バリ島の人気のアクティビティはラフティングですが、そのパーソナル版ともいえるキャニオンチューブを2014年7月12日に体験してきました。ラフティングは一艘のボートに数名が乗り込みますが、このキャニオンチューブは川幅が狭く、一人乗りのボートで川を下るという所がラフティングと大きく違う点です。渓谷の景色や様子が手に取るようにわかるこのキャニオンチューブの体験レポをご覧ください。
シアップ川へ~~
送迎は南部エリア、ウブドから無料送迎付きですが、ウブドのホテルへお迎えで帰りは南部エリアに降ろしてもらうことも可能ということで、ホテルの移動や最終日の空港送迎としてもお使いいただけるという太っ腹な心意気です。ただ、荷物の個数によっては別途料金が発生する場合がありますので、お問い合わせ下さい。
9:15ジンバランを出発
ジンバランを出発して海上高速を通りサヌールで降り目的地を目指しますが、渋滞でウブドまで1時間30分ほどかかりました。さらにそこから45分ほど北上してパヤンガンという秘境の地に到着。
こちらがキャニオンチューブのオフィスの入口です。ウブドを通り過ぎて途中何もない山道を通りますが、そんな中にいきなり高級住宅地のような集落が現れ、それを通り越してさらに奥地に進むとこちらの事務所にたどり着きます。
ウェルカムドリンクはコーヒーもしくは紅茶になります。お茶うけはインドネシアのカステラです。スーパーでも見かけることがあると思いますので、気に入ったらぜひ買ってみてください。
最初の作業は同意書へのサインになります。2枚にわたる同意書に3か所のサインが必要です。その後お支払が終わるとビデオでの説明があります。英語のビデオなので、英語力が試されます。ちなみにこの時はロシア人とのジョイントなので、ロシア語のビデオが流れていました、、、
オフィスから一段下の場所にある更衣室へ移動します。トイレ、シャワー、更衣室、ロッカーなどがあります。すでに海水パンツを履いてきているので、ズボンを脱ぐだけという段取りの良さ。貴重品は極力持ってこないようにした方が良いでしょう。荷物はロッカーに入れて鍵もなくさないように管理してください。そしていよいよ係りの人が手際よくライフジャケットとヘルメットを装着してくれます。
12:00 スタートポイントへ向かいます
キャニオンチューブの入口に停車している送迎車に乗り込みます。この送迎車ですがスターティングポイントの手前まで送迎してくれます。
降ろされたのは山の中(笑)ガイドさんの後ろをついてどんどん下っていきます。数分歩いたところに危なっかしい橋がありますがその脇を下に降りていくと、川のせせらぎが見えてきました。
この階段を下りていくとスタートポイントです。川というより小川といったレベルの幅ですが、水しぶきを上げる川の流れはそれなりに強く見えます。
ガイドが説明しますので、ピースサインで写真など撮らないで真剣に注意事項をお聞きください。ガイドさんの説明は英語でした。この日はオーストラリア人2名、ロシア人2名、日本人2名の計6名でした。
12:15早速スタートです。
ガイドさんがボートを持ってくれていますので、その上に軽快に乗って座って待ちます。前の人との間隔をあけてからおもむろにスタートです。
前半はやや急流ゾーンになっています。軽い落差のあるポイントが何か所かあって、そのたびに思わず叫んでしまいました。途中数か所ある岩が遮る急流ポイントは、ボートから降りて横に設置されている橋などを歩いて移動します。
ボートはガイドさんが担いでくれるので、歩いて乗って歩いて乗ってを繰り返します。ガイドさんのアシストが頼もしく感じます。
フライングフォックスというアトラクションが自由参加できます。ワイヤーに滑車をかけて45m下まで駆け下りるこのアスレチックな感じがまた自然の豊かさを感じさせます。写真はマッハで通り過ぎるワタクシ(笑)なんで真横から撮ろうとする!?
