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海の華 取材レポート | バリ島 レストラン

2012年3月9日、華やかなホテルやレストランが多く立ち並び、大型ショッピングモールのディスカバリーモールも通り沿いに位置しているバリ島クタ随一のおしゃれストリート「カルティカプラザ通り」。そのカルティカプラザ通り沿いにある、本格的な手打ちそばをはじめとする、魅力的な和食が自慢の居酒屋「海の華」へ行ってまいりました。

 

海の華 外観・店内の様子

お店の外観です。カルティカプラザ通り沿いに、海の華はあります。通り沿いに看板も出ていて、赤いちょうちんと、竹をはじめとする、清々しい緑に囲まれた外観が和の雰囲気をかもし出しています。

お店の入口には、メニュー表も置かれています。竹材を用いた壁面が、落ち着いた雰囲気を印象づけています。

お店は2階にあるため、こちらのまっすぐに伸びた階段を登って2階へと向かいます。

店内の様子です。お座席は全部で44席あります。写真手前に見える席が、テーブル席です。全部で24席あり、海の華では、一番数が多いタイプのお席です。

右の写真はソファ席です。ゆとりあるくつろぎの空間が広がっていますね。こちらには、全6人が座れます。

暖かな灯りが点々と設置されている屋外のテラス席は、4席用意されています。植えられた青い竹が、和の世界を彩ります。

こちら、ちょっとした宴会でも使えそうなお座敷は全10席になります。前日までのご予約にて、カラオケを楽しむこともできます。(Rp.20,000/1名様の別途料金)

カウンター席は、全6席。和食店ながらも、バリらしい装飾と置物が、ところどころに見られます。

ご自慢の手打ちそばのポスターは、そば打ち台の裏手に飾ってあります。

丁寧な接客で、出迎えてくれた女性ローカルスタッフ。カタコトの日本語を話すスタッフも居ます。おおよそ、8名程のローカルスタッフが、働いています。

横浜は一茶庵にて、そば打ちを習得した店主の倉田氏。「バリ島に来る世界中の旅行者へ、日本の身近な味をそのままに伝えたい」と2007年11月に「海の華」を開店。

 

お料理のご紹介

酒の肴にぴったりの塩辛さの「焼きみそ」は、Rp.36,000

ほど良い焼き加減とだしのうまみが凝縮された、「だし巻き卵」は、Rp.36,000。

ほんのり焼かれた表面の香ばしさと、お刺身のような柔らかさをもつ絶品の「合鴨タタキ」はRp.38,000。

鳥の柔らかさと、甘じょっぱい照り焼きのたれが、食欲をそそる「若鳥のキジ焼き」は、Rp.62,000

店内で精魂込めて、そば打ちされたおそば本来の上品な味わいと、さっくりと揚げられたてんぷらの味を楽しめる「天せいろそば」は、Rp.98,000

歯ごたえのよいおそばの食感と、鴨から出ただしが、濃厚なコクと深い味わいを放つ「海の華」人気No.1メニューの「鴨せいろそば」は、Rp.92,000

ボリューム満点の厚切りとんかつに、おそば屋さんの懐かしい和風仕込みのカレーが、おなかを満たしてくれる「カツカレー」はRp.65,000

海の華ご自慢の天せいろに、炊き込みごはん、茶碗蒸しがセットになった豪華なセットメニュー「海の華御前」は、Rp.120,000

 

そば打ちの様子

こちらのそば打ち台にて、1日2回程そば打ちが行われます。ガラス張りのそば打ちスペースは、お客様がそばを打つ様子を楽しめるようになっています。

右は、そばを伸ばすために使う麺棒。様々なサイズのものを使い分けます。

ふるい、そば粉、そば切り包丁などのそば打ち用の材料と道具です。そば粉は、一茶庵から直輸入している純・北海道産のものを使用しています。

まずは、ふるいにかけて、粉をサラサラにします。「おそばは、良い粉を使わないと良い味が出ないので、そば粉の質は落とせません。」と倉田さんは、語ります。

水回しという工程です。こちらで使う水の量は、バリの雨季や乾季などの季節で量を調整しているそうです。そば作りに対する深いこだわりを感じますね。

すばやく粉全体を、かき混ぜます。かなり力強く、素早く粉を混ぜ合わせていました。粉は、そば粉「8」に対して、つなぎ用に小麦粉をおおよそ「2」の割合で配合しています。

