2013年6月15日、『水の宮殿』を意味するタマンサリ ロイヤルヘリテイジにお邪魔しました。古代のジャワ王族が瞑想や淋浴をしていた王宮をイメージして作られたスパです。インドネシアの大手コスメティックメーカーのムスティカラトゥによるプロデュース。トリートメントに使っているマテリアルもすべてムスティカラトゥのものです 。ミスユニバースが訪れたことでも有名なこちらのスパは、きっとセレブな気持ちになれそう♪と期待を込めてユッキーが取材してきました!
タマンサリ ロイヤルヘリテイジへ・・・
タマンサリ ロイヤルヘリテイジの送迎車は、掃除の行き届いた7人乗りの車です。
ドライバーはみんな多少の日本語ができるので安心です。
正面玄関です。静かな住宅街にあるタマンサリ ロイヤルヘリテイジです。 中に入る前から、キレイ!と叫んでました。
玄関の前にある花壇も手入れが行き届いています。早く中に入ってみたいと思わせてくれる外観でした。
ロビー
それでは、早速中に入ってみましょう♪
玄関の扉をあけると、レセプションのスタッフが「いらっしゃいませ」と笑顔で迎え出てくれました。
中に入るとアロマのいい香り。
タマンサリ ロイヤルヘリテイジでは、15種類のアロマの中から日替わりで香りを選び、ロビーで焚いています。
蒸し暑い日、肌寒い日など、その日の天候や温度に合わせて違った香りでゲストを迎えます。
ちなみに本日は午前中に雨が少し降っていたので、フレッシュな気持ちになるようにとシトラスのエッセンシャルオイルを焚いてくれていました。
ロビーに入ると目につくのが大きな木とレセプションです。
ソファや、室内に配置されたオブジェなど、あらゆるものに高級感が漂っています。
ソファは3つあります。
お客様のプライバシーが漏れないようにと、それぞれ離れたところに配置されています。
ロビーにあるショーウィンドウには、タマンサリ ロイヤルヘリテイジをプロデュースする大手コスメメーカー、ムスティカラトゥのプロダクトが陳列されていました。
スパ内で使われているエッセンシャルオイルもこちらで購入することができます。
ウェルカムドリンク&カウンセリング
嬉しいウェルカムドリンクは、とっても濃い味のレモンティでした。
ボディマッサージには、ソーヤビーンがベースになったオイルを使います。
カウンセリング時に15種類のエッセンシャルオイルの中から好みのものを3種類まで選び、それをオイルに配合。自分の好きな香りに調合してくれます。
ボディマスクも3種類の中から選びます。
アボガドは老化防止、マンギル(植物)はハリを取り戻し、バンコアンはホワイトニング効果があります。
ゲストリレーションの方が日本語で丁寧に説明してくれました。
私は使ったことのないマンギルを選択しました。
コースの説明の後に、マッサージの強弱の希望や、妊娠はしているか、体調はどうかなど、細かくカウンセリングシートに記入していきます。
すべての説明が終わると、スパからのギフトを手渡されます。
スパギフトは、ヒロチャングループからの予約でタマンサリスパをご利用いただいた方へのスペシャルプレゼントです♪
(※スパギフトの対象期間は2013年6月1日から2013年7月31日までのご利用となります)
ここで受付係からセラピストにバトンタッチです。
タマンサリ ロイヤルヘリテイジのテラピストはジャカルタのトレーニングセンターにて厳しい訓練を積み、そこで試験に合格した人のみが採用されます。
セラピストも必要最小限の日本語はできるので安心。
アヤさんに案内され、ロッカールームに移動しました。
ロッカールームは2つあります。
他のお客様と重ならないように、常時使い分けしているようです。
ロッカーは鍵付きで、中にはハンガーが2つ用意されていました。服がしわにならないように配慮されています。
下の段には靴を収納できるようになっています。
あらかじめロッカーの中に用意されていたバスローブに
着替えました。 すごく柔らかい素地で、着心地が良かったです。
ロッカールームからトリートメントルームへ行く途中には、アクアジェットプールがありました。
通常のお風呂より少し低いくらいの温水に設定されています。
からだの中の気になる部分にジェットから出る水圧を当てることで、ダイエット効果があります。
また、石像のヴィーナスが持つ瓶から出ている打たせ湯は、コリを取るのに効果的です。
プールサイドにはフットリフレクソロジーの専用スペースもあります。
セミオープンエアになっていますので、開放感があってとても気持ちいいです。天蓋付きのチェアが高級感を醸し出しています。
こちらも同じく、リフレクソロジー専用のスペースです。
上の写真のスペースが満席の際に使用されます。
トリートメントルーム
いよいよトリートメントルームに入ります。
