サーフィン

ヒロチャン名物の体験レポート!スランガン・サーフィンでサーフィンスクール | バリ島 サーフィン

Reporter YUKI

サヌールとクタのあいだに浮かぶスランガン島に、サーフスクールがあるということで取材に行ってきました。今回はサーフィンスクール3日間のメニューを体 験!ビギナーの自分も全日程終了後には一人前のサーファーになれているでしょうか。詳しくレポートしていきます!(レポーター ユウキ/波乗り歴10~20回・ビギナー)

 

スランガン島でサーフィンスクール♪ 3日間のロングパッケージ!1日目☆

朝7時半、「SERANGAN SURF SCHOOL」のロゴの入った送迎車が迎えに来てくれました。スランガン島と言っても船で渡るわけではなく、橋がかけられて陸続きになっているので車でのアクセスになります。荷物を積み込んで、いざ出発です。

車内はエアコンが効いていて清潔です。

ジンバランのオフィスから30分ほど走り、バイパスをサヌール方面へ。途中脇道に入り、スランガン港へ向かいます。橋を渡りスランガン島に入ると、急にのんびりした景色になります。緑の原っぱと青空が広がり、穏やかな空気が流れています。

のどかな漁村といった雰囲気の村の中をずんずん進んでいき、「どこに連れて行かれるんだ?」と思ってしまうぐらい細い裏路地の先に、スランガンサーフスクールはありました。

ジンバランを出発してから約40分の道のりです。早朝に集められた取材班は若干変なテンションになっています(笑)

受付を済ませたら、さっそく着替えてレッスンの準備です。ここで嬉しいサービスが!ラッシュガードとサーフパンツを貸し出してくれます。レッスンの後に観光やお買い物をご予定の方、昨日も海で遊んだから海パンが乾いてないよーという方、これなら手ぶらで来ても安心ですね。

荷物をロッカーに預けたらサーフボードを選んでもらいます。インストラクターの方が、体格やレベルに応じた最適なボードを選んでくれますので安心ですね。 体が大きい人ほど大きいボードを、レベルが上がるほど小さいボードを選ぶそうですよ。

車にサーフボードを積みこんだらいよいよ出発です!ワゴン車の上にサーフボード、カンカン照りの太陽の下、デコボコ道を海へ向かう。何ともいい雰囲気です。

 

サーフボードを積みこんで海へ。人の少ない綺麗なビーチへ到着★

途中、大きなカメのモニュメントがあるゲートを通ります。ここスランガン島は、かつてスハルト政権時代に大きな開発計画があったそうなのですが、スハルト の失脚とともに計画は中止。ビーチ付近は今も私有地になっているので入場ゲートがあるんだそうです。バリ島では他にもこのような話を聞いたことがあります が、個人的にいろいろと考えさせられてしまいましたね。

さて、そんなムズカシイことを考えながらデコボコの道を15分ほど進み、パッと目の前が開けたところがスランガンビーチです! ビーチ沿いには海の家が立ち並び、のどかな雰囲気です。見渡す限りの青空と、キラキラと輝くコーラルブルーの海!そうそう!これを待っていたんです!
バリ島にはたくさんのビーチがありそれぞれに特徴がありますが、ここスランガンはジンバランともクタとも違う独特のゆるい空気。いい感じです。

ちなみにこのスランガン、雨季と乾季では混み具合が全く違うそうです。ベストシーズンは雨季。取材時は乾季のため人が少なかったのですが、波が良くなる雨季には多くのサーファーで賑わうとのことです。

これだけ綺麗な海を目の前にすると、ダーッと走ってドボンといきたいところですが、はやる気持ちを抑えてレッスン内容の説明を受けます。

まずはリーフブーツについて。ここのポイントは地面がサンゴのため、足を切らないようにブーツを履きます。ご自身の足に合ったサイズを選びましょう。水中で伸びるので、やや小さめのサイズがいいようです。

続いて海での実際の動きについて説明を受けます。パドリングの仕方から、ボードの上に立つ位置や立ち方など基本的なことを教わります。

サーフィンはイメージが大切なスポーツです。ここでしっかりと説明を聞いて頭で理解しておくことは上達への一番の近道ですので、海に出た時のことを想定してイメージトレーニングをしておきましょう。

 

上達への近道は基礎から!波に乗る感覚をしっかり覚えよう!

