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優雅に乗馬デビュー! アユンリバー社ホースライディング 体験レポート | バリ島 アクティビティ


2015年8月11日。バリ島東海岸にサバビーチ近くにオフィスを構える、アユンリバー社のホースライディングの取材へ行ってきました。
今までバリ島で取材を通して象には乗ったことがあるものの、定番の馬には未だに乗ったことがありませんでした。さまざまなアクティビティを提供しているアユンリバー社のホースライディングは日本人客が多くを占め、ヒロちゃんグループでも多くのお問い合わせをいただいているメニューです。さて、アユンリバー社のホースライディングでは一体どのような体験ができるのでしょうか?

本日の取材先、バリホースライディングの紹介!

アユンリバー社のバリホースライディングはクタから東海岸側を北上すること約1時間のサバビーチの近くにあります。近辺のエリアはまだ繁華街などはなく、住宅も少ないことから自然に恵まれた環境にあります。ココナッツツリーに囲まれたバリホースライディングには現在22頭の元気な馬が暮らしています。うち12頭がゲストを乗せる事ができ、残りの馬はまだ子供なため、トレーニング中です。
毎日コンスタントにゲストが訪れフレンドリーで優しい馬たちと楽しい時間を過ごしています。

【ホースライディングに含まれるもの】
◆無料送迎
◆ウェルカムドリンク
◆ホースライド(45分)
◆ 保険
が含まれています。

(2015年8月現在)

バリホースライディングに到着!

9:20 8:00にお迎えの無料送迎利用してバリホースライディングへ到着しました。無料送迎はクタ、ヌサドゥア、サヌール、ウブド内で催行しています。ウブドまでも無料で送迎してくれるのはとても便利なサービスですね。

バイパスから小道に入って約500メートルほど走るとバリホースライディングの看板が見えました。周囲はココナッツツリーが茂り沢山の自然に囲まれたエリアです。

到着時にはまだゲストは誰もおらず、とても静かな雰囲気の場所です。芝生は綺麗に整備され、プルメリアの花が沢山落ちていてとても綺麗な庭園を持っています。受付エリアもバリ島らしいインテリアでコーヒーでも一杯飲みたくなるような場所です。

受付では保険にサインと、アクティビティ参加への承諾書にサインをします。

ホースライディングにはウェルカムドリンクが付いています。ミニサイズのドリンク3種類からお選びいただけます。

さらに、ホースライディングの写真も購入が可能です。左写真の大きなサイズのプリントで一枚Rp.100,000 (2015年8月現在)にて購入ができます。

荷物はこちらの鍵付きロッカーをご利用いただけます。ホースライドは揺れがあるので、荷物はロッカーに入れることをお勧めします。荷物を気にして肝心なホースライドに集中できないのはもったいないですからね。

受付を済ませたら安全器具のヘルメットが渡されます。ホースライドは落馬の可能性があるアクティビティですが、バリホースライディングの馬たちはとても慣れていて、落ち着いているので、乗る側がよっぽどのことをしない限り馬が暴れるということはありません。それではヘルメットを装着していよいよホースライドへと出発です。

今回私たちの担当をしてくれるインストラクターと馬をご紹介しましょう。
インストラクターのカデさんはバリホースライディングで3年間インストラクターとして働いています。この仕事に就く前は馬とは一度も関わったことがなかったそうで、馬のことをイチからバリホースライディングで学んだそうです。
馬はデナちゃん、3歳の若いメス馬です。性格はとにかくおっとり。歩くのも少々面倒くさかったようで、なかなか進んでくれない一面も。カデさんがこちらに来たときに生まれた馬なので、カデさんに育てられた馬といってもいいでしょう。この2人の信頼関係はとても強い絆で結ばれています。

馬に乗る際は鞍に手をかけ、あぶみと呼ばれる足掛けに足を掛けて一気に馬の上に座ります。初心者でも簡単にできます。

写真のようにインストラクターさんが支えてくれるので、すんなり馬の上に座れました。デナチャンの背中には私、鞍を含め60キロ以上の重さがかかっていますが、デナちゃんは涼しい顔。馬の力の強さを思い知りました。

それではバリホースライディングから至近のサバビーチへと向かいます。ビギナーズコースはインストラクターが終始馬を引いてくれるので、乗る側は特に必要な動作はありません。カデさんは口でチッチッという音を立ててデナちゃんを歩かせます。この音がデナチャンとカデさんの間の合図だそうです。

デナちゃんはあまり歩きたくないようで、途中何回か止まってしまいました。カデさん曰く、デナちゃんの性格はとてもマイペースでレイジー(面倒くさがりや)なんだそうです。カデさんは片言の日本語を話せました。大丈夫ですか?と日本語で頻繁に声をかけてくれます。まだ勉強中だそうで、馬のことを詳しく聞くと英語での返答でした。

サバビーチに到着しました。当日、曇り空だったので、少々どんよりした雰囲気のビーチ。晴れていたらとても気持ちがよさそうです。インストラクターのカデさんが、手綱をコントロールしてみますかと言われ、一人でデナちゃんと歩くことに。ビーチに着くとデナちゃんが馬独特の鳴き声をだしました。これはビーチが大好きなデナちゃんが喜んでいるという意味だそうです。なんとデナちゃんはビーチガールということがわかりました。