案内されたのはシングルルームです。
シングルルームといっても広さは十分で、間接照明に照らし出された室内は高級感たっぷりです。
ホテルのスパにも引けをとらない、それ以上かもしれない、とにかくお姫様気分になれそうなお部屋です。
フラワーバスの時に入るバスタブです。
一人ではいるには十分な大きさです。
バリ風のレリーフで飾られていて、エレガントな雰囲気です。
バスタブの後ろにはシャワールームがあります。
よくお掃除されていて、清潔感もばっちり!シャンプーとボディソープが備え付けられていました。
トリートメントベッドの下には、バリらしいフラワーボウルも置かれています。左の写真はマッサージのオイルを温めるバーナーですが、こちらもレトロな雰囲気が素敵。
ツインルーム
2名様で来られた場合は、ツインルームに案内されます。
ツインルームにあるバスタブは、2人でも十分すぎるほどの大きさです。
トイレ
トリートメントルームの中にはトイレがないので、使用の際はロッカールームの中にある個室まで移動することになります。2部屋のロッカールームそれぞれにひとつずつ備えられています。
トリートメントが一区切りつくごとに、セラピストは「トイレは大丈夫ですか?」と尋ねてくれます。
トリートメント開始
今日担当していただくことになったセラピストのアヤさんです。
出身はバリのお隣ジャワ島にある古都、ジョグジャカルタ。
インドネシア首都のジャカルタで6か月のトレーニングを終えた後、バリ島のタマンサリ ロイヤルヘリテイジに勤めて一年半になるそうです。
日本語も少し出来る、笑顔を絶やさないセラピストです。
本日はよろしくお願いします。
本日の体験メニュー ◆ヒーリング・オブ・ザ・ハート (300分)◆
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リラクシング・アロマティックフットバス
アロティック・フットバスはぬるま湯を張ったボウルに花びらとレモンを入れ、足を簡単に洗ってくれます。少しですが足の裏も揉んでくれました。レモンのリフレッシュ効果で、すっきりとした気持ちでトリートメントを開始します!
トラディショナル・バリニーズ・マッサージ
フットバスのあとはさっそくバリニーズマッサージのスタートです。最初はオイルを使わず、サロンの上からのストレッチで始まります。
ひとつひとつの動作のたび、「痛いですか」と日本語で声をかけながらのマッサージでした。
ストレッチが終わった後で、楽しみにしていたオイルの登場です。
マッサージに使うオイルは、受付時に選んだ3種類のエッセンシャルオイルを温め、タマンサリ特製のマッサージクリームと調合します。
オイルだけではたまに滑りが悪いことがあり、お客様に痛い思いをさせてしまう可能性があるので、対策としてマッサージクリームを混ぜています。
ちなみにユッキーが選んだのはチュンパカ、サンダルウッド、イランイランの3種類。
自分で選んだ好きな香りのオイルでマッサージすることは、最も効果的なストレス解消法だそうです。好みのオイルをトリートメントルームの中で調合してくれるというのも、他のスパにはない贅沢なサービスです♪
セラピストがオイルを火にかけた瞬間、いい香りがパッと部屋中に広がり幸せな気分になれました。
温めたオイルを使って、足→肩と順に進んでいきます。マッサージクリームが配合されているので、感触はとてもなめらかです。
バリニーズマッサージの基本を押さえた、そつのない手つきがアヤさんの持ち味です。
カウンセリングシートに記入する際、特に強く施術してほしいと書いた肩甲骨は、希望通り強くしっかりとマッサージしてくれました。
頭のマッサージで仕上げをし、バリニーズマッサージは終了です。
パパイヤ・エンザイム・ボディポリッシュ
マッサージが終了すると、お次はパパイヤ・エンザイム・ボディポリッシュ。これはジェル状のスクラブです。
スクラブが頭に付かないように、シャワーキャップを頭にかけてから施術します。
パパイヤの香りがするかな?と嗅いでみましたが、ほとんど匂いはなかったです。
タマンサリ ロイヤルヘリテイジでは他にジャワニーズルルール、チョコレートスクラブ、パンダンワンギボディスクラブといったスクラブを扱っていますが、あたためて使用するのはこちらのパパイヤ・エンザイム・ボディポリッシュのみ。
通常の冷たいスクラブは、お肌につけた瞬間ヒヤリとしてびっくりさせられますが、あたたかいスクラブはリラックスして施術を受けられました。
スクラブには細かく砕いた貝殻の粉が配合されていて、古い角質を取っていきます。
貝殻の粉はとても細かい粒子になっていて、なめらかにお肌の汚れを取り除いていきます。
同時に、ポリッシュに含まれるビタミンがお肌に吸収されます!
