こんにちは!取材班隊長の 石橋です。
2015年4月1日。取材班は激安ラフティング、グラハ社のラフティングへ!ということで、カメラマンクマッチとサーファー石橋の凸凹コンビが、アユン川ラフティングの最新状況を調査しに取材へ行ってきました!アユン川でのラフティングの取材は今回が4回目。しかし、バリアドベンチャー社、アユンリバー社に比べると断然に安いのがここ、グラハ社です。安い分なにか不安要素があるのでしょうか?ラフティング内容や、施設等をしっかりと取材してきました。
本日の取材先、グラハ社の紹介!
今回取材するグラハ社。ウブドでは有名なホテル、クプクプバロンをさらに北上し、ラフティング会社が多く密集するエリアにオフィスがあります。格安でラフティングが出来ることから、インドネシア国内のゲストからも大きな支持を得ています。バリアドベンチャー社や、ソベック社の大手にも負けず、毎日多くのゲストがここ、グラハ社に集まります。
◆グラハ社トアユン川ラフティングに含まれるもの◆ ラフティング プロのラフティングガイド ランチ(ナシチャンプル) シャワー、レンタルタオル、更衣室利用 保険 が含まれています。(2015年4月現在) ※カーチャーターとセットでお申込みください。カーチャーター詳細 |
グラハ社に到着!
9:00 ヒロチャンのオフィスがあるヌサドゥアからアユン川ラフティングスターポイントまで約2時間かかります。こちらのプラン、送迎はヒロチャンのカーチャーターをご利用ください。途中、有名ホテルクプクプバロンをさらに北上したところにあります。周辺は民家や米畑があり、ウブドらしい雰囲気です。
11:00 グラハ社スタートポイントに到着。お昼近かったのでラフティングはすでに第一陣、第二陣が出発していました。
一日に平均100名のゲストを迎えるグラハ社。
とても忙しく、活気のある場所です。
スタッフも元気がよく、威勢のある挨拶で迎えてくれました。
受付で保険の承諾書にサインをします。受付の方はカタコトの日本語が話せました。
ラフティングのゲストはミネラルウォーターと、コーヒー、ティーが飲み放題です。お好きなだけお召し上がりください。
こちらは更衣室。室内は、コンクリートで作られた簡易的なものです。電気が無いので薄暗いですが、匂いなどは気になりません。清掃も行き届いていました。ラフティングは全身が濡れるアクティビティなので、ホテルから水着を着用してくることをおすすめします。
トイレも日本人でも抵抗なく使える程度。
こちらの電気がないので、ドアを閉めると薄暗いトイレになります。紙も用意されています。
実はグラハ社、ソベック社やバリアドベンチャー社の大手に引けを取らないほど毎日沢山のゲストが来ています。ラフティング器材も、小さい会社なのに沢山用意されていました。
鍵付きロッカーもありますが、全部で24ロッカーしかないので、すぐに一杯になってしまいます。
ロッカーが使えない際は、荷物は車内にお預けください。貴重品等はラフティングボートに持ち込みができるので、常に持ち歩くことをおすすめします。
同時に、アクティビティには大金や高価な貴金属もお持ちにならない事をオススメします。川で流されてしまったなども、責任は負えません。
着替えが終わったら、ヘルメットとライフジャケットを着用します。手伝ってくれたのは、ガイドリーダーのマディーさん。笑顔がステキな方です。
ラフティングに出発!!
11:30 では今回の取材目的、アユン川ラフティングに出発です!12キロのコースを下ります。グラハ社ではスタートポイントまでこちらの軽トラックの後ろに乗って向います。
いつもは車内から見るウブドですが、こうしてトラックの荷台から見る景色もいいものです。ライスフィールドを横目に爽快にウブドの街を走り抜けます。15分ほど走るとスタート地点に到着しました。
ここからは徒歩で川へ降りていきます。今回が4回目のラフティグと冒頭で説明しましたが、スタート地点からライスフィールドに囲まれた道を歩くのはグラハ社が初めてです。
見渡す限り緑、緑。トレッキングに参加したような気にもなれるのでこれはいいですね。道の端には小川も流れており、とても景色がいいところです。
15分ほどこのような景色を楽しみながらスタートポイントへと向かいます。いや、しかし、ココナッツツリーにライスフィールドが広がる非日常的な光景は素晴らしかったです。
徐々に足場が悪くなってきました。土の上を歩いていたのも、石に変わってきます。かなり急な段差がある事と、ちゃんと階段として整備をされていないので、歩くには注意が必要です。
インストラクターの方から、オールをスティック替わりに使っていいよと指示がでました。スティックがないと降りるのは大変です。
私はビーチサンダルを履いていますが、かかとが留まるサンダルで参加されることをおすすめします。
降り始めて20分ほどで川がみえてきました。行きで降りる階段は約450段あります。この時点で膝がガクガクしています。
ではここで今回私たちを担当してくれるラフティングガイドの紹介です。
ワヤンさん別名アイル。別名がなぜアイルなのははあえて聞きませんでした。アイルとはインドネシア語で水という意味なのでなんとなくその理由を察しました。
ラフティングガイドとしては5年の経験を持っています。グラハ社では1年半在籍しています。
とても穏やかな性格の方で、話し方もゆったり。マイペースな性格だと勝手ながら推測させていただきました。日本語は勉強中で、私たちに日本語でこれはなんというのかと頻繁に聞いてくれました。2時間のラフティングになるので、こうしてガイドさんから話しかけてくれるのは嬉しいです。
