2013年1月12日、独自のマッサージが疲労回復に効果抜群と噂のインコバリに行ってきました。インコバリのメニューはたったの2種類。インドネシアで商標登録もされているオリジナルの“ハウスホールド・タイ式マッサージ”と、オプションのイヤーキャンドルです。このラインナップが、マッサージへのこだわりと情熱を感じさせますね。バリ島で本格指圧マッサージを受けるのは初めてのムナコが、わくわくしながらお邪魔しました!
到着&館内のようす
朝9時、送迎車がジンバランのヒロチャンオフィスに迎えに来てくれました。
車内はエアコンが効いていて、清潔感も問題なしです。
インコバリは、オレンジ色の瓦屋根がローカルな印象の2階建ての建物です。
車を降りたところで、スタッフの方が
「おはようございます」と日本語で出迎えてくださいました。
扉を入ってすぐ横のカウンターからも、受付の女性から「おはようございます」と声がかかります。
指圧の専門店と聞いて病院のような雰囲気を想像していましたが、館内はアジアンテイストのインテリアが散りばめられて賑やかな空間でした。
バリらしい応接セットが2組置かれた 広いロビーで、まずはウェルカムドリンクをいただきます。
コーヒー(甘く調味済み)、ジンジャーティー、テ・ボトル、
アクアグラスの4種類から選んでいただけます。
ムナコはジンジャーティーをオーダーしたところ、かなり薬効がありそうなピリ辛味でした!
ロビーの壁にある赤くて派手な扉はなんだろうと思ったら、こちらがトイレ。
男女別に分かれています。
内部は消毒薬のにおいがきつく、逆に悪臭になっていたのが少し残念でした。
ですが掃除は行き届いていて、トイレットペーパーも完備されているので使用に問題はありません。
洗面台には大きな鏡があり、女性の方はこちらで髪型やお化粧の手直しが出来そうです。
少し館内を探検してみましょう。
中国の掛け軸に描かれていそうな壺とお花の飾られた
廊下を通り・・・
こちらはスタンダードルームです。
インコバリにはこのような大部屋のスタンダードルームが
5室あり、一部屋には最大40床のベッドが並びます。
施術の際はカーテンの仕切られますが、もっと落ち着いてマッサージを楽しみたい方には、プラス$5で利用できるVIPルームがおすすめです。
VIPルームはスタンダードルームから隔離された扉の奥にあります。
2名用から4名用まで、全部で11室のVIPルームはプライベート感たっぷりです。
施術準備
今回の取材では、4人用のVIPルームを使わせていただきました。
他のVIPルームはもっと照明が落とされていて眠気を誘うムードでしたが、こちらのお部屋は窓から日が差し込んで明るい雰囲気でした。
施術は、ベッドの上に用意してあるパジャマに着替えて行います。
予めセットされていたパジャマには『L』の表記が・・・案の定少し大きめ。
パジャマのサイズは『M』から『XXXL』まであるので、セットされていたものが
どうしても身体に合わない時は取り換えてもらうといいでしょう。
室内に鍵付きロッカーのようなものは特にありません。
私は部屋の隅にあったフックに洋服を掛け、スツールに荷物を置きました。
貴重品が心配な人は、枕元に置くのも手だと思います。
施術開始
インコバリのおすすめポイント ノンオイルの本格マッサージ![]()
東南アジア各国の伝統マッサージに、気功やヨガ、スポーツマッサージまでさまざまなテクニックを取り入れたオリジナルのマッサージがインコバリの売りです。 身体機能の回復や美容効果など、このマッサージによって受けられる恩恵は広範囲に及ぶのだとか。 本日お世話になるジャティさんは、今年で19歳のまだ若いテラピスト。ですがインコバリでのマッサージ歴はすでに3年を数えるそうです! インコ在籍のテラピストの多くは、見るからに腕の太いおばさんマッサージ師です。その中ですらりとした彼女はひときわ華奢に映ります。 しかし16歳からプロのマッサージ師としてやってきたキャリアは伊達じゃありません。これからお手並み拝見いたします!