スクラブは塗った後5分間放置し、そのあと手でこすり落とします。
ボディマスク
次はボディマスクです。今回ユッキーは、ハリを取り戻す効能があるというマンギルを選びました☆
お湯で溶いたマスクを刷毛で塗っていきます。
アヤさんの動作は常にとても丁寧で、マスクを肌に塗る手つきからも、ゲストの肌をいたわるホスピタリティが滲み出していました。
このマンギルのボディマスクですが、素材となるイモをそのまま乾燥させて砕いたような、独特の香りがします。
自然の恵みでキレイになる、身体に嬉しいトリートメントを満喫できました。
インドネシア伝統のビューティーメソッドとは、天然の成分を最大限に生かすこと。ムスティカラトゥとタマンサリスパもその精神を引き継いで、ナチュラルなプロダクトにこだわっています。
ミルクフラワーバス
マスクを塗り終えると、そのままシャワーで洗い流します。
お湯のでるシャワーブースはベッドルームと壁で仕切られているため、ベッドを整えているセラピストを気する必要はありません。
ボディマスクを流した後は、ミルクフラワーバスにてリラックスします。
このフラワーバスはバラ尽くし♪
バスタブに浮かべた花びらはすべてバラで、お湯にはローズのエッセンシャルオイルを投入しています。
すべてバラの花びらを使っているスパはバリ島でも貴重です。
タマンサリ ロイヤルヘリテイジのフラワーバスでは、ゴージャスなお姫様気分を味わえます。
オレンジジュースとスイカが運ばれてきました。
入浴中に味わうジュースとフルーツは、さっぱりとして美味しいですよ。
フェイシャル

フラワーバスが終わった後は、フェイシャルです。
お部屋に用意してあるチューブトップのワンピースを身に着けて、専用のフェイシャルルームに移動しました。
タマンサリ ロイヤルヘリテイジではすべて手作業のトラディショナル・フェイシャルではなく、トリートメント行程にマシンを取り入れているため、専用のフェイシャルルームを3室用意しています。
フェイシャルルームには2台のトリートメントベッド、マシンとスチーム、ライトが置いてあります。
バリ島のスパとは思えない、最新の美容クリニックのような設備が揃っていました。
フェイシャルに使用するマテリアルは、お肌のコンディションによって3種類の中から選べます。
◇ヒマワリエキス・・・アンチエイジングフェイシャル。お肌に潤いとハリを与える。
◇海藻エキス・・・汚れを取り除き、肌の再生に効果が高い。きめを整えみずみずしく生き返らせる。
◇レモンエキス・・・毛穴の引き締め、ニキビを予防する。オイリー肌の方にオススメ。
今回ユッキーは、アンチエイジング効果のあるヒマワリエキスのフェイシャルをチョイスしました。
まずムスティカラトゥのクレンジングクリームをたっぷり塗って、汚れを落とします。
その後、お湯を含ませたスポンジで拭き取っていきます。
このスポンジは使い捨てです。衛生面にもきちんと気を使ってくれて嬉しいですね!
ローズウォーターを含ませたコットンを目の上におきます。
これは目のリフレッシュとストレスの解消にもなるそうです。
クレンジングの後はホットタオルで顔を蒸します。その後、ヒマワリエキスの含まれたクリームを使ってピーリング。クリームを塗って汚れを落とします。
ピーリングが終われば、次はスチームを使って毛穴を開かせます。温かい蒸気が少しの間顔にかかってきます。
毛穴が開いて汚れが取りやすい状態になったら、次にスキンディープクレンジングです。
ローズウォーターをたっぷり塗り、その上から専用のマシンを使って 毛穴の汚れを丁寧にとっていきます。
バリ島では珍しい、マシンを使ったフェイシャルトリートメント。
ユッキーが初めて見るマシンもありましたが、施術のまえにはセラピストが必ず、これからすることを説明してくれるので安心できました。
肌の表面に一定の方向で金属のヘラを滑らせ、皮膚の黒ずみをきれいにしていきます。
このマシンのスゴイところは、広げてクリーニングした毛穴を引き締める機能もついていること!
汚れをとった後で今度は反対向きにヘラを滑らせ、毛穴を閉じます。
次は、ムスティカラトゥ製のヒマワリクリームを使ってマッサージをしていきます。
知らず知らずのうちに溜まっている、顔の疲れがほぐれていくのがわかりました。
頬を下から上にあげてのリフトアップなど、いろんなテクニックを駆使してマッサージをしてくれました。
次は、セルム・ガルファニックというマシンを使用し、顔にある雑菌を取り除いきます。ビオリフトというクリームを下地に塗ってからオレンジ色のランプを当てていきます。
殺菌といってもビリビリと電気が走ったりという危険はなく、ガラスの棒を顔に当てられているという感触でした。
お肌の殺菌が終わると、次はアイジェルを目元に塗って目にハリを与えます。
次にパックです。バンコアンのフェイシャルマスクを顔やデコルテ部分に、たっぷり塗っていきます。
バンコアンは美白成分のあるイモで、インドネシアでは古来から美容のために使われています。
刷毛を使って丁寧に、デコルテ部分までパックしてくれるのは嬉しいですね!