ワヤンさん、早速ラフティング前のお祈りをしていました。
どこのラフティング会社でもガイドが川で出発前にお祈りをする姿は必ず見ます。
自然と神様は同じものとするバリヒンドゥーでは、 自然に対し常に尊敬の意を表します。
本日も怪我、事故がありませんように。
ボートに乗ってワヤンさんがボートから転落してしまったときの態勢のとり方、オールの漕ぎ方を教えてもらいました。5分少々で簡単な説明でした。他社と比べると若干説明の時間が短いように感じます。実際ボートが動いたらどのようなワヤンさんのアシスタントがあるの注目したいと思います。
流れが穏やかなことで人気のある、アユン川。取材当日は水量が少なめなので、いつもよりもさらに穏やかな川でした。
ボートが進み始めてワヤンさんから前漕ぎと指示が出ました。
ワヤンさんは1,2,3,4と声を掛けてくれるので漕ぐリズムが掴めて漕ぎやすかったです。
絵になる吊り橋もラフティング中に見ることができます。
この原始的な吊り橋は現在は使われておらず、早朝に猿たちが来て渡っている様子が見れるそうです。
アユン川の良いところは漕ぐ場所が沢山ないので、こうして風景が楽しめる点です。
このまましばらくワヤンさんと私たちのインドネシア講座、日本語講座が開催されました。
タイミング良く、グラハ社のボートが4隻ずっと連なって川を流れていました。各ボートのガイドの連帯が良く、水を掛け合ったり、ボートに乗っていたゲストを違うボートに移すなど、和気藹々とした雰囲気のラフティングになりました。
始まって30分ほどでアユン川の名所、石彫りの壁画ポイントに辿り着きました。
今まで参加したラフティング会社全社、必ずこのポイントに止まります。ヒンドゥーの神話、ラマヤナを描いた壁画です。
ここから約500mこの壁画が続く超大作です。
壁画での記念撮影は必須です。ラフティングに参加しないと見れない壁画ですので、写真を撮るのをお忘れなく・・・
そのままさらに進むと大きな滝が見えてきました。この滝にはボートで近寄って、徒歩で滝の下へと行けます。ものすごい水圧に驚きました。
ボートから見るより、近づくとものすごい水圧がある事がわかります。前回よりも落ちてくる水の量が多いように感じました。
滝ポイントからすぐのところに休憩ポイントがあります。今までのラフティングの取材で飲み物を買った事が無かったのですが、今回初めて購入してみました。今まで飲んだコーラの中で一番良い景色と飲んだ思い出のコーラとなりました。
こちらのドリンク、値段はお客様自身で値段を聞いてください。こちらの売店はラフティング会社とは関係がありません。相場はソフトドリンク一本Rp.20,000です。
ちなみにガイドのワヤンさんはジュースとインスタント麺を平らげ、ここでもマイペース振りを発揮。
マイペースなワヤンさんのガイドで、マイペースでゆっくりなラフティングは続きます。途中降下ポイントはありましたが、怖いと思うポイントはどこもありませんでした。
なんだかんだで、ゴールポイントに到着。
ボートが岩に引っかかってしまったり、スムーズにボードが流れないポイントでも、何事もなかったかのように対応するワヤンさん。マイペースなあなたのガイドのおかげでアユン川の景色を満喫できました。
漕ぐ際に掛け声を掛けてくれたのも、漕ぐ側はリズムが撮りやすかったです。
最後の難関、350段の階段が待ち構えています。焦らずゆっくり登れば息を切らすことなく登れるでしょう。
ポイントは急いで登らない事です。ラフティングで身体は温まっていますが、この階段を急いで登るのは危険です。自身、急ぎ足で登って貧血を起こしたこ苦い思い出があります。
階段を登り終えたら行きで使ったトラックに乗って、オフィスへと戻ります。帰りは皆清々しい顔をしていて、それぞれラフティングの感想を語り合っていました。
オフィスに戻ると、ランチビュッフェが待っています。品数は他社に比べると少ないです。しかし、ラフティングで空いたお腹なのでなんでも美味しくいただけます。
メニューはインドネシア料理。ミーゴレン、ナシゴレン、テンペ、豆腐にチキンと代表的なメニューばかりです。
ラフティング中に撮影した写真とビデオも購入可能です。値段は右写真の通り。(2015年4月現在)
3回目のアユン川でマンネリ化を心配しましたが、とても楽しいラフティングになりました。
そういえば、女性のラフティングガイドを見たことがないのですが、バリ島内に女性ガイドはいらっしゃるのでしょうか?
見つけ次第取材に行ってみたいと思います。
◆グラハ社 アユン川の楽しみ方◆ ★穏やかなアユン川。景色を楽しみには最適の川! ★ガイドさんは皆優しい方ばかり!色々と話しかけてみよう! ★ボート同士の水の掛け合いはラフティングのお決まり!思いっきり水を掛け合おう! |
編集を終えて
久々のアユン川ラフティングでした。
トラガワジャ川もやったので今回この2つの川の比較ができましたが、個人的にはアユン川が好きです。
景色が楽しみやすいのと、壁画や、吊り橋、川に住む動物や鳥もトラガワジャ川より多く感じました。
グラハ社は格安でラフティングができるという事ですが、5つ星のバリアドベンチャー社や大手の会社とラフティング自体の内容はほとんど変わりません。施設の古さを気にしなければ十分満足できるラフティングになるでしょう。
※本レポートは取材時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。