2009年10月30日、プマクサン・バロン・デンジャラン舞踊団を取材してきました！前回取材レポートでご紹介したサハ・デハ舞踊団と 同じく、バトゥブラン村で毎日公演しているグループです。バロンダンスはストーリー自体は同じでどこも一緒ですが、色んな舞踊団のバロンダンスを見ている と、ステージの広さやガムラン演奏、ダンサーの踊りのレベルなど、やはり細かいところが違っているのが分ります。バロンダンスは今回で５回目、小西が行っ てきました♪
ステージの様子～余興
9時30分に到着！会場は石彫りが見事なブセ寺院のとなりです。皆さん思い思いに写真を撮っています。 寺院前でバリニーズガールとの記念撮影サービスも。ダンス終了後にフレーム付きで販売しています。
こちらの受付でチケットを購入。10月30日現在Rp.80,000です。日本語の案内も置いていますよ。 客席はかなり広い！前半分が竹椅子、後ろ半分は長椅子です。飲み物の販売などはありません。
早々とトイレチェック！建物を出て裏手にあります。
うーん、ティッシュは置いてありますが、ちょっと汚いですね。
ガムランがスタート。今回、ガムランのレベルが高くて驚きました！人数も22人と多く、何重奏もの高い音色が心地良い響きです。
お約束の小芝居。バロンと猿が登場です。続いて約10分のウェルカムダンス。
本編・バロンダンス
召使い２人組。死神から、サデワ王子が生けにえになると告げられます。
王子の母親である女王（左）と、サデワ王子（右）。２人は不幸な運命を悲しんでいます。
王子を助けようとする首相（左）ですが、死神の使いである魔女に呪いをかけられ、王子を捕えます。
死神の家の前に縛り付けられたサデワ王子。
そこへシヴァの神が現れ、王子を不死身の体にします。僧侶のような服を着ていますね。
死神が登場！竹馬に乗ってどーんと出てくる姿は迫力です。
白、赤、黒の衣装に身を包んでいます。
死神は王子を生けにえにしようと思いますが、王子が不死身の体になったのを見て敗北を認め、王子に自分を殺すよう頼ました。
死神が天国に行ったあと、死神の弟子カレカが同じようにしてほしいと頼みますが、王子は応じません。カレカは鳥に変身して戦います。
王子に敗れたカレカは、最後の力で悪魔の女王ランダに変身します。 ここから他のバロンダンスとはちょっと違う展開になりました。バロンの味方である戦士たちが全員ランダの呪いで倒れてしまいました！
そこへ僧侶が登場。聖水を戦士たちにふりかけ、何かおまじないを唱えていると・・・。
戦士たちが起き上がり、短剣を自分の胸に突き刺すクリスダンスがスタート！けっこう長い間踊っていましたよ。バロンが登場して戦士たちは我に返り、ダンスは終了です。
取材を終えて
前回行ってきたサハ・デワ舞踊団と同じバトゥブラン村、同じ時間帯、同じバロンダンスということで、大きな違いはありませんでした。どちらかというと、プマクサン・デンジャランの方がこじんまりとしており、お客さんが少なめで、外国人よりも国内からの観光客が多いような印象です。
ですが、ガムラン演奏のレベルは高くて良かったです！旋律をリードする竹笛がまた上手で聞き入ってしまいました。
ステージ隣にあるブセ寺院は中に入ることができませんが、さすが石彫りのバトゥブラン村だけあり、門は見事な彫刻が施されています。また、開演前に寺院前 で撮影した記念写真は、ダンス終了後に受付で購入することもできます（右写真）。フレーム入りでRp.35,000。もちろん無理に買う必要はありませ ん。