パックが乾くまで待つ間にも、セラピストは手を休めずにフットマッサージをしてくれました。
使用するのはタマンサリ・オリジナルのボディローションです。
パックが乾いたら、水を含ませたスポンジを使って綺麗に落としていきます。
最後は、スキントナーとモイストレーションジェルでお肌を整え、フェイシャルの終了です。
クリームバス
フェイシャル専用のルームから、ロビーの近くにあるクリームバス専用のサロンまで移動します。
こちらがサロン。とてもきれいでノスタルジックな高級感があります。
クリームバスで使用するシャンプーやクリームももちろん、タマンサリ ロイヤルヘリテイジのオリジナル商品です。すべてにグリーンココナッツエキスが配合されています。
一台のみのシャンプー台に座り、まず髪を洗うところからはじめます。
このタイプの椅子はシャンプー中も首が痛くならないのでグッド。
頭皮のマッサージをしながら丁寧に洗い流してくれます。
グリーンココナッツのエキスが入ったたっぷりのクリームを頭皮につけ、マッサージをします。
少しずつ丁寧に手順を踏みます。
頭皮のマッサージの時も、セラピストは「痛くはないですか」
と気を遣ってくれました。
クリームを髪になじませている間、ハンドマッサージをしてくれます。
そのあとはスチームで10分ほど髪を蒸らしてうるおいチャージ。
スチームの後、クリームを丁寧に流し落とし、シャンプーとコンディショナーをします。
最後は、ヘアードライ+ブローで仕上げます。
セミドライ、ノーマルドライなど希望がある場合は、日本語で伝わります。
軽食&オレンジジュース
最後に、スナックとオレンジジュースをいただきます。
ちきんとお手入れされたガーデンに、2人掛けテーブルが4セット用意されたスペースがあります。
このスペースはジャムースタンドと呼ばれ、今回のように軽食や、別コースに含まれるインドネシア伝統の漢方ドリンク“ジャムー”をいただくことが出来ます。
スナックは出してもらうタイミングを自分で決めることができ、フラワーバスに入りながらでも食べることができます。受付時に希望を聞かれるので、お申し付けください。
スナックは、タマンサリ ロイヤルヘリテイジのオーナーがジャカルタで展開しているデリのオリジナル商品、チキンボールです。
揚げたてのアツアツで出てきました。チキンナゲットをもっとジューシーにしたような食感でおいしかったです。
ユッキーは気に入ってしまい、買って帰れるか聞いたぐらいです(笑)
雨の日は、ロビーにてお召し上がりいただきます。
トリートメントがすべて終わりました。
あっという間の5時間でした。
最後はロビーで日本語のアンケートを記入して終了です。
今日は一日ありがとうございました。
取材を終えて・・・
店の名前”水の宮殿”という意味が、今回体験して本当に実感できました。 本当にジャワ王族のお姫様になった気分を味わえました。
感動したのは、「私だけのスパトリートメント」を作っていけること。トリートメントに使うすべての素材に気を遣い、本当に自分に合ったものを選ばせてくれるという、ゲスト本位のサービスが充実しています。
オイルも15種類のオイルから3種類選べ、その場でテラピストが調合してくれるなど、なかなか見ることのできない技ですよね。
使っている商品もすべて、インドネシア大手のコスメティックメーカー”ムスティカラトゥ”の自社製品ですので、安心できます。
ゲストのプライバシーを完全に守ってくれてるのもありがたいです。受付から着替えのロッカー、すべてについて他のお客様とは一緒にならないような気配りも、タマンサリ ロイヤルヘリテイジならではなのかなと思いました。
テラピストも受付係の人もみんな少しの日本語はできるので、言葉の面でも安心です。
本当に訓練されて選び出されたスタッフを使っているんだなぁと感じました。
タマンサリ ロイヤルヘリテイジのスタッフの方々、アヤさん、今日は本当に素敵な時間をありがとうございました♪
お姫様になりたい方はぜひオススメですよ。タマンサリ ロイヤルヘリテイジは、贅沢な空間用意して待っていてくれます。
※体験内容・価格は予告なく変更される場合があります。また、本レポートには取材者の主観的な意見が含まれていますが、全ての方にこれを保障するものではありません。あくまで参考としてご利用くださいませ。