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バリ島では、有料でお客様を観光、ツアー、送迎するといった場合は、必ずトランスポートの会社の許可(旅客を有料で目的地まで運ぶ または 観光する)が必要となります。
また、スパ、アクティビティ、マリンスポーツ等で有料送迎するものも同じです。(ただし、自分の会社のお客様を無料で送迎する場合は除く)
現在バリ島では、トランスポートの会社の許可(旅客を有料で目的地まで運ぶ または 案内する)を所有していないにも関わらず、オプショナルツアーや観光ツアー(ウルワツツアー、タナロットツアー、ウブド観光、世界遺産ツアーなど)を催行している業者であふれかえっています。
バリ島の旅行会社のホームページでよくみかける、「政府公認のエアコン付きライセンスカー」や「政府公認の日本語ガイド」など、もっともらしい事を書き旅行者を騙しているものです。
上記の4社以外の日系企業では、観光ツアーやカーチャーターなどはできません。
ただし、大手旅行会社のように、ローカルトランスポート会社と契約をして、予約代行している場合は問題ありません。
日系の企業で悪質なのは、トランスポート会社の許可が無いにもかかわらず、ローカルトランスポート会社にお金を払い、ナンバープレートをレンタルしていることです。
トランスポートの会社の所有でない車(個人の所有)にナンバーを付けています。
一見すれば、ナンバープレートだけは許可が有るものを取り付けているので、トランスポート会社の許可があるように見えますが、これは警察の取締りを潜り抜けるためのもので、犯罪となります。
また、お客様は知らないうちに、頼んだ旅行会社の許可の車では無く、全く知らないローカルトランスポート会社の許可の車に乗せられています。(予約代行の場合は、予約代行した先のローカルトランスポート会社の社名)
そして、そのローカルトランスポート会社はナンバーを貸しただけなので、旅行会社からカーチャーター、ツアーの連絡も受けていないため、もし事故が起きて警察から連絡があっても、「当社の所有の車は日本人を乗せてのツアーに出かけていません」、「何かの間違えでは?当社には関係ない」と答えます。
もし事故が起きた場合も、当然保険も保障もありません。
また、乗っているお客様も、無許可営業(トランスポート会社の許可の無い)の旅行会社の車に乗っていたと言う事で、一時的に警察に連れて行かれ事情聴取されることになります。
今回バリ島では、日本人による不法滞在や違法労働、違法営業の取り締まりを行います。
警察、イミグレーション、陸軍局合同で行うもので、当社もこの摘発に協力して違法営業撲滅のお手伝いをすることになりました。
お客様の安全、安心の為にも、正規のトランスポート会社の許可を持っている会社をご利用になることをお勧めします。何かあった場合、大変なことにならないように。