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プラナスパでヨガレッスン&リチャージ・パッケージ 体験レポ | バリ島 スパ

2012年10月26日、ミステリアスなイスラム風建築で話題のプラナスパで、ヨガ・レッスンとスパ・トリートメントを体験してきました!おしゃれなスパやカフェが建ち並ぶスミニャックの中でも、ディテールまで凝ったプラナ・スパの建物は異彩を放っています。以前から訪れてみたかったスパということもあり、はりきって行ってきました。

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到着

プラナスパへは、ジンバランから走ること30分弱で到着します。
このスパは古代のマハラジャ宮殿をイメージして造られていて、外観からしてとてもエキゾチック。

 

 

エントランスを抜け、階段を上って2階にあるロビーへ向かいます。

カーテンやソファ、クッションなどが重厚な赤でまとめられたロビーは、とても贅沢な空間。

テーブルの上には、トリートメントで使うオイルやスクラブの見本がおしゃれに陳列されています。

スペシャル・ルーム

ウェルカムドリンクのジンジャーティーをいただいたら、まずはスペシャル・ルームを拝見。

中庭を見下ろす渡り廊下から、トリートメント・ルームのある棟へ移動。
どこもかしこも手が込んでいて、まるでアラビアンナイトの世界に迷い込んだよう。

スペシャル・ルームは通常のシングルやツインのお部屋の何倍もの面積を費やした、
本当に女王さまの寝室のような空間です。

お部屋をみせてもらうだけでこんなに楽しめるスパは他にありませんね♪

ヨガ・レッスン

素敵なお部屋ですぐにでもトリートメントを受けたいところですが、本日はまず、
午前中のヨガ・レッスンから体験していきます。スパに併設のヨガ・スタジオも、エキゾチックな空間でした。

 

指導してくださるのはベテランコーチのプトゥ先生。

実は取材の日、予定よりも早くプラナスパに到着し、ヨガ・スタジオに入室しました。そのときはまだ、朝一番のヨガ・クラスの人たちがレッスンを受けている最中。

スタジオにも待合スペースはあるのですが、プトゥ先生に「ロビーのほうでお待ちください」と背中を押されてしまいました。
今ヨガをしている生徒さんが集中できるよう、環境作りに妥協しないきちんとした方です。

そんな先生に本日教わるのは、シバナンダ・ヨガ。

ポージングによって身体を活気付けるだけでなく、抑圧された精神を解放し、穏やかな境地に導くことを主眼としたヨガ・スタイル。悩みを抱える現代人にとって最も効果的なヨガとも言われているそうです。

 

円形のスタジオに入ると、プトゥ先生を囲んで数人の生徒さんがすでにヨガを始めています。

私もヨガ・マットを広げて、さっそく参加します。

 

先生の指示はすべて英語。

歌うように伸びやかな声で次々と指示を出しながら、スタジオの中心でお手本を披露していきます。

英語の指示で細かい部分が聞き取れないことがあっても、先生のポーズを真似れば大丈夫でした。

 

それにしても、予想外のキツさです!

普段はセルフで気軽なヨガしかしたことのなかった私は、ゆっくりとポーズをしていくだけでこんなに汗が出るものとは思いも寄りませんでした。

 

スタジオ内は空調を入れず、自然のままの気温でした。
それがいっそう発汗を手伝っています。

手元にタオルとドリンクは必須ですね。

 

 

ときどき先生が回ってきて、直接指導をしてくれます。

前屈のようなポーズで、これ以上は膝をまっすぐに出来ない~と思いながら下に伸びていると、先生がやってきて背中をさするようにポーズを矯正しはじめました。

結果、これが限界と思った地点からもう指先2つ分ほど深く伸びていました。自己ベスト更新の瞬間です笑

クールダウンの時間を丁寧にとるのもシバナンダ・ヨガの特徴です。
仰向けの姿勢をとり、静かに呼吸を繰り返しながら全身の力を抜いていきます。

元々リズミカルだった先生の指示の声が、このときにはどんどんメロディーがついて、歌のようになりました。

「力が抜けて、どんどん抜けて、あなたの肩も腕も脚も腰も自由だよ~」といった内容だったので、
<リラックスの歌>と勝手に命名。

 