説明を受けたらいよいよ海へ入ります。こんなに綺麗な海でサーフィンができるなんて、最高ですね!気持ちいい! ここスランガンは波のあるポイントが岸から約200mほど沖に行ったところにあるので、そこまでパドリングで向かいます。これがなかなかきつい!

 

ポイントに着いたら、インストラクターの方と一緒に波を待ちます。そしていい波が来たらボードを押してくれますので、タイミングを合わせてテイクオフ!

ボードは浮力も大きく安定感が抜群なので、簡単に立つことができました!

そのあとはパドリングでまたポイントまで行き、波を待ってテイクオフ!という繰り返しです。 もちろん日によってコンディションは違うのでしょうが、この日の波は比較的小さめ。サーフィン経験の浅い自分には優しくて乗りやすい波でした。

海から上がったらお待ちかねのランチタイムです。サーフィンの後ってものすごくお腹が空くんですよね。 メニューはナシゴレン、ミーゴレン、ミークワの3種類から選択式。僕はミーゴレンを選びました。 お味のほうはというと、うーん、まぁおいしいんですがインスタントっぽい味でちょっと残念でしたね。とはいえ、日本でいえば海の家の食事なので、こんなものなのかもしれませんね。

 

通常はこの後もう一度海に入って第2ラウンド、という流れですが、今回は取材のためレッスンはここまで。受付に戻ります。

受付に戻ったら屋外にあるシャワーで海水を落とします。清潔なバスタオルを貸し出してくれました。 トイレの奥に温水シャワーもありましたが、ちょっと薄暗くてゆっくりシャワーを浴びれそうではなかったので、屋外の水シャワーに。日焼けして熱くなった体にはこれが気持ちいいんですよ。

 

これで1日目のレッスンは終了。普段の運動不足もあり、体はヘトヘト。2日目のレッスンに備えて、ゆっくり休みましょう。お疲れ様でした!

 

理想のフォームを目指して。実践形式のスクール2日目★

おはようございます。さぁ2日目。気合を入れるため、髪を切って登場です。1日目と同じ流れで着替えを済ませ、再びスランガンビーチへ。
昨日の優しい波とは打って変わって、今日は風が強くコンディションがあまり良くありません。うーん、残念。

ご紹介が遅くなりましたが、こちらがインストラクターさん。イケメンを投入してきました。
写真右がピキさん。1日目もレッスンをしてくれた方です。日本語が上手でコミュニケーションも問題なし。そして左がドグラスさん。バリ島最大手のスクールで働いていたという実力派です。お二人ともとても優しくて、安心してレッスンを受けることができました。

 

1日目と同様、ビーチでのレクチャーから始まります。ボードに立った時の正しいフォームを教えてくれます。僕はバランスを取るための右手の使い方を教えてもらいました。

その後、おもむろに砂浜に線を書き始めたドグラスさん。これは1日目のレクチャーにはなかった内容です。何が始まるのでしょうか。 なるほど。この線はサーフボードを表していて、波の上で方向を変える時の角度について教えてくれました。方向を変える角度は大きすぎても小さすぎてもダメ。45゚を目安にしてくださいとのことでした。

 

どんどんチャレンジ!大きな波をキャッチするべし!

 

 

それでは海に入ります。今日はさらに沖へ出て、波が割れているポイントへ向かいます。さぁ今日も頑張ってパドリング!

沖に出たら一緒に波を待ちます。先ほどのビーチでのレクチャーをおさらいしています。右手をうまく使うように・・とアドバイス。 海が荒れていて厳しい海況でしたが、しっかりとサポートしてくれますので安心です。

 

テイクオフ失敗。潮の流れも強く、なかなかうまくいきません。

何度か練習するうちに無事テイクオフができました!教えてもらったように右手を使うとバランスがとりやすく、的確なアドバイスのおかげで自分がうまくなっていることを実感します。 フォームも1日目よりサマになっていると思いませんか!

