９月１４日日曜日にスアールアグンによるサヌールでジェゴグ鑑賞ツアーのオープニングパーティでジェゴグをたっぷりと楽しんできました。ジェゴグというの竹でできた楽器のことで、このジェゴグのアンサンブルの演奏、そしてそれに合わせて踊るダンスの公演が、毎週木曜日にヌガラで行われているヌガラでジェゴグ鑑賞というツアーですが、それに加えて今回サヌールでジェゴグという新しいツアーが始まります。その開催を記念したパーティの体験レポをご紹介します。
広い敷地にある大人数収容のレストラン～～
サヌールでジェゴグ鑑賞が行われるのは、サヌールのバイパス沿いにある『ガムラン・レスト』というレストランです。サヌール・パラダイスプラザ・ホテルのある信号をウブド方面に約1㎞弱進んだ左側です。手前が駐車場、そして門をくぐり、庭を通りずっと奥までお進みください。
一番奥の右側の建物がジェゴグの会場です。この日は午後７時スタート予定でしたが、渋滞がひどく１５分ほど遅れてお食事が始まりました。食事はビュッフェ形式で、牛肉の胡椒炒め、イカの炒め物、海老ホットプレート、野菜の中華炒め、トムヤムスープに白飯、フルーツ、ミネラルウォーターーターというラインナップ。
この日の前に一度試食させていただいたのですが、味はかなり美味しくて、エビやイカなどの食材もふんだんに使われていて、どれも満足のいくお味です。トムヤンクンスープもスパイシーでエナッです。
ジェゴグ開演～～
ジェゴグというのはバリ島西部ヌガラで親しまれている音楽で、農作業や生活のさまを音楽や踊りで表現する農村のエンターテインメント。植民地時代に民衆による反乱を恐れたオランダ軍によって禁止された歴史を持っています。３０年にわたり封印されていたこのジェゴグを復活させたのがヌガラ出身のスウェントラ氏。
日本語がお上手なスウェントラさんの進行でジェゴグがスタート。ジェゴグについての説明を直接スウェントラ氏から聞くことが出来るだけでも貴重な体験になると思います。時折ユーモアを交えながら内容について深く語ってくれます。
演奏は大迫力の連続です。竹の楽器を大人数で叩く躍動感が凄いですよ。バリの伝統舞踊の楽器といえばガムランですが、こちらのジェゴグの方が曲としての輪郭がはっきりと感じられ、とても分かりやすく感じられました。
ダンスも見どころの一つ～～
農作業の様子を舞踊で表現します。田植え、稲刈り、脱穀、豊作などの様子をきらびやかなダンサーが彩りを添える感じが素敵です。
テーブルで食事をしながら鑑賞することも出来ますし、ステージのすぐ前には席も用意されていますので、こちらに移動して目の前で迫力を感じることもできます。
途中、スウェントラさんからジェゴグのすぐ下に入って竹の音をダイレクトに聞いてもいいですよという説明もありました。小さな子供さんが下に潜っている光景も見られました。
第一部終了後には、ダンサーの皆さんとの記念撮影の時間もあります。これは記念になりますね。
この後休憩をはさんで第二部ではお客様参加によるジェゴグのレッスンとセッションなどがあり、おそらくバリの音楽に興味が無い方でも、この音楽に魅せられて、自然に演奏しながら体が動き出すのではないかと思います。
本物のジェゴグを実際に体験できるこのサヌールでジェゴグ鑑賞は、木曜日のヌガラでジェゴグ鑑賞のツアーが開催されるのが当日までわからないということもあり、木曜の公演が無かった場合、こちらに参加するという選択肢が増えたということも非常に嬉しい新しいツアーだと思います。
参加しての感想～～
観客も参加できる自由な伝統音楽ということも、バリの文化に触れることが出来る貴重な体験だと思います。
木曜のヌガラのツアーは人数が揃わないと開催されないという事情から、木曜を予約して残念ながら見られなかった方にもこの金曜のサヌールでジェゴグ鑑賞は朗報ではないかと思います。
※本レポートは体験時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。 また、レポート内容には体験者の主観的な意見・感想が含まれていますが、全ての方にこれを保証するものではありませんので、あくまで参考としてご利用下さい。