺産完全制覇ツアー詳しくはこちらをどうぞ

編集を終えて

今回の世界遺産完全制覇ツアーは内容が濃く、
スケジュール的に車の移動が長かったツアーでした。
しかし貴重なバリ島旅行の時間を無駄なく世界遺産を
全部回るならこちらのツアーがおすすめです。
特に始めていく、グヌンカウィが私には印象的でした。
皆さんも、あの不思議な空間を体験していない方は
是非。行ってみて下さい。

※本レポートは取材時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。