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ふかふかのマットレスに横になると、まずはおしぼりで足を拭きながら軽くマッサージ。
足の甲を重ねて倒すこの動作は、前回の取材タラガスパのバリニーズ・ウリット・マッサージでも経験しました。
インコバリではタラガスパよりもさらに体重をかけて深く筋を伸ばします。目的はリラクゼーションよりも、疲労回復や骨格矯正。「やっぱり本格派なんだ♪」と期待が高まります。
テラピストの“絡み”が多いのもインコマッサージの特徴。
パリスパの一般的なマッサージではテラピストは主に手だけでマッサージしますが、ジャティさんは自分の膝に私の足を挟んで姿勢を調節したり、足で踏んで圧迫したりと全身を使います。
バリニーズマッサージが「流す」マッサージなら、
インコマッサージは「押す」マッサージ。
ゆっくりと深く押す動作は、ストレッチのような気持ちよさです。
ムナコが「痛たたたたた!」となった箇所は足裏と膝の2個所のみでした。毒素が溜まっていたのでしょうか??
さまざまな手法で揉み解され、身体があたたまってきたところでインコマッサージならではの大技も繰り出されます!
テラピストの膝にこうやって足をついて・・・
↓↓↓↓こう!!
こんな姿勢初めてとりました。背骨が頭の重さから解放されています!!
もちろん、繊細な技だって忘れません。
手のひらのツボに効いている感じがします♪
それにしてもジャティさんは指先の力までとても強くて
びっくりしました。
いろいろと派手に姿勢を変えるので
疲れそうにも見えますが、私はほぼ寝そべっているだけで、テラピストのなすがまま。
ちからが抜けて、全身がぐにゃぐにゃになっていくのが分かります。
テラピストとのコミュニケ―ションはインドネシア語か簡単な英語です。
ジャティさんは時折「OK?」と強さを訊いたり、「サキッ?(痛いですか?)」と声を掛けてくれました。
ローカルのマッサージ店に行くときは、「サキッ(痛い)」だけ覚えていくと安心だと思います。
ヘッドマッサージをするときは、枕を当ててテラピストにからだを預けます。
そしてヘッドマッサージの姿勢から
上体を倒して・・・
こんな風に持ち上げます!
あとはテラピストの膝の上で、背中を反らしたまま脱力。
ジャティさんが耳元で「リ~ラ~ックス・・・」と囁きます。 ゆらゆらして、無重力のような不思議な心地でした。
その後細々とした矯正を受けて、ハウスホールドマッサージ終了。
オイルフリーの施術なので、シャワーなどは浴びずにそのまま着替えます。
施術後は、先程のロビーにてもう一度ドリンクを
いただくことも出来ます。
本日はありがとうございました!
取材を終えて・・・
独自の商標登録マッサージときいて、ずっと気になっていたインコバリ。今回の取材では、カメラには収めきれない様々なテクニックを堪能しました!
アクロバティックな姿勢をとったりするので見た目は派手ですが、動作はすべてテラピスト任せなので自分自身に疲れはきません。それどころか整体にありがちな施術後の倦怠感もなく、身体が軽くなりました。揉み返しもないのがすごいですね。
指圧マッサージには「痛そう」とか「ボキボキいうのが怖い」というイメージもありますが、インコのマッサージはおおむねスローな調子で穏やかに受けられましたよ。ムナコは日本ではカイロ整体院によく行っていましたが、そこに比べてインコは施術後の体力の消耗が少ない気がしました。これなら、バリ島観光の途中で気軽に立ち寄れると思います。
※本レポートは体験時の情報に基づき作成しております。 金額、内容、スケジュール等は予告無く変更される可能性がございますのでご了承ください。 また、レポート内容には体験者の主観的な意見・感想が含まれていますが、全ての方にこれを保証するものではありませんので、あくまで参考としてご利用下さい。