ヨガ・スタジオの周囲にはぐるりとイスラムの星を象った窓が穿たれていて、仰向けになって薄目になると八角星の向こうに椰子の葉が揺れています。

非日常的な雰囲気も手伝って、先生の歌がだんだんとコーランのような、神聖なお祈りのように聴こえてくるから不思議です。

 

存分に身体を心を落ち着けたあと、ヨガ・レッスンは終了。

久しぶりに良い汗をかきました!

チェンジング・ルームでトリートメントの準備

プラナスパにはこれまたゴージャスなチェング・ルームがあり、
ヨガウェアへの着替えや、トリートメント用ガウンへの着替えなど、身支度はすべてこのお部屋で行います。

ヨガの後は軽くシャワーを浴びてから、トリートメント用のガウンに着替えました。

 

 

ロッカーは鍵がかかるようになっているので、荷物をすべて入れてから施錠します。

 

 

チェンジング・ルームの洗面台にはドライヤーや化粧水、
ローション、綿棒なども完備されているので、
とても使い勝手がよかったですよ。

リチャージ・パッケージ

身支度が済んだら、きらびやかな廊下を通ってトリートメントルームへ向かいます!
本日私が体験するのは、3,5時間のリチャージ・パッケージ。

ほの暗い照明がロマンチックなインド風のトリートメントルームに通されました。

担当テラピストのヘンディーさんは、「どうぞ座ってください」「お待ちください」など、
簡単な日本語で接客してくれます。

 

まずはフットバスで足を洗います。

ソルトスクラブがさっぱりとしてとても気持ちよかったですよ。

足を洗い終えるとトリートメントベッドへ移ります。

感動したのはU字ピローの具合の良さ!!
スパでのマッサージはたいてい、ベッドでピローに顔をうずめたうつ伏せの状態でスタートします。

 

これまでに体験したスパはピローが大きくて顔がうまく据わらず、少し違和感を感じながらのマッサージが多かったのですが、プラナスパのトリートメントベッドはどんな姿勢でも文句無しの寝心地でした。

マッサージはとてもこなれていて、経験を感じさせる手つきでした。

そして一番の目玉、シロダーラです。

 

 

仰向けになった額の上へ器具をセットします。

以前からシロダーラにとても興味のあった私は、この段階でとてもわくわく。

 

ちなみに、このときベッドから見上げるトリートメントルームの天井がまた素敵。

目線のちょうど真上が見事なメダリオンで装飾され、そこから吊るされたぺンダントライトが、色ガラス越しにやわらかい光を投げかけてきます。

本当に、どこを見ても溜め息の出るような演出です。

ほどなく、額の上にあたたかいオイルが流れ落ちてきました。

オイルで刺激する位置は前頭葉の中心あたりをイメージしていたのですが、
実際には前髪の生え際近くでした。

オイルが滴り落ちてくると同時に、何の匂い、と言い当てられない不思議な香りも漂ってきます。

普段のスパならばすぐにテラピストさんに質問するところですが、この瞬間に声を発するのはなんだか損な気がして、黙って目を閉じオイルの感触に集中しました。

オイルが流れ落ちていく感覚は、自分の額が渚になって、そこにやさしい波が寄せ返しているイメージ。

あとでシロダーラの内容を訊いてみると、ベースのココナッツオイルにローズウッド、オレンジ、ペパーミントなど数種のエッセンシャルオイルを混ぜたものだそうです。
とてもやわらかくふっくらとした香りなので、特定の苦手なフレーバーのある方や、男性の方でも抵抗なく施術を受けられるのではないでしょうか。