さて、レッスンを終えてビーチへ帰ろうとしたら、あれ?腕が上がりません。この日は潮の流れが速く、流されながら必死にパドリングをこなしているうちに腕の力を使い果たしてしまったようです。これはまずいな・・。 ジタバタしている間にもどんどん潮に流されていきます。故郷で待つ母さんの笑顔がよぎったころ・・・ドグラスさんが助けに来てくれました。なんと、僕のボードに足を引っ掛け、2人分の板を引っ張ってパドリングを始めたのです。

 

ええーっ!そんなことできるんすか!?スゲーッ!感動する僕に笑いながら、余裕の表情で陸までスイスイ。過去には3人分引っぱったこともあるとか。いやー、プロってのはスゴイですね。

ビーチに戻るとバスタオルを貸し出してくれます。右の写真は別に猛牛と闘っているわけではありません。風が強いのです。
そしてミネラルウォーターのサービス。日焼けと海水で喉がカラカラなので、水分補給は必須ですね。

通常はこのあとレッスン第2ラウンドを行うのですが、取材のため今日もここまで。 1日目と同じく海辺のワルンでご飯を食べ、オフィスに戻って着替えて終了! お疲れ様でした!

 

いよいよ最終日!目指せ1人前サーファー!3日目

さぁ始まりました、3日目です!今回は1・2日目とは別のポイントでのレッスン。スランガンサーフ社はサーフィンレッスンだけでなく、マリンスポーツも催行しているのですが、今回はそちらのオフィスからエントリーします。 天気も良く、たくさんのお客さんで賑わっていました。

港のすぐそばにあるため、たくさんの船が停泊しています。1・2日目のビーチとはずいぶん雰囲気が違いますね。 ウェットスーツを着て船に乗り込む方たち。これからダイビングでしょうか。お気をつけて!

 

海の安全を守っているという立派な石碑。今日も無事にサーフィンができますように。

 

ポイントへはボートでGO!憧れのシークレットポイントへ!

それではいよいよレッスン開始!3日目はなんとボートエントリー!沖合にある、地元の人しか知らないシークレットポイントへ連れて行ってくれるそうです。これは楽しみ!

※安全のため、こちらのポイントへは一定のレベルに達している方のみのご案内となります。可否は1・2日目の内容を見て、インストラクターが判断します。

 

通常、ボートエントリーのポイントへは自力でボートをチャーターして行くしかないので、スクールでこれを体験させてもらえるのはかなりポイントが高いですね。これまでにないサービスにテンションも上がります。

10分ほど船を走らせ、ポイントに着きました。さっそく足にリーシュコード(サーフボードと体をつなぐヒモ)をつけて、サーフボードと共に海へダイブ!戸惑っている暇なんかありません。

 

おー、こういうのサーフィンのDVDで見たことある!ミーハーな僕は思わずはしゃいでしまいました。気分はもう一人前のサーファーです。

海に入ったら、波が割れているポイントへ向かいます。船からはだいたい200mぐらい。かなりの距離がありました。 ↑写真の海面が白くなっているあたりです。 さらに、強風のため海面は荒れ模様。潮の流れも速くなかなか思うように移動ができません。パドリングのしすぎで腕がヘトヘトです。この海況の中でうまく乗れるでしょうか。

 

インストラクターさんにサポートしてもらいながら何度かトライしましたが、ダメ。全く波をキャッチできません。ビギナーの自分には今日の波は難しすぎました。残念です。

悔しい気持ちを胸に船に戻ります。まだまだ修行が足りませんね。
ちなみに、実際のレッスンでは海況の悪い日は別のポイントへ連れて行ってくれるそうなので、このようなことはありません。ご安心ください。
さて、それではビーチへ戻りましょう。

今回のレッスンで学んだことは、サーフィンはパドリングが命!ということです。いい波をつかまえるには、いい波がある場所へ行かなくてはいけません。そして、海では潮の流れがあるので、そのなかで良いポジションをキープするのにもパドリングは必須です。 これができなければサーフィンは上達しないでしょう。コツもありますが、うまくなるには練習あるのみ!
地道な努力の積み重ねです。

「サーフィンって人生に似ているよな・・」遠い目をして物思いにふけっているフリをしながら、実は猛烈な船酔いと戦っていたことはここだけの秘密ですが、とにかくいい経験になりました。
あー、疲れたー!!

