観光客に人気のスポット”ウブド市場”。
近年リニューアルされたのですがネット上を調べてもなかなか詳しい情報が出てきません。
ならば自らどこよりも詳しい市場情報を作っちゃえ!という事で2013年7月26日、カメラを持ってウブド市場へ単独取材に行ってきました。
市場全体の様子
市場到着後まずは全体を把握するために市場の周りを歩き回ってみました。
メモ用紙に地図を書き込みながら歩く事数分。すぐに気が付いてしまいました。
ひ、広すぎる・・・・。
当初全部のお店の商品の品揃えやセールスポイントまで調べる気でいましたが到底無理な店舗数。
ここへは観光で何度か訪れた事がありましたが、自分が見ていたのは全体の3分の1位だったようです。
何店舗あるんだろ・・・・
途方に暮れていてもしょうがないので、気を撮り直してまずは地図の確認。
市場の全体図を簡単ですが作ってみました。
リニューアルされたのはA,B,C,D,Eの部分。
老朽化が進んでいたこのエリアをまず建て直したようです。
F,G,Hの部分は昔のままで今でも古き良きローカルな感じで商売合戦が繰り広げられています。
お店の数を集計してみると総店舗数はなんと約433店舗!
※約がついているのはお店の境目が判りにくかったり、商品がお店から離れた場所までディスプレイしてあったり、シャッターが閉まっていて定休日なのかお店が入っていないのか不明だったりといろいろあるので参考程度の数だと思って下さい。
全店の取材はとうてい無理。
でも全店撮影してお店の雰囲気と広大な感じは伝えたい!と思い狭い通路をカメラ片手に1店につき1枚づつ撮影してきました。
撮影枚数で店舗数が判るという新しいカメラの使い方です(笑)。
それではエリアごとに紹介したいと思います。
まずはリニューアルされて綺麗になった部分から。
このリニューアルについてはお店側からは賛否両論で”病院みたい”とか”学校みたい”とか”外から見てもどこに市場があるか判らない”とかいろいろあったみたいです。
当初は組合で”店舗より外に物を陳列してはいけない”というルールがあったそうなんですが、あまりにも殺風景で判りにくくお客さんが減ってしまい現在ではなし崩し的にどの店も外に陳列しているそうです。
Aエリア
ここはモンキーフォレスト通りに面していて比較的お客さんが入りやすい好条件な場所。
二階建てで1店舗の面積が広めで買い物がしやすいです。
店舗数は約16店。
写真をざざっと。
小さくて見難いのですが良く見ると何が売っているのかわかると思います。
ちなみに画像をクリックしても大きな画像が開いたりはしません。
なししろ数が多いものでごめんなさい・・・。
Bエリア
ここもAと同じく好立地で比較的にぎわっています。
こちらも二階建てで1店舗の面積はちょっと狭くて所狭しと商品が並んでいます。
店舗数は約31店。
Cエリア
二階建ての細長い建物の中にズラ~っとお店が並んでいます。
店舗数はなんと約130店!
ここですでに目が回ってきました。
2階でコーヒーショップを見つけました。
ホットもアイスも100円です。
Dエリア
Cと同じく細長い二階建ての建物の中にお店が並んでいます。
お店がCより多少広めになっていて比較的歩きやすいです。
銀行が1店舗入っているのですが、どうやら観光客というよりはローカル向けのよう。
お店の数は約50店。
Eエリア
同じく二階建ての建物ですが、現在二階は工事中でお店が入っていません。
お店の数は約23店。
Fエリア
ここから昔のままの建物です。
昔は空いている場所が多かったそうですがリニューアル時にこちらに移動した店舗も多く現在はほとんど埋まっています。
中は迷路の様になっていてすぐに方向感覚を失います(泣)。
何度も同じ場所を行ったり来たりしながら地図作成と撮影を行いました。
こんな所までお客さん来ないよ!って場所にまでお店がありますので是非掘り出し物探しに奥へと進んでみてください。
ちっちゃなスパが1店入っていました。
店舗数は約44店です。
Gエリア
二階建ての建物の下に地下エリアがあります。
建物自体はFと繋がっていて1つの建物なのですが集計するのが大変なので便宜上2つのエリアに区切っています。
ここも中は迷路でかなり苦労しました。
大人一人ギリギリ通れない(笑)位の通路もありますのでご注意を。
店舗数は約89店。
Gエリア地下
昔ここは魚や肉などの生もののお店がいっぱいあってかなり生臭い匂いがした記憶があるのですが、今はお土産屋が中心で多少果物や野菜が売られている程度です。
アジアの市場を感じたいならこの辺りがおすすめです。
店舗数は約17店。
Hエリア
道路の両側にお店が連なっています。
狭い所に疲れたらここでゆったりお買い物が良いかもしれません。
絵画のお店が多いので何も買わずに見てまわるだけならこの辺りがおすすめです。
奥にはモンキーフォレスト通りに抜ける細い道があります。
店舗数は約33店。
トイレ
C建物の階段両脇と、モンキーフォレスト通りを渡った観光案内書の計3か所あります。
写真はC建物のF側階段のトイレです。
有料です。(2000Rp)
トイレに紙はないのですが、入口で言えば貸してもらえます。
比較的綺麗な水洗トイレです。
通りを挟んだ観光案内所のトイレも同じく有料で2000Rpでした。
洗面所もあります。
商品
洋服、水着、下着、アクセサリー、カバン、サングラス、靴サンダル、お香、生地、食器、木彫り、オブジェ、絵画、楽器、置物、かご、凧、生活雑貨、掃除用具、果物、駄菓子、飲み物、布団にクッション、アロマ、ランプ、たばこ、etc….