一心不乱にそば粉を、混ぜ、こねつづける倉田さん。水が全体に混ざっていくと、粉から重みを感じる生地に変わっていくそうです。その力強さに、熱い職人魂を感じます。

およそ5分程、こね続けていると、しだいに耳たぶくらいの柔らかさの塊となります。最初は表面が、ボコボコとしています。

これを10分程練り続けていると、表面がつるつるになります。まるで、はにわが有田焼きになったようですね(笑)

お次は、生地を伸ばしていく作業です。まずは、手で円形上に広げていきます。こちらの作業がおおよそ15分程続きます。

ひとしきり薄く平たくなってきたところで、麺棒を使ってさらに、伸していきます。かなり力強く、丹念に麺棒を回していきます。

こちらの工程をおおよそ10分程繰り返すと、四角く均等に薄くなった生地ができあがります。

おおよそ1.5m×1mほどのサイズの長方形状に薄くなった生地を、手際よく1/8程の大きさまで丁寧に折りたたみ、そばを切る段階までもっていきます。このあとのそば切りの工程は、海の華のインドネシア人スタッフ「アラム」さんに、バトンタッチします。

そば切り担当のインドネシア人スタッフの「アラム」さんです。そば切りは、こちらのお店で2008年頃からはじめたそうです。今では倉田さんを「インドネシアの人でそばをここまで上手に切れるのは、彼女くらいじゃないでしょうか?」と、うならせる程の腕前です。

おそばを切っていきます。均等に切り分けていくのは、熟練の技が必要なようです。慣れていても、切り始めと最後の方で、若干の太さが変わってしまうこともあるそうです。奥の深い職人技の世界ですね。

こうして、切り分けられ、おなじみの麺状の形になったおそばを、木の箱の中に丁寧に並べていきます。生そばのしっとりとした、感触がとてもおいしそうですね。

こうして、お二人の共同作業により、おいしいおそばが完成しました。バリ島で、ここまで本格的な手打ちそばをいただけるお店は、なかなかありません。おそ ば以外にも、ソースなどの調味料も、全て自家製のものを使用し、素朴な和食の味の再現にこだわって作っているそうです。そのため、メニューは、おそば屋さ んの定番メニューからカツカレーなどの昔懐かしい洋食まで、倉田さんがセレクトした、旅行者の方々にぜひ味わってもらいたい、日本でよく食べられている身 近なメニューが並んでいます。

 

海の華 おすすめポイント

  • 日本のそば粉を使った、風味豊かな本格派の手打ちそばが楽しめます!
  • タイミングが合えば、そば打ちの実演を見ることができます!(事前連絡により時間を合わせることも可)
  • 日本で食べられる素朴な和食・洋食の味を再現しています!
  • 空港から車で約10分の便利な立地!バリ島の最終日のご利用もおすすめ!!
  • お店でお食事をした後に、スーツケース等を預けて出発時間まで、近隣を散策することもできます!

 

【タツの感想】

今回は、様々なメニューをいただいてきました。お味はどれも、店主の倉田さんのコンセプト通り、日本のおそば屋さんの身近な味を忠実に再現 した日本人にも安心のお味でした。名物のおそばは、風味豊かで歯ごたえもよく、鴨せいろはちょっと濃い目の味付けながら、しっかりとした鴨のおだしが、ガ ツッとくる味わいのいいお味を出していました。
個人的には、合鴨のたたきが非常においしく感じ、ローストハムのような香ばしい表面とお刺身のような、しっとり柔らかな中身のハーモニーに舌つづみを打ちました!
店内は、シックな木や竹の和の風合いのインテリアに、優しい暖色の照明がくつろぎの空間を演出しています。
お店に荷物を預けて、周辺の散策を楽しむこともできますので、旅の最終日にお荷物をお店に預けて、すぐ近くにある大型ショッピングモールの「ディスカバリーモール」へ、お土産品を見に行くなどの使い方もいいかもしれないですね!
鴨せいろなど若干、味付けが濃いめかなと思うメニューもありましたが、基本的には、とてもおいしいホッとするような和食を楽しめるお店だと思います。
居酒屋というスタイルのお店ですので、おそばと一緒にお酒を楽しむというのもまた、一興ですね!!
2012年4月からは、うどんとラーメンの手打ち麺づくりも始めるそうですので、こだわりの麺料理の新レパートリーにも期待です!!

※本レポートは体験時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。 また、レポート内容には体験者の主観的な意見・感想が含まれていますが、全ての方にこれを保証するものではありませんので、あくまで参考としてご利用下さい。

 

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こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!