後半は流れが緩やかになり体重の軽い日本チームは遅れ気味になりながらも無事ゴールしました。100kg超級の外人さんの方がスピードが速いのが何とも不思議です。
14:00 オフィスに戻ります
以前はここから歩いて坂を上らされたようですが、今回はクアッドが迎えに来てくれています。前後に2人載せて坂道を駆け上るクアッドはワイルドです。2~3分で車が待つポイントに着きます。全員が揃ったら車に乗り込んで数分移動してオフィスの入口に戻ります。
シャワーを浴びる際は、係りの女性に「ホットシャワー・プリーズ」と声をかけてください。黙って入ると水しか出ない場合があります。使用後は床が濡れるので荷物は壁にかけるか、トイレの上に置きましょう。
お食事タイム~~
食事はインドネシア料理のビュッフェ形式。種類はそれほどありませんが、お腹が空いているのでおかわりしました。
バギー&クアッドで大自然に挑む~~
食事も終わり、次のアクティビティの準備をします。4輪乗用スタイルのバギーと4輪バイクスタイルのクアッドという4輪駆動のマシンで、バリ島の自然の中を爆走しながら散策するという、男らしい遊びです。レストランで食事をしているときに、このクアッドに乗ったロシア人の方が、興奮気味に楽しかった話をしていて、全身泥だらけでありながらとても満足そうでした。
15:00 一部オフロードをバギーで爆走
ということで下したての白いTシャツを着ていたため、汚れることを極端に恐れた結果、、、合羽を借りることにしました。泥水をかぶる可能性もありますので、ドロドロになりたくない人は合羽を借りてください。
周囲の白人さんは「どうして???」という怪訝そうな顔でしたが、綺麗好きな日本人は世界的にも珍しい人種なのかもしれませんね。
インストラクターの説明を聞きます。バギー、クアッドともにオートマチック車ということで、アクセルとブレーキが操作できればとりあえず問題ありません。バックギアも使う可能性もあるので、試運転のコースで試します。
このインストラクターさんですが、ワタクシの中学時代の同級生(室山君)にそっくりで、なんとなく懐かしい気分になりました。
バギーはパワフルなゴーカートのようで、多少の悪路でも全く問題なく通過でき、山の斜面にある細い道路を走り抜け、人々が暮らす村の中も走ります。途中子供が手を振ってくれたりしてくれて、和やかな雰囲気も味わえます。
中間地点でトイレ&給水タイムです。見晴らしのよい絶景でもあり、パパイアの木には、実がなっているのを観察することができました。
・・・がしかし、天候が怪しくなってもやってきました。合羽を着ているので、雨になっても準備は万端。
周囲が急に暗くなってきたのでライトをオン。本格的なジャングル探検の様で、わくわく感が最高潮に盛り上がってきます。このクアッドは300CCと急こう配も登る素晴らしいマシンですが、ブレーキの掛け方に繊細さが必要で、右手、右足、左手と3か所ブレーキがあるのですが、左手だけでロックするとお尻を振り、急坂を降りるときには横向きになるなど、運転テクもある程度必要です。右手の親指で押すだけのアクセルなので、運転自体は非常に簡単です。
17:10無事に戻りました。
25㎞のアドベンチャーでしたが、山あり、谷あり、水あり、急こう、配急カーブありとスリリングなこのバギー&クアッド。2人の場合、一人がバギー、一人がクアッドを予約して、途中で交代するという遊び方が一番楽しいのではないかと思います。
取材を終えて~~
少年の心を取り戻せるようなアトラクションは多少年を取っていても楽しいことに変わりはありませんね。3つ体験しましたが、どれも年に関係なく十分楽しめるもので、ストレス発散にもなるこのアクティビティはおススメです。
こちらの会社のご厚意でウブドのホテルから、南部エリアへの移動をも可能というメリットを生かせば、そのクオリティとお得感を見い逃す手はないと思います。
※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。