 

シロダーラが終わると頭にタオルを巻かれ、シャワールームに移動します。

こちらでボディ・スクラブ&レイン・シャワーの開始。

 

 

インドネシア伝統のスクラブをルルールといいますが、
これをしてもらうとお肌がとても滑らかになります。

レイン・シャワーは初めての経験。
トリートメントベッドの上に張り出したパイプにシャワーヘッドが鈴生りになっていて、ダイナミックにスクラブを洗い流していきます。

お湯の温度もちょうどよく、何よりテラピストさんに身体を洗ってもらう至れり尽くせりのサービスがリッチな気分にさせてくれますよ。

 

 

シャワーのあとは再びガウンを着て、先程のチェンジング・ルームに案内されました。

「これから冷温水プールです、こちらに着替えてください」というセラピストさん。

 

 

出されたキャミソールとサロンを身につけ、一体どこにプールが??と思っていたら、
個性的なドアノブの扉が開きました。

そこから階段を下りると、ひっそりとしたパティオに可愛いプールが!
ふたつのプールにはそれぞれ冷水と温水が満たされています。

 

冷水プールのほうは冷たすぎるように感じたので、温水プールにずっと浸かっていました。
こちらの温度はかなり高くて、プールというよりも露天風呂にいる気分。

 

 

プールサイドにミント&ライム入りのお水も用意してもらい、静かなひとときを過ごしました。

このプールは、スチームとサウナにも直結しています。

スチームの中にはアロマオイルのスプレーもセットされていて、部屋の中にシュッと吹くと、ティーツリーのさっぱりとした香りを楽しむことが出来ます。

 

 

お隣はこじんまりとしたサウナ。こちらも室内は清潔です。

リチャージ・パッケージは3.5時間のゆったりパックなので、サウナ好きの方ならサウナでの発汗と冷水プールでのお肌の引き締めを繰り返すも良し、
肌質コンシャスの方ならスチームでひたすら潤いをチャージするのも良し、
個人の好みで無限に使い方が広がりそうです。

時間が来ると階段を上ってチェンジング・ルームに戻り、シャワーを浴びて着替えます。

 

シャワーブースにはシャンプーとボディソープが備え付けられています。

リンスはありませんが、髪に残ったシロダーラオイルのおかげで潤いたっぷりの洗い上がりになりました。

ちなみにこのシロダーラオイル、効果の持続がすごいんです。
なんと、取材後3日ほど経ってもまだ潤いと香りがあり、シャンプーだけでも不思議なほど指通りがよく仕上がります。

魔法の王国から持ち帰ったお土産のようで、ずっと消えないでいてくれたらいいのにと思います。

取材を終えて

 

インテリアの豪華さを噂に聴いていたプラナスパですが、評判通りの素敵な場所でした。

ロビー、チェンジング・ルーム、トリートメント・ルーム、それに中庭のレストランまで、どこも手抜きの箇所がなく、
非日常のバカンスを満喫できます。

また建物のコンセプトにふさわしく、マハラジャ宮殿でもてなされているような充実した接客が受けられます。スタッフの対応は丁寧ですし、ゲストが無料で使えるタオルやアメニティ、冷水のサービスもしっかりしています。

そしてこの日は、ヨガそしてシロダーラと、バリ島で体験してみたかったメニューをふたつ同時にコンプリート出来てとても満足でした。

ワンランク上のスパ体験がしたい方に、ぜひぜひおすすめしたいプラナスパです。

 

※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。

 

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About 体験レポート編集部

こんにちは!ヒロチャングループの体験レポート編集部です! バリ島内のスパやアクティビティなど、さまざまなメニューをスタッフが体当たり取材!定番メニューからディープな穴場スポットまで、良い所も悪い所も全部ぶっちゃけちゃいます。ぜひ、ご旅行計画の参考にして下さい!!