2015年8月4日。夜の動物園を探険できるバリ動物園のナイトズーツアーの取材へ行ってきました！
バリ島内の動物園でナイトズーが体験できる場所はサファリ&マリンパークがありますが、どちらも特色があり工夫が施されています。バリ動物園は閉園後の動物園を暗闇の中歩きます。園内には街灯がありますが、そこまで明るくないので、まるで暗闇のジャングルを歩いているかのような感覚をお楽しみいただけます！
今回の取材ではバリ動物園のナイトズーだからこそ楽しめる点は何なのかを調べてきました。バリ動物園のナイトズー スペシャルページはこちら！
本日の取材先、バリ動物園の紹介！
バリズーはギャニャール県のシンガラパドゥ村にある動物園。2002年にオープンし、現在13年目の動物園です。8.5ヘクタールの自然が豊な敷地に350の動物達が暮らしています。動物園の創設者がこの村の若い人たちに仕事を与えたいという思いが込められ設立された動物園で、合計250名いる従業員のうち70％はこの村の出身の方だそうです。バリ動物園のナイトズーでは閉園後の動物園を一般に開放し、動物達が夜にはどのように過ごしているのかを見学することができます。さらに、ファイヤーダンスショーでは村の舞踊団がバリズーの為だけに作ったオリジナルダンスを披露してくれます。
バリ動物園ロングトレッキングエクスクルーシブパッケージ体験レポートはこちら
【ナイトズーに含まれるもの】
◆エアコン車での送迎
◆入園料
◆ウェルカムドリンク&カナッぺ
◆象&動物にエサあげ体験
◆ナイトズーツアー
◆ファイアーショー
◆ビュッフェディナー
◆保険
（2015年8月4日現在）
バリ動物園に到着！
17：00 クタエリアからギャニャール県にあるバリ動物園までは1時間ちょっと。思ったよりも時間がかからずにバリ動物園に着きました。バリ動物園はバリ島のどのエリアからもアクセスが便利という好立地にあります。受付を済ませ、メインゲートの前で名前を記入します。
名前を記入するとディナーのテーブルへと案内してもらいます。こちらでしばらく他の参加者が集まるのを待ちました。
テーブルに着くと、ウェルカムドリンクのアップルモヒート（ノンアルコール）とカナッペの春巻きが出されました。
デイタイムのパッケージにはウェルカムドリンクは含まれておりませんが、ナイトズーにはこのようなサービスがあります。
客層もカップルが多く、 ロマンチックディナーを動物園で楽しみたいという目的でゲストが集まっているように思えました。勿論ご家族でのご利用にもオススメです。夜の動物園を歩き回れるのはお子様も大喜びの内容でしょう。
動物とのふれあい
17：30 ディナー席にゲストが続々と集まってきました。すると飼育係の方が3匹の可愛らしい動物を連れて来ました。こちらはフクロウ。夜行性であるフクロウはナイトズーにはぴったりの動物です。木の枝で待ち伏せて音もなく飛び、獲物に飛びかかることから森の忍者とも呼ばれています。
こちらは蛇です！こちらの蛇は色素が抜けた白変種という種類で、とても珍しいとされています。見た目から金運が上がりそうなので、取材班のサトゥ氏が張り切って首に巻いてもらいました。私はヘビは苦手なので首に巻くのは断念。ちょこっと触ってみましたが、冷たくてつるつるしていました。
その他にもジャコウネコとも触れ合えます。全ての動物と記念撮影も可能で、ご自身のカメラで撮るのもよし、専属カメラマンに撮影をお願いしても良しです。専属カメラマンが撮影した写真はRp,160,000 にてフレーム付が購入できます（2015年8月現在）
ナイトズーツアーに出発（エレファント編）
18：00 本日ナイトズーに集まったゲストは約30名。2つのグループに分かれ、ガイドさんの誘導でナイトズーツアーへ出発。まずは普段はエレファントライドが催行されているルートを徒歩で辿り、象達が寝泊りをする飼育小屋へ行きます。日中はこのルートはエレファントライド以外のゲストは立ち入りが禁止となっていますが、ナイトズーではこちらのルートへも入る事ができます！
ルートを歩く事15分、象達がちょうど夜ご飯を食べていました。象は一日に3食、合計200キロのエサを食べます。そのうち、夜ご飯はとくに多く食べるそうです。水浴びをしている象も見学できました。業務を終えた象達のオフショットがこちらでは見られますよ！
その後、象のエサやりを体験できます。象はココナッツ、スイカ、イモなど野菜を中心になんでも食べますが、今回のエサやりではトウモロコシを上げました。こちらでも記念撮影ができます。
段々と日が暮れてきました。バリ動物園に夜が訪れようとしています。象のエサやりを終えると一度ディナーテーブルへと戻ります。
18：30 ディナーテーブルに戻るとアニマルショーが始まりました。ハリネズミと、フクロウによる飛行ショーが披露されました。そのあと、数名のゲストが舞台へ呼ばれ、25キロもある大きなジャコウネコがゲストの背中の上を歩くというイベントがおこなれました。25キロは思ったよりも重く、ゲストの背中をマッサージしてくれました。
写真が見にくいので、こちらでジャコウネコを紹介。ジャックフルーツが大好きなジャコウネコ。フサフサの毛は柔らかくて触り心地が良かったです。ジャコウネコの一回り小さい種類が、インドネシアで有名なルワックコーヒーのルワックだそうです。
ナイトズーツアーに出発（動物園編）
19：00 アニマルショーがおわるとナイトズーツアーの動物園編が始まります。園内はほぼ真っ暗。どこに動物達がいるのかも見えないくらいです。ガイドさんが懐中電灯を持っているのでその光を頼りに歩きます。
こちらはワニ。暗闇でみるととても不気味ですね。夜行性のワニ。激しく動き回る様子はなかったですが、目はバッチリ開いていました。
こちらも夜行性のトラ。昼間は眠たそうにしているトラも夜になると野生の目を光らせます。
左写真はワラビ―と右写真は1日に10キロも走るホロホロの集団。真っ暗になった園内でも活発に動いている動物達。
ガイドさんの説明は英語なので、日本語しか話せないゲストは何を言っているか分からないでしょう。動物達のゲージの前には日本語で説明文もありますので、英語のわからないゲストも楽しめるでしょう。続いて、ツアーは動物のエサやりコーナーに着きました。
ナイトズーツアーには鹿やヤギたちへのエサ（野菜）も含まれています。夜の動物園で鹿にエサをあげるという見たことがない光景が見ることができました。夜は寝ているはずの鹿たちもゲストがエサを持って入ってくるとたんに大喜びでエサに飛びついていました。
オランウータンのジャッキーもナイトズーのゲスト達のためにまだ起きてくれていたようです。しかし、ライトの眩しさが気に入らなかったようで少々怒りぎみでした。右はラクダさん。以前はキャメルライドが可能だったバリズーですが、現在は行われていません。
ディナー
20：00 ナイトズーから戻るとディナータイム＆ファイヤーダンスショーの始まりです。ナイトズーツアー出発前はまだ明るかったのでわからなかったのですが、テーブルはキャンドルで灯されとてもロマンチックな雰囲気です。
ディナーは洋食がメイン。ズッキーニスープ、パスタ、グラタン、生ハムサラダに加えバラエティー溢れる豪華なディナービュッフェです。
目の前でパスタを作ってくれるサービスには感激！炭火で豪快に焼かれるバーベキューも食欲がそそられます。ばべーキューはチキン、ケバブ、魚とこちらも豪華な品揃えです。
取材班がオススメの盛り付け2皿をご紹介しましょう。どの一品も美味しい味付けで、1皿では足りないくらい美味しいビュッフェです。
勿論デザートも付いています。ケーキとタルトはディナーにぴったりの豪華さ。
20：30 ディナータイムが始まって間もなく、まだ食べ終わらないうちにファイヤーダンスショーが始まりました。ショーの冒頭にドラムパフォーマンスがあります。
ドラムショーが終わり、音楽が変わるとファイヤーダンスのパフォーマーの登場です！パフォーマーは地元エリアの男性ダンスグループだそうで、普段はバリ島の伝統舞踊を踊る方々だそうです！幅広いレパートリーを持つ、多彩な若者達だなと感心します。
鑑賞中のゲストをパフォーマーが手を引いて舞台へと連れていきます。みんなでジャングルダンスを踊り、笑い喝采の一面もありました。残念ながら日本人はいなかったのですが、欧米のゲスト達はノリノリで踊っていた様子をみると国民性がよくわかりました。
ショーは火を使ったメインのパートに突入します。ダンスはストーリーに沿って作られており、バリ島に伝わる日の神話をダンスで表現しています。普段はバリ島の伝統舞踊を得意とする彼らですが、火が付いたスティックを回転させたりとファイヤーダンスのプロ顔負けのスキルを持っています。
クライマックスはパフォーマーたちが火を噴く芸です！こちらはとても迫力があります！
ダンスの最後にはパフォーマーたちとの記念撮影もありますのでお見逃しなく！記念撮影が終わるとナイトズーの全ての催しが終わります。
21：00 帰りの送迎は行きと同じドライバーさんが駐車場で待ってくれています。なかなか内容が濃かったナイトズーに大満足で動物園を後にしました。
編集を終えて
以前、取材でサファリ&マリンパークのナイトサファリの取材に行ったことがあります。サファリパークのナイトサファリに比べるとバリ動物園のナイトズーの方が内容が濃く感じました。
象達の住む飼育エリアでは普段園内では見られない象達の素の姿が見られます。動物達が夜行性なのか、そうでないのかもこちらのナイトズーツアーではっきりわかりますよ！一日にナイトズーに訪れるゲストは平均30名ほどなので、ツアー中も混雑することなく快適にツアーに参加できます。
※本レポートは取材時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。