この日の時間帯の海はちょうど満潮でした。水が大好きなデナちゃんは海の水のほうにどんどん歩いていきます。足に水かかかるくらいのところをデナちゃんは歩きます。おっとりした性格のわりには波のしぶきも恐れない一面もあるデナちゃん。やはり正真正銘のビーチガールですね。

ビーチに来て15分くらい歩いたところで引き返すためにUターン。ここからはほとんどガイドさんがデナちゃんを引っ張ることがなく、私が手綱を握っていました。馬は記憶能力が高い動物で、自分によくしてくれる人の顔を覚え、その人に対する忠誠心はとても強いそうです。もちろん私が手綱を握っているからって私の指示を聴いてくれません。ガイドさんの合図やデナと呼ぶほうへ歩くデナちゃん。インストラクターのカデさんのことがとっても好きなようです。

自分で持ってきたカメラでインストラクターのカデさんが撮影をしてくれました。
バリホースライディング社のカメラマンによる撮影もありますが、ご自身のカメラでの撮影もお気軽に行えます。バリ島でホースライドの思い出を写真に残すのをお忘れなく!

折り返し地点を折り返すと、朝のビーチを散歩する現地の学生の集団に合いました。一人の少年がグーサインを私にしてくれました。どうやら私のホースライディングは様になっているようです。

私も口でチッチッという音を鳴らしてデナちゃんに進んでもらうように伝えます。なんとなく私の指示を聞いてくれているような気もしましたが、大体はカデさんがデナ!と呼ぶほうへ歩くデナちゃん。

このまま海を眺めながらゆっくりとスタート地点のバリホースライドに戻ります。

スタート地点に戻り、ホースライドは終了です。ここでインストラクターのカデさんとデナちゃんの華麗な走りを見せてもらいました。ホースライド終盤はお腹を空かせ、歩くのが面倒くさそうだったデナちゃんもカデさんの掛け声とともに走り出しました。メスのデナちゃんですが、走る姿はとても逞しくかっこよかったです!

馬の足には蹄という爪がついていて、この蹄が早く走れる秘訣です。本来は硬い土の上を歩く馬ですが、バリ島ではクタエリアで馬車がよく見られますね。コンクリートの上を走ることは馬にとっては少し負担が大きいかもしれません。最後はデナちゃんと記念撮影をしてホースライドは終了となりました。

終了後、カデさんが馬小屋を見せてくれるということで、見せてもらいました。馬小屋ので最初に会ったのはこちらの雄のサムスン。7歳。雄の馬はとても大きく、筋肉もメスのデナと比べると一回り以上大きく感じました。さらに艶のある黒い毛並みがその貫禄をさらに感じさせます。とにかくかっこいいの一言。サムスンはホースライドで働く馬ですが、競馬界で時速50キロで走り抜ける馬たちはどのような体つきなのかいつか見てみたいと今回の取材を通して思いました。

馬たちはこちらの乾燥した餌を水で溶いたものを食べます。大きな樽一杯を2回食べるそうです。日本では馬はにんじんが好きというイメージでしたが、こちらの乾燥餌には栄養が豊富に入っているそうです。さらに大量の水を飲むそうです。馬小屋はとても綺麗で悪臭などの匂いがまったくありません。馬が眠るエリアにも糞などは落ちていなく、インストラクターによって丁寧にケアされています。実際、インストラクターと馬の間は強い信頼関係で結ばれており、馬と人間ではなく、純粋に友達として接し合っていることがよくわかりました。

こちらは生まれて4日目の赤ちゃん。お母さん馬の周りをチョコチョコ走り回っている様子がとても可愛らしいです。ミルクも飲む姿がみられてとても貴重な様子を見ることができました。現在バリホースライディングには22頭の馬が住んでいます。全ての馬がジャワ島からやってきた馬で、インドネシアサラブレッドだそうです。バリ島オリジナルの馬もいるそうですが、こちらにはいません。

馬たちが背負っている鞍は11キロもあります。さらに人間が乗るので平均して役60キロ以上を背負い歩く馬たちには尊敬。ホースライドが終わるとすぐに鞍ははずされます。デナちゃんの背中に乗っていた鞍をはずすとびっしょりを汗をかいていました。

編集を終えて


自身、今日まで馬にはあまり興味がなかったのですが、実際にインストラクターと馬の信頼関係をみたり、馬小屋に住む馬たちと触れ合って、馬という生き物は非常に興味深く、頭がいい生き物だということがわかりました。バリホースライディングは繁華街から外れたエリアにあり、ココナッツツリーの林や多くの緑が残っています。空気も新鮮でホースライディングはとても快適でした。ビーチも至近にあり、馬たちにとってホースライドでビーチへ散歩をしに行くことはお気に入りの時間なんだそうです。ここで住んでいる馬たちは檻に入れられて可愛そうという印象はありませんでした。丁寧なケアの元のんびり暮らしていることがよくわかりました。

※本レポートは取材時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。

About 体験レポート編集部

こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!