 

浜辺でいただくランチは格別!スタッフの方の優しい心遣いにも感謝★

船酔いで青い顔をしている僕を見かねて、温かいお茶を出してくれました。なぜビールジョッキに注がれているのかは深く突っ込まず、優しい心遣いに思わず笑顔がはじけます。
実際のお客様でも気分が悪くなられた方には、サービスでこのお茶を出していただけるとのこと。嬉しいサービスですね。

このお茶が効果てき面。すっかり気分もよくなりお腹が空いた頃、お待ちかねのランチタイムです。メニューは1・2日目と同じく、ナシゴレン、ミーゴレン、 ミークワの3種からの選択式。昨日の海辺のワルンよりおいしく、量も文句なし。器や盛り付けなどもしっかりしていて、こちらのランチの方が食べごたえがあ りました。

食事を終えたら、シャワーを浴びて着替えます。こちらの施設には専用のシャワールームがあり、シャンプーとボディーソープも備え付けてありました。海水に浸かった後ですから、これは嬉しいですね。サッパリです。食事を終えたら、シャワーを浴びて着替えます。こちらの施設には専用のシャワールームがあり、シャンプーとボディーソープも備え付けてありました。海水に浸かった後ですから、これは嬉しいですね。サッパリです。

全行程を終えて、最後に取材メンバーで記念撮影。過酷な場面もあった取材のため、このあたりになってくると友情に似たものが芽生え始めています。
3日間、ありがとうございました!今回教わったことをしっかり活かして、もっとサーフィンがうまくなれるように頑張ります!また会いましょう!

 

ボートで行くシークレットポイントが目玉。レベルアップしたい中級者におすすめ★

こちらのサーフィンスクールはある程度のサーフィン経験のある方にオススメの内容だと思います。というのも、このメニューの目玉はなんといっても3日目に ボートで行くシークレットポイント。ここでサーフィンを楽しむためには最低限「パドリングで自由に移動ができる」ぐらいのスキルは必須だからです。自分も そうでしたが、ビギナーの方にはパドリングでポイントに行くまでが一苦労。潮の流れもある場所なので、「自分のポジションを自分でキープ」できないとあま り楽しめないかもしれません。ただ、それができるレベル以上の方であれば、このパッケージは非常に魅力的だと思います。サーフボードを積み込んだボート で、地元の人しか知らない秘密のポイントへ行き、ゆっくりサーフィンレッスン。たまりませんね。

インストラクターの方のアドバイスも非常に的確なので、こ れを機にレベルアップしたい!自分のライディングの改善点を教えて欲しい!という方には最適のパッケージだと思います。

  • 海の日差しは強烈!長時間レッスンで日焼けは確実なので、日焼け止めはしっかりと塗りましょう。
  • 楽しむ姿勢が大切!怖いと思ってしまうと体が思うように動きません。インストラクターの方がサポートしてくれますので思い切ってチャレンジしましょう!
  • カレントに注意!ポジションをキープするためにパドリングのスキルは必須です。
  • こまめに水分補給!日焼けと海水でとにかくのどが渇きます。しっかりと水分補給しましょう!
  • スランガンの海はとても綺麗です。海底のサンゴが見えるほど透きとおった海で、思いっきりサーフィンを楽しんでください!

※本レポートは体験時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。 また、レポート内容には体験者の主観的な意見・感想が含まれていますが、全ての方にこれを保証するものではありませんので、あくまで参考としてご利用下さい。

 

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こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!