お土産を買おうとしてここに来たらない物はない!って位に充実した商品の数々。
(※但しこの数あるお店の中から見つけ出せればの話ですが。)
そんな中から気になった商品をいくつか紹介してみたいと思います。
インテリアやオブジェの数々。
1mを超える大きな物からちょっとした小物まであります。
左)南国なのにサンタクロース? 右)ウクレレ。ちょっと弾いてみましたが音程あやしい・・・。インテリアですね。
サンダルはおすすめです!細かいビーズ等で細かく装飾されています。
綺麗な花形キャンドルとキャンドル入れ
洋服がディスプレイされていたので、試しに全部セット(洋服、帽子、ネックレス、カバン、ベルト)でいくら?と聞いてみたのですが8000円から交渉スタートだそうです。
安いのか?高いのか?
左)自分が最近買ったズボンと同じのがあったのでつい撮影。生地が薄くて涼しいのでお気に入りです。
ちなみに300円位で買いました。ここではいくらで買えるのか?!
右)お化粧直しの神様。
こいのぼりならぬアロワナのぼり!
本格的な楽器も売ってます。
値段交渉に挑戦!
最後にバリ島お土産の人気商品”ガムランボール”でどこまで値切れるのかチャレンジしてきました。
観光客としてバリに訪れていた頃(かなりヘビーなリピーターでした。)よく友人に頼まれてこのガムランボールをお土産に買いました。(専門店で3000円位だった記憶があります。)
この日は数店値段交渉にチャレンジしたのですがその中で1番値段が下がった時のやりとりです。
交渉はもちろんRpですが、わかりやすく円で表示します。(1円=100Rp計算です。)
自分:これいくら~
店員:3000円だよ。
自分:これ偽物でしょ?安くしてよ!
店員:本物だよ。1500円でいいよ。
(なぜ本物なのに半額に下がった?)
自分:高いよ~今日そんなにお金持ってないよ!
店員:じゃあ800円でいいよ。
(なぜかまた半額に。)
自分:バリに住んでるからローカルプライスじゃないと買えないよ!
店員:じゃあ500円で最後だぞ!
(やった^^)
自分:給料安くて毎日50円のナシゴレンしか食べてないのに、それじゃ10回食べれるよ。この取材でお店紹介したら日本人のお客さんいっぱい来るかもよ。何故かというと、あーだこーだあーだこーだ・・・
店員:じゃ今回だけ300円!
自分:サンキュー!また後で来るね~(そんだけ値下げしといて買わんのかい(笑)!)
この後”あの店は300円だったぞー”っと他の店も交渉しましたがどこも”そんな値段じゃ売れるわけないだろ!”って対応でした。当たり前か。
参考になりましたでしょうか?
取材を終えて
ウブド市場の広大さと商品の品揃えの豊富さを少しでも感じていただけたでしょうか。
ここではいたる所で観光客とお店側での値引き合戦が繰り広げられていて活気にあふれています。
是非このレポートの地図を片手にお店まわりをしてみてください。きっとお目当ての商品が見つかるはずですよ。
※体